自分のビジネスで収入を作りたい。でも、「特別な実績もスキルもないから、売れる商品なんて作れない」と感じて、一歩を踏み出せない。時間をかけて作った商品が売れなかったらどうしよう、と不安で手が止まってしまう。そんな方は多いです。
私も独立した頃は、同じように悩んでいました。何を発信すればいいか分からず、ブログやSNSを続けても成約につながらない時期がありました。当時一番欲しかったのは、「これをこの順番でやればいい」という手順でした。
結論から言うと、売れる商品を作るのに必要なのは、ひらめきや才能ではなく、くり返し使える「型(プロセス)」です。型があれば、実績がなくても、あなたの知識や経験を商品に変えていけます。
この記事では、私が情報コンテンツで収益を作ってきた商品開発の流れを、5つのステップのロードマップとしてお伝えします。
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この記事の続きとして、お客様の「今」と「理想」から約束を決め、章立て・台本・教材までをAIと作る手順をまとめました。
なぜ「アイデア」より「プロセス」が大事なのか
商品づくりでつまずく人の多くは、「何を売るか」というアイデア探しに時間をかけすぎています。自分のセンスやひらめきだけを頼りに、頭の中で答えを探し続けてしまうのです。
「ヒット商品は、一部の天才が生み出すもの」。そう思っている方もいるかもしれません。でも、ビジネスで安定して成果を出している人の多くは、ひらめきではなく、決まった手順をくり返しています。
型を持つことには、2つの良いところがあります。
- 再現できる:同じ手順をたどれば、似た結果に近づきやすい
- 2つ目以降が楽になる:一度型を覚えると、次の商品を作るときも同じ流れで進められる
ひらめきに頼ると、うまくいった理由もうまくいかなかった理由も分かりません。型があれば、どこで止まったのかが見えるので、直すことができます。
商品開発ロードマップの全体像
私が実践している商品開発の流れは、大きく5つのステップに分かれます。
| ステップ | やること | できあがるもの |
|---|---|---|
| 1. リサーチ | お客様の悩みと、使っている言葉を集める | 悩みの一覧 |
| 2. 骨子の設計 | 誰の、どんな悩みを、どう解決するかを決める | 商品のコンセプト |
| 3. コンテンツ作成 | お手本を参考に、中身を作る | 商品の本体 |
| 4. テスト販売 | 少人数に販売し、反応をもとに直す | 改善した商品と売り方 |
| 5. 仕組み化 | 自分が動かなくても売れる流れを整える | 継続して売れる仕組み |
ここから、一つずつ見ていきます。
ステップ1〜2:悩みを集めて、骨子を決める
ステップ1:お客様の「悩み」を言葉にする
最初にやることは、アイデアを考えることではありません。お客様が何に悩み、何を求めているのかを調べることです。
SNSの投稿、質問サイト、本や商品のレビューなどを見て、お客様が実際に使っている「言葉」をそのまま書き出していきます。講師の言葉ではなく、お客様の言葉です。この生の言葉が、あとで商品の説明や案内文を書くときの核になります。
このとき、「悩み」だけでなく、「すでに試したけれど、うまくいかなかったこと」も一緒に集めておくと役立ちます。お客様がどこでつまずいているかが分かると、あなたの商品で何を補えばいいかが見えてくるからです。
見込み客の言葉を集めて整理する方法は、顧客情報の整理で詳しく解説しています。
ステップ2:売れる「骨子(コンセプト)」を設計する
集めた悩みをもとに、商品の骨子を決めます。次の4つを、一文で言えるようにしてください。
- 誰の
- どんな悩みを
- どのように解決して
- どんな未来に連れて行くのか
骨子がはっきりしていれば、商品の中身も案内の言葉もぶれにくくなります。 逆に、ここがあいまいなまま中身を作り始めると、「何でも入っているけれど、誰に向けた商品か分からない」状態になりがちです。
