ステップメールと登録ページで、自動で商品が売れる仕組みが1つできた。数字を見ながら改善を続けて、売上も少しずつ安定してきた。そんな段階まで来た方に、ぜひ考えてほしいことがあります。
仕組みが動き始めると、多くの方が「もっと良くしたい」と、同じ仕組みの細かいところを直し続けます。件名を少し変える、ボタンの色を変える、1通の文章を書き直す。もちろん、改善は大切です。ただ、細かい改善をいくら重ねても、売上の伸びがだんだん小さくなっていく時期が来ます。
結論から言うと、1つ目の仕組みがある程度できあがったら、その仕組みを磨き続けるより、仕組みの数を増やしたほうが売上は伸びやすくなります。1つのお店を完璧に磨き上げる「職人」の見方から、うまくいったお店の型を使って2号店、3号店を出す「事業家」の見方に切り替えるイメージです。
この記事では、数を増やしたほうがいい理由と、2つ目の仕組みのテーマの選び方、専門知識がないテーマで専門家と組む方法、そして作るときの手順とよくある失敗をお伝えします。
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改善の伸びが小さくなってきたら、数を増やす合図
仕組みを作ったばかりのころは、少し直すだけで数字が大きく変わります。登録率の低い登録ページを作り直したり、反応のないメールを書き直したりすると、目に見えて結果が変わるはずです。
ところが、大きな穴をふさぎ終わると、同じだけ手間をかけても、数字はあまり動かなくなります。ここから先の改善は、時間の割に売上が増えない作業になりがちです。
こんなときが、仕組みの数を増やすことを考えるタイミングです。目安として、次のような状態になっていないか確かめてみてください。
- 登録から購入までの流れが、手をかけなくても毎月動いている
- 最近の改善で、数字がほとんど変わっていない
- 改善のために使っている時間のほうが、増えた売上より重く感じる
なお、まだ大きな穴が残っている段階なら、先にそこを直すのが先です。どこから直すかは、改善すべきは一番弱い場所で解説しています。数を増やすのは、1つ目の仕組みが「ちゃんと動いている」状態になってからです。
2つ目の仕組みは、1つ目よりずっと早く作れる
「もう1つ仕組みを作るなんて大変そう」と感じるかもしれません。でも、2つ目は1つ目とは違います。
あなたはすでに、ゼロから仕組みを作り上げた経験を持っています。1つ目を作ったときに迷ったこと、つまずいたこと、調べたことは、すべて2つ目で使えます。
| 1つ目で身についたもの | 2つ目での使い方 |
|---|---|
| 登録ページの構成 | 同じ構成に、新しいテーマの言葉を当てはめる |
| ステップメールの流れ | 1通ごとの役割はそのままで、中身だけ入れ替える |
| 配信システムや決済の設定 | 同じ手順をもう一度くり返す |
| 数字の見方 | 最初から、どこを見ればいいか分かっている |
1つ目は「何を作ればいいか」を考えながら作りました。2つ目は「何を入れればいいか」だけを考えれば済みます。それだけでも、作る手間はかなり軽くなります。
これが、仕組みを1つ磨き続けるより、数を増やしたほうがいいと私が考える理由です。同じ時間を使うなら、伸びが小さくなった仕組みの細部より、新しい売上の入口を1つ増やすほうに使ったほうが、全体の売上は伸びやすくなります。
テーマは「読者の目的が近いもの」を選ぶ
では、2つ目の仕組みはどんなテーマで作ればいいのでしょうか。まったく違うジャンルに挑戦するのも一つの方法ですが、おすすめは、1つ目のテーマと読者の目的が近いテーマを選ぶことです。
たとえば、次のような組み合わせです。
- 1つ目が「ダイエット」なら、2つ目は「美容」
- 1つ目が「副業」なら、2つ目は「お金の管理や資産づくり」
- 1つ目が「ファッション」なら、2つ目は「人との話し方」
どれも、読者が最終的に望んでいる「なりたい自分」が近い組み合わせです。目的が近いと、1つ目の読者の中に、2つ目のテーマにも関心を持つ人がいます。
2つの仕組みの間で、読者に行き来してもらう
目的が近いテーマを選ぶと、2つの仕組みの間で読者を案内し合えます。たとえば、1つ目のステップメールの終盤で、「実は、こんなテーマの無料の情報もお届けしています」と、2つ目の登録ページを紹介します。反対に、2つ目の読者に1つ目を紹介することもできます。
こうすると、2つ目の仕組みは、読者がゼロの状態から始めなくて済みます。1つ目で信頼してくれている読者が、最初の読者になってくれるからです。
ただし、案内するのは本当にその読者の役に立つときだけにしてください。関係の薄いテーマを押しつけると、1つ目の仕組みの信頼まで下がってしまいます。
「専門知識がない」なら、専門家と組む
「そんなにいくつもの分野について、自分は語れない」と感じた方もいると思います。その感覚は正しいです。お金をいただく以上、よく知らない分野を、中途半端な知識で発信するわけにはいきません。
ただ、その分野の専門家が、必ずしもあなた自身である必要はありません。あなたは仕組みを作る側に回り、中身は専門家に担ってもらうという組み方があります。
知り合いに専門家がいる場合
その分野に詳しい知り合いがいるなら、協力をお願いする方法があります。
- 報酬を払って、ステップメールのネタを出してもらう
- あなたが書いたメールや商品の中身を、確認してもらう
- 売上を分け合う条件で、商品や原稿そのものを作ってもらう
知り合いに専門家がいない場合
その分野で実績のある人に、一緒にやらないかと提案してみる方法があります。あなたに仕組みを作った実績と信用があり、相手にとってもメリットがある話なら、前向きに考えてもらえることがあります。
専門家の多くは、中身を作るのは得意でも、集客や販売の仕組みを作るのは苦手です。あなたが持っている「仕組みを作る力」は、相手にとって十分に価値があります。
誰かの力を借りて売上を伸ばす考え方は、他人に協力してもらって売上を伸ばそうでも解説しています。作業の一部を人に任せる考え方は、ビジネスを加速させる外注の考え方も参考にしてください。
2つ目の仕組みを作る手順
実際に2つ目を作るときは、次の順番で進めると迷いにくくなります。
- 1つ目の仕組みの部品を書き出す(登録ページ、メールの通数と役割、商品、配信と決済の設定)
- 1つ目の読者が、ほかにどんなことで悩んでいるかを書き出す(質問や返信、アンケートの答えから拾う)
- その中から、読者の目的が近く、あなたか協力者が語れるテーマを1つ選ぶ
- 専門家と組む場合は、役割・お金の分け方・名前の出し方を先に決めておく
- 1つ目の部品を使い回して、2つ目の登録ページとメールを作る
- 1つ目の読者に、2つ目の仕組みを案内する
ポイントは2番目です。新しいテーマを自分の頭だけで考えるより、今の読者の声から探したほうが、最初から「欲しい」と思ってもらえるテーマを選べます。
もう一つ、4番目の決めごとは、始める前に必ず言葉にしておいてください。売上が出てから話し合うと、お互いに気まずくなりやすいからです。
数を増やすときによくある失敗
2つ目の仕組み作りでつまずきやすいところを、まとめておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 1つ目がまだ安定していないのに2つ目に手を出す | 1つ目の大きな穴をふさいでから始める |
| 読者の目的がまったく違うテーマを選ぶ | 1つ目の読者の悩みの中からテーマを探す |
| 2つ目を一から作り直す | 1つ目の構成と手順を使い回し、中身だけ入れ替える |
| よく知らない分野を自分だけで発信する | 専門家に中身を担ってもらう |
| 協力者との条件をあいまいなまま始める | 役割とお金の分け方を先に決めて、書面に残す |
| 2つ目を作ったら1つ目を放っておく | 1つ目の数字も、月に一度は確かめる |
特に最後の失敗は見落としがちです。仕組みは、作ったら放っておいても永遠に動くものではありません。数を増やしても、それぞれの数字を見る習慣は続けてください。
まとめ
- 1つ目の仕組みの改善で数字が動かなくなってきたら、仕組みの数を増やすことを考える
- 2つ目は、1つ目の構成や手順を使い回せるので、1つ目よりずっと早く作れる
- テーマは、1つ目と読者の目的が近いものを選ぶと、2つの仕組みの間で読者を案内し合える
- 専門知識がない分野は、専門家と組み、自分は仕組みを作る側に回る
- 協力者とは、役割とお金の分け方を先に決めておく
まずは、今の仕組みの部品を紙1枚に書き出してみてください。登録ページ、メールの通数と役割、商品、設定。それが、2つ目の仕組みの設計図になります。
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