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全部の記事に同じ特典を置くほど、登録は増えません|よく読まれている記事ごとに「続きの特典」を置く5つの手順

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ブログを続けていると、少しずつ読まれる記事が増えてきます。検索から毎日のように人が来る記事もある。それなのに、記事の最後に置いた無料特典の登録は、ほとんど増えない。こういう状態の方は多いのではないでしょうか。

このとき、多くの方は「記事の質が低いのかもしれない」「もっと記事を増やさないと」と考えます。でも、原因はそこではないことがほとんどです。

結論から言うと、登録が増えないのは、どの記事にも同じ特典を置いているからです。読者は、今読んでいる記事のテーマに関心があって、そこにいます。その関心とずれた特典を出されても、「今はいいか」と閉じてしまう。記事ごとに、その記事の「続き」になる特典を置くと、同じアクセスのままでも登録は変わります。

この記事では、同じ特典では登録されない理由、記事ごとの特典の考え方、手間をかけずに始める5つの手順、特典の種類の選び方、そして登録のあとの流れを解説します。

どの記事にも同じ特典では、登録されない

まず、なぜ同じ特典だと登録されないのかを整理します。

たとえば、「ブログの記事タイトルの付け方」という記事を読んでいる人がいたとします。その人は今、タイトルの付け方を知りたくてこのページにいます。記事を読み終えたところで、「起業の全体像が分かる無料の資料」を案内されたらどうでしょうか。

起業の全体像とタイトルの付け方は、まったく無関係ではありません。ただ、この人が今知りたいことからは遠い。「そのうち読むかもしれないけど、今じゃない」と感じて、登録せずにページを離れます。

読者の関心がいちばん高いのは、今読んでいる記事のテーマについてです。特典の中身が記事のテーマから離れるほど、登録は減ります。 ブログ全体に同じ特典を1つだけ置く形は、どの記事の読者にとっても「少しずれた特典」になりやすいのです。

記事ごとの「続きの特典」とは

そこで考えたいのが、記事ごとに、その記事の内容と直接つながる特典を用意するやり方です。

さきほどの例なら、「記事タイトルの付け方」という記事には、「そのまま使えるタイトルの型の一覧」や「タイトルを付けたあとに見直す点のチェック表」を置きます。記事を読んで「やってみよう」と思った瞬間に、それをすぐ実行できる道具が手に入る。読者から見れば、断る理由がほとんどありません。

私はこれを「続きの特典」と呼んでいます。記事で考え方を伝え、特典で実行を助ける。記事と特典が一続きになっているので、登録が自然な流れになります。

無料特典そのものの条件については、無料特典に欠かせない4つの条件で詳しく書いています。記事ごとの特典も、この条件を満たしていることが前提です。

手間をかけずに始める5つの手順

「記事ごとに特典を作るなんて、手が回らない」と思われたかもしれません。全部の記事に作る必要はありません。次の5つの手順で、小さく始めます。

  1. よく読まれている記事を数本選ぶ:アクセス解析で、ここ数か月よく読まれている記事を上から数本だけ選ぶ
  2. 読者が次にやりたいことを考える:その記事を読み終えた人が、次に何をしようとするかを書き出す
  3. 記事を土台に特典を作る:ゼロから作らず、記事の中身を実行しやすい形に作り直す
  4. 記事の早い位置に案内を置く:最初の見出しのすぐ下あたりに、目立つ枠で案内する
  5. 1本で試して、他の記事に広げる:まず1本で登録の変化を確かめてから、残りの記事に広げる

1つ目で数本に絞るのは、アクセスの多くが一部の記事に集中していることが多いからです。読まれていない記事に特典を作っても、登録はほとんど増えません。よく読まれている記事から手をつけると、少ない手間で大きな変化が出ます。

3つ目の「記事を土台に作る」も大事です。特典を別のテーマで一から作ろうとすると、完成までに何週間もかかります。記事の中身を、手元に置いて使える形に変えるだけなら、短い時間で作れます。資料の仕上げ方は、見た目より中身を先に一か所に書き出すのがコツです。

4つ目の置き場所は、意外と見落とされます。記事の最後にしか案内がないと、最後まで読まずに離れた人には届きません。導入を読み終えて関心が高まったところで、一度案内を出す。記事の最後にもう一度置く。この2か所で十分です。

特典は「読者の3つの気持ち」から選ぶ

では、記事ごとの特典は何にすればいいのか。読者が記事を読み終えたときの気持ちは、大きく3つに分かれます。

読者の気持ち 合う特典の例 向いている記事
もっと詳しく知りたい 記事の内容を掘り下げた解説資料、実演の動画、事例のまとめ 考え方や全体像を説明する記事
手間を省きたい チェック表、書き込み用のシート、ひな形、記事の要点をまとめた一枚 手順を説明する記事
あなたのやり方を知りたい 普段使っている道具の一覧、実際の作業の流れ あなたの実践を紹介する記事

いちばん作りやすいのは、2つ目の「手間を省きたい」に応える特典です。手順を説明した記事なら、その手順をそのまま上から実行できるチェック表にするだけで特典になります。「後で見返したい」と思われる記事なら、要点を一枚にまとめたものでも喜ばれます。

大事なのは、特典の種類から選ぶのではなく、記事を読み終えた人の気持ちから選ぶことです。同じチェック表でも、考え方を語った記事に置くと「まだそこまでいっていない」と感じられることがあります。

たとえば、家計の見直しを教える人がいたとします

例で考えてみます。家計の見直しを教えている人がいたとします。ブログの中でよく読まれているのは、「固定費の見直し方」と「子どもの教育費の貯め方」の2本でした。ところが、どちらの記事の最後にも「家計が整う無料メール講座」という同じ案内を置いていて、登録はほとんどありませんでした。

そこで、記事ごとに特典を変えます。「固定費の見直し方」の読者は、今すぐ手を動かしたい人たちです。そこで、見直す順番に並べた書き込み式の表を特典にしました。「教育費の貯め方」の読者は、全体の見通しを知りたい人たちです。こちらには、子どもの年齢ごとに必要になる準備をまとめた一枚を用意しました。

どちらも、記事に書いてある内容を形を変えて渡しているだけです。新しく調べたことは何もありません。それでも、読者にとっては「今ほしいもの」になります。

さらに、どちらの記事から登録した人なのかが分かるので、その後に届ける内容も変えられます。固定費の表を受け取った人には、見直しを進めるときのつまずきを。教育費の一枚を受け取った人には、貯め方の選び方を。登録の入口が分かれていると、読者ひとりひとりに合った話ができるようになります。

記事ごとの特典でやりがちな4つの失敗

ここで、始めた人がよくつまずく点も挙げておきます。

  • 特典を豪華にしすぎる:何十ページもの資料を作ろうとして、いつまでも完成しない。記事の読者が求めているのは、すぐに使える小さな道具であることが多いです
  • 案内の文が記事に埋もれる:本文と同じ見た目で一行書いただけでは、読み飛ばされます。背景に色を付けた枠で囲む、特典の名前を太字にするなど、「ここは特別な案内だ」と一目で分かる形にします
  • 特典の名前があいまい:「お役立ち資料」では、何がもらえるのか分かりません。「固定費を見直す順番の書き込み表」のように、中身と使い道が名前だけで伝わるようにします
  • 置いたまま確かめない:特典を置いたら、実際に自分で登録して、案内から受け取りまでが迷わず進むかを確かめます。リンクの切れや、届くまでの流れの分かりにくさは、置いた本人がいちばん気づきにくいところです

特に最後の確認は、手を抜かないでください。読者は、少しでも迷うと登録をやめてしまいます。登録してもらった直後の画面で何を見せるかも大事です。その考え方は、登録直後に見せるページの戦略で解説しています。

また、始めた後は、特典ごとに登録の数を見比べてください。同じくらい読まれている記事なのに、登録の数に差があるなら、差の出ている特典の名前や中身を、うまくいっている方に近づけて直します。記事ごとに特典が分かれていると、何が効いているのかが見えやすくなるのも、このやり方の良いところです。

登録のあとの流れまで、先に決めておく

最後に、見落としがちなことを一つ。登録してもらったあとの流れです。

特典を渡して終わりにすると、読者との関係はそこで止まります。せっかく関心の高い人が登録してくれたのに、次に何を届けるかが決まっていない。これでは、登録が増えても講座の申し込みにはつながりません。

登録のあとは、次の流れを先に決めておきます。

  • 登録の直後:特典を届けるメッセージを自動で送る。受け取り方と、特典の使い方をひと言添える
  • 数日のうちに:特典を使った人がつまずきやすい点を補うメッセージを送る
  • その先:記事のテーマとつながる講座や個別相談を、押しつけずに案内する

この流れを一度作っておけば、あなたが記事を書いていない日も、登録から案内までが自動で進みます。自動で届くメールの考え方は、ステップメールという自動の営業役で解説しています。

私は、読者の数より、読んでくれる人との関係の方が大事だと考えています。メルマガの読者が約100人の時に月収100万円になったのも、人数ではなく、読者ひとりひとりにとって役に立つものを届け続けたからです。記事ごとの特典は、その関係のいちばん最初の一歩になります。

まとめ

  • 登録が増えないのは、記事の質や数ではなく、どの記事にも同じ特典を置いているから
  • 記事ごとに、その記事の「続き」になる特典を置くと、読者の関心のまま登録してもらえる
  • 全部の記事に作らない。よく読まれている記事を数本選び、記事を土台に特典を作り、早い位置に案内する
  • 特典は、読者の「もっと知りたい」「手間を省きたい」「やり方を知りたい」のどれに応えるかで選ぶ
  • 登録のあとに何を届けるかまで、先に決めておく

まずは、アクセス解析を開いて、ここ数か月でいちばん読まれている記事を1本だけ選んでください。その記事を読み終えた人が「次にやりたいこと」を一行書き出すところから、始めてみてください。