骨子を決めるときに迷いやすいのが、「誰の」の部分です。できるだけ多くの人に届けたくて、対象を広くしたくなります。でも、対象が広いほど、一人ひとりには「自分のことだ」と感じてもらいにくくなります。最初は、一番よく知っている相手、たとえば数年前の自分のような人に絞ってみてください。
また、「どんな未来に連れて行くのか」は、大きすぎないことも大切です。商品を使い終えたときに、お客様が「ここまでできた」と実感できる、具体的な状態を書いてください。
ステップ3〜4:お手本から作り、少人数で試す
ステップ3:お手本を参考にコンテンツを作る
骨子が決まったら、中身を作ります。ここでのポイントは、ゼロから考えないことです。
その分野で売れている商品、特に自分より上の価格帯の商品をお手本(ベンチマーク)にして、構成や考え方を学びます。良い商品を参考にすると、最初から質の高いものを作りやすくなり、お客様の満足にもつながります。
ただし、学んでよいのは構成や考え方までです。文章や画像をそのまま使うのではなく、自分の経験と言葉で作り直してください。
ステップ4:小さな規模でテスト販売をする
完成した商品を、いきなり大きく売り出すのは危険が大きすぎます。まずは、少人数の見込み客に販売してみましょう。
テスト販売で見るのは、売れたかどうかだけではありません。
- どんな言葉で案内したときに反応があったか
- 購入した人は、どこでつまずいたか
- 価格について、どう感じたか
こうした声をもとに、中身・価格・案内の仕方を直していきます。少人数で試すと、失敗しても傷が小さく、直す材料がたくさん集まります。私自身、チャレンジ企画で集客3名から売上600万円になったことがあります。少ない人数でも、商品と売り方を確かめる場は作れます。その考え方は集客3名でも売上は作れますで書いています。
ステップ5:仕組み化して、2つ目・3つ目につなげる
テスト販売で手ごたえがあったら、本格的に販売します。ここで満足せず、販売の流れを仕組みにしていきます。
SNSや広告からの集客、販売ページ、メールでの案内などを整えて、自分が毎回動かなくても商品が選ばれ続ける状態を作ります。仕組みができると、空いた時間で次の商品を作れるようになります。
そして、2つ目の商品を作るときは、またステップ1から同じ型をたどります。1つ目で集めたお客様の声が、次のリサーチの材料にもなります。
このプロセスを回していくと、商品が増えるだけでなく、次のような力も身についていきます。
- リサーチする力、書く力、売る力が、実践の中で育つ
- 開発の過程を発信すると、「この人から学びたい」という見込み客が集まり始める
実績ゼロから、型に助けられた私の体験
少しだけ、私の話をさせてください。
最初の頃の私は、「自分には売れるものなんて何もない」と思い込んでいました。でも、ある時この商品開発の流れを知り、「一度、型のとおりにやってみよう」と決めました。
最初に作ったのは、本当に小さな情報コンテンツでした。型どおりに作ったその商品は、すんなりと売れました。そこから、2つ目、3つ目と商品を広げていくうちに、ビジネスが大きくなっていきました。
オリジナルで一から頑張るより、成功している型をなぞって、自分の形に育てる。今も私は、この考え方を大切にしています。経験や知識の中から商品の材料を見つける方法は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸しで解説しています。
まとめ
- 売れる商品づくりに必要なのは、ひらめきではなく、くり返し使える「型」
- ロードマップは、リサーチ → 骨子の設計 → コンテンツ作成 → テスト販売 → 仕組み化の5つのステップ
- 悩みはお客様の言葉のまま集め、骨子は「誰の・どんな悩みを・どう解決し・どこへ」で一文にする
- 中身はお手本の構成や考え方から学び、表現は自分の言葉で作り直す
- 少人数で試して直し、仕組みにしてから、同じ型で2つ目・3つ目を作る
まずは、あなたが届けたい相手の悩みを、その人が使いそうな言葉で10個書き出してみてください。それが、ロードマップの最初の一歩です。
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