ステップメールの配信をいよいよ始めようというとき、「法律の決まりがあると聞いたけれど、何を守ればいいんだろう」「知らないうちに違反していたらどうしよう」と、少し不安になる方は多いです。
結論から言うと、ステップメールで最低限守ることは、「同意した人だけに送る」「同意の記録を残す」「送信者の情報を表示する」の3つです。難しく考える必要はありません。どれも、読者との約束を守る誠実な発信者として、当たり前のマナーに近いものです。
ただ、ステップメールには、普通のメルマガと違うところがあります。一度設定すれば、あとは自動で何か月も送り続けるという点です。つまり、最初の設定に抜けがあると、その抜けがずっと続いてしまいます。
この記事では、3つの義務の要点と、自動で送り続けるステップメールだからこそ配信前に確かめておきたい5つの点検をお伝えします。なお、法律の内容は改正されることがあります。ここでは基本の考え方をお伝えしますので、最新の内容は総務省などの公式の情報で確かめてください。
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この記事の続きとして、登録してくれた人に届く7通のステップメールを、届ける順番に沿ってAIと下書きする方法をまとめました。
ステップメールは「広告宣伝のメール」にあたる
ステップメールは、最終的に商品を販売したり紹介したりするために送るものです。そのため、広告宣伝のためのメールとして扱われ、「特定電子メール法」という法律の決まりを守る必要があります。
法律にはいろいろなことが書かれていますが、メールを送る私たちが日々意識することは、次の3つにまとめられます。
| 義務 | ひとことで言うと |
|---|---|
| 1. 同意 | 受け取ることに同意した人にだけ送る |
| 2. 記録 | いつ・どこで・どのように同意したかを残しておく |
| 3. 表示 | 誰が送っているのか、どう解除できるのかをメールに載せる |
特定電子メール法そのものの考え方や、住所を載せることに抵抗がある場合の考え方は、特定電子メール法の3つの決まりと運用の手順で詳しく解説しています。この記事では、ステップメールを始める前の確認に絞ってお話しします。
義務1:同意した人にだけ送る
広告宣伝のメールを送っていいのは、あらかじめ「あなたのメールを受け取ります」と、自分の意思で同意してくれた人だけです。これを「オプトイン」と呼びます。
次のような送り方はできません。
- インターネット上から集めたメールアドレスに、勝手に送る
- 以前に名刺交換をした相手のアドレスを、本人に断らずに登録する
- 配信の解除を希望した人に、そのあとも送り続ける
基本は、あなたのランディングページから、読者自身の意思で登録してもらうことです。
義務2:同意の記録を残しておく
読者がどのようにして登録したのか、その記録を残しておく必要があります。
- 登録した日時
- 登録した場所(例:〇〇という題名のランディングページ)
- 登録した方法(例:登録フォームへの入力)
万が一、読者から「登録した覚えがない」と問い合わせがあったときに、この記録を示せるようにしておくためです。
「そんなに管理しきれない」と心配になるかもしれませんが、登録フォームから読者が増える場合は、多くの配信システムに登録日時や登録経路が自動で残ります。使っているシステムで、どの情報が残るのかを一度確かめておきましょう。
義務3:送信者の情報と解除の方法を表示する
メールには、誰が送っているのかが分かるように、次の情報を表示します。
- 送信者の氏名(または名称)と住所
- 苦情や問い合わせを受け付ける連絡先(メールアドレスなど)
- 配信を解除できることと、その手続きの方法(解除用のURLなど)
これらは、メールの末尾(フッター)にまとめて載せるのが一般的です。氏名や住所は、メールの本文に直接書かずに、それらを載せたWebページへのリンクを置く形でもかまいません。
個人で活動していると、名前や住所を出すことに抵抗がある方もいます。事務所を借りる、法人を作るといった方法をとる人もいます。ただ、ネットで買い物をするとき、売り手の名前も住所も分からないお店では不安になりますよね。送り主がはっきりしていることは、読者が安心して読み続けるための土台だと私は考えています。
自動で送り続けるステップメールならではの点検5項目
ここからが、ステップメールを始める前に特に確かめておきたいところです。ステップメールは、登録した人一人ひとりに、決めた順番でメールが自動で届きます。便利な反面、設定の抜けに気づきにくいという面があります。
配信を始める前に、次の5つを確かめてください。
| 点検項目 | 確かめること |
|---|---|
| 1. 登録フォームの文言 | フォームの近くに、登録するとメールが届くことが分かるように書いてあるか |
| 2. すべてのメールのフッター | 1通目だけでなく、最後の1通まで、送信者の情報と解除の方法が入っているか |
| 3. 解除したあとの動き | 解除した人に、残りのステップメールや別の配信が届かない設定になっているか |
| 4. 別の流れへの移動 | 購入者向けなど別の流れに移したとき、解除した人が再び配信先に入らないか |
| 5. 手作業での追加 | 手作業で読者を追加するとき、本人の同意と、その記録を残しているか |
特に見落としやすいのが2つ目と3つ目です。ステップメールは通数が多くなるので、途中のメールだけフッターが抜けていることがあります。フッターはひな形として配信システムに登録し、全部のメールに自動で入るようにしておくと安心です。
4つ目と5つ目は、読者が増えてから起きやすいことです。商品を買った人を購入者向けの流れに移したり、セミナーの参加者を手作業で追加したりするうちに、「この人は本当に同意しているか」が分からなくなることがあります。移す・加えるときは、そのたびに同意と記録を確かめる、と最初に決めておきましょう。
また、解除用のリンクは、自分宛てのテスト配信で実際に押して、配信が止まることを確かめておきましょう。解除しにくいメールは、それだけで読者の信頼を失います。解除されることをどう受け止めればいいかは、メルマガは解除されることを恐れないで書いています。
フッターを含めたメール全体の組み立て方は、メルマガの基本の5つのパーツでまとめています。
決まりを守ることは、信頼の証になる
元の記事を書いた時点で、これらの決まりに違反した場合は、行政の処分や罰則の対象になることがあるとされていました。細かな内容は、公式の情報で確かめてください。
ただ、ビジネスにとってそれ以上に大きいのは、読者からの信頼を失うことです。同意していないのに届くメールや、解除しても止まらないメールは、読者にとって迷惑でしかありません。
反対に、同意した人にだけ送り、誰が送っているのかをはっきりさせ、いつでも解除できるようにしておくことは、「私はあなたとの約束を守る発信者です」というメッセージになります。決まりを守ることは、自分を守るためだけでなく、読者に安心して読み続けてもらうための準備です。
まとめ
- ステップメールは広告宣伝のメールにあたり、特定電子メール法の決まりを守る必要がある
- 守ることは、同意した人にだけ送る・同意の記録を残す・送信者の情報と解除の方法を表示する、の3つ
- 自動で送り続けるステップメールは、最初の設定の抜けがずっと続くので、配信前の点検が大切
- 全部のメールのフッター、解除したあとの動き、別の流れへの移動を特に確かめる
- 法律の内容は変わることがあるので、最新の内容は総務省などの公式の情報で確かめる
まずは、自分宛てにステップメールの登録をして、1通目から最後の1通までのフッターと、解除のリンクが動くかを確かめてみてください。それだけで、5つの点検のうち3つが終わります。
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