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真面目な人ほど「全部自分でやる」で止まります|ビジネスを加速させる外注の考え方と任せる仕事の選び方

rev-3967 フルオートマーケティング
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この記事は仕組み化・自動化 完全ガイドの第8章 自分が抜けても回る形に広げる「8-2 全部自分でやるをやめる」です(全40記事)

ランディングページのデザインなんてやったことがない。動画編集は難しそう。案内文がうまく書けない。仕組み作りを進めようとしたところで、苦手な作業を前にして手が止まってしまう。そんな方は多いです。

そして真面目な人ほど、「費用を抑えたいから、まずは全部自分でやってみよう」と考えます。その気持ちはよく分かります。ただ、ここに大きな落とし穴があります。

結論から言うと、起業家の仕事は、手を動かす「作業」を全部こなすことではありません。ビジネス全体を考えて、何を誰がやるかを決めることです。苦手