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実績・人脈・資金がそろうのを待つほど、個人ビジネスは始められません|「ないもの」を始めながら育てる考え方と、最初にお金をかける場所

rev-3372 ビジネスモデル
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「何かビジネスを始めたいけれど、資金がありません」。こうした相談を受けることがあります。資金だけでなく、「実績がない」「人脈がない」「特別な才能もない」と、始められない理由がいくつも並ぶこともあります。

私も独立したばかりの頃は、何を発信すればいいか分からず、ブログやSNSを続け、無料相談をしても成約につながらない時期がありました。実績と呼べるものは、何もありませんでした。

結論から言うと、個人ビジネスは、実績・人脈・資金がそろっていなくても始められます。この3つは、始める前に用意するものではなく、始めながら育てていくものだからです。

この記事では、資金・実績・人脈・才能のそれぞれを始めながら育てる考え方と、最初にお金をかける場所・かけなくていい場所を解説します。

資金:大きな元手がなくても始められる

今は、ほとんどお金をかけずにビジネスを始められるようになりました。ホームページ、ブログ、SNSなど、インターネット上の道具をうまく使えば、ほぼ無料で自分のビジネスの土台を作ることもできます。

必要になるのは、次の3つくらいです。

  • パソコン
  • インターネットの環境
  • スマホ

会社を作ったり、事務所を借りたり、大きな借金を背負ったりする必要はありません。最初から大きな金額を投資しなくても、少しずつ進めていけば大丈夫です。

ただし、全部を無料で済ませようとしない

一方で、ビジネスを始める以上、すべてを無料でやろうとするのはおすすめしません。必要な部分には、きちんと投資をする意識を持っておくべきです。

私自身、過去に1,000万円の失敗をしています。お金の使い方は、大きすぎても、小さすぎてもうまくいきません。大切なのは「どこに使うか」を決めてから使うことです。

最初にお金をかける場所・かけなくていい場所

では、どこにお金をかけて、どこはかけなくていいのか。目安を表にまとめます。

かけていい(かけた方がいい) 最初はかけなくていい
道具 仕事に使えるパソコン、安定したネット環境 高価な撮影機材、凝ったデザインのホームページ
場所 自宅の作業スペースを整えること 事務所、店舗、会社の設立
学び 自分が目指す形でうまくいっている人から、順番に学ぶこと 目的の決まっていない講座を次々に受けること
売上の仕組み お客様と連絡を取り、申し込みを受け付けるための最低限の道具 使いこなせない多機能のツール

基準は「その支出が、お客様に価値を届けることに直接つながるか」です。 見た目を整えるためのお金は、売上が出てからでも間に合います。

小さく始めて失敗を小さくする考え方は、リスクゼロで起業出来る時代でも書いています。

実績:最初の実績は、始めてから作る

「実績がないから、お客様に信頼してもらえない」。これは、多くの人が最初にぶつかる壁です。

でも、考えてみてください。今、実績を持っている人も、最初は実績ゼロから始めています。実績は、始めてみなければ生まれません。

実績がないうちにできること

実績がないうちは、次のような形で「最初の一歩」を作れます。

  • 自分より少し後ろを歩いている人に向けて、自分の経験を伝える
  • 知り合いや発信の読者に、少人数・短期間の形でサービスを試してもらう
  • 試してもらった人から、感想や変化を聞かせてもらう

大きな実績でなくてかまいません。「あなたのおかげで一歩進めた」という一人の声が、次のお客様にとっての安心材料になります。

少人数から始めることについては、実績もSNSも商品も未完成な人がチャレンジ企画から始めていい理由で詳しく解説しています。

自分の経験は、思っている以上に材料になる

「そもそも教えられることがない」と感じる方もいるかもしれません。ただ、仕事や生活の中で積み重ねてきた経験や知識は、それを知らない人にとっては価値があります。

自分では当たり前だと思っていることほど、棚卸しをしてみると商品の材料が見つかります。やり方は経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目で紹介しています。

人脈:人脈は、発信と関わりの中で広がる

「業界の知り合いがいない」「頼れる人がいない」という不安もよく聞きます。

でも、最初の段階で、特別な人脈は必要ありません。人脈は、ビジネスを進めていくうちに自然と広がっていくものです。

人脈が広がっていく流れ

人脈は、次のような流れで育っていきます。

  1. 発信を続けると、同じテーマに関心がある人とつながる
  2. 役に立つ情報を届けていると、相談や質問が届くようになる
  3. 誠実に対応していると、お客様や仲間が別の人を紹介してくれる
  4. 同じように個人でビジネスをしている人と、協力し合える関係ができる

どれも、最初から持っている必要はありません。目の前の一人に丁寧に向き合うことの積み重ねで、少しずつ広がっていきます。

名刺の数より、関係の深さ

人脈を作ろうとして、交流会で名刺を配って回る人もいます。それが悪いわけではありませんが、名刺の数がそのまま人脈になるわけではありません。

本当に助けになるのは、あなたのことを理解してくれている少数の人との関係です。 数を追うより、一人ひとりとの関係を深める方が、ビジネスにとっても心強い支えになります。

才能:スキルは、続けるうちに才能に変わる

最後に才能です。「自分には特別な才能がないから」と、始める前からあきらめてしまう人がいます。

でも、最初の段階で特別な才能は必要ありません。ビジネスを始めて、必要なスキルを一つずつ磨いていけば、それはやがて、あなたの才能と呼べるものに変わっていきます。

  • 発信を続けるうちに、伝える力が育つ
  • お客様と話すうちに、相手の悩みを聞き取る力が育つ
  • 商品を改善するうちに、何が求められているかを見抜く力が育つ

才能は、始める前に持っているものではなく、続けた結果として手に入るものです。

「ないもの」を数えるより、「今あるもの」から始める

実績・人脈・資金・才能。どれも「ない」と数え始めると、始められない理由がいくらでも出てきます。

それより、今あるもの(パソコン、スマホ、これまでの経験、少しの時間)から何ができるかを考えてみてください。今あるもので始められる一歩は、必ず見つかります。

小さく始めるときに気をつけたい3つのこと

最後に、元手をかけずに始めるときに、つまずきやすい点を3つ挙げておきます。

1. 生活の土台を先に守る

会社員の方なら、いきなり会社を辞める必要はありません。今の収入がある状態で、空いた時間から始めることができます。生活費に余裕がない状態で始めると、焦りから判断を誤りやすくなります。まずは生活の土台を守ったうえで、小さく始めてください。

2. 始める前の「準備の買い物」を増やさない

ビジネスを始めようとすると、あれも必要、これも必要と、準備の買い物が増えていきがちです。道具や教材をそろえること自体が目的になってしまうと、お金も時間も減っていくのに、ビジネスは一歩も進みません。買う前に、「これがないと、お客様に価値を届けられないか」と自分に聞いてみてください。

3. 「無料だから」で時間を使いすぎない

無料の道具や情報は便利ですが、使い方を覚えるのに時間がかかったり、情報を集めるだけで一日が終わったりすることもあります。お金をかけないことと、時間をかけないことは別の話です。時間も大切な元手の一つだと考えて、使い道を決めておきましょう。

まとめ

  • 個人ビジネスは、会社・事務所・大きな借金なしで、パソコンとネット環境とスマホから始められる
  • ただし全部を無料で済ませようとせず、お客様への価値に直接つながるところにはお金をかける
  • 実績は始めてから作る。少人数に試してもらい、一人の声を次の安心材料にする
  • 人脈は発信と関わりの中で広がる。名刺の数より関係の深さ
  • 才能は、スキルを磨き続けた結果として育つ

まずは、今あるもの(道具・経験・時間)を紙に書き出してみてください。その中から、今週始められる小さな一歩を1つ選びましょう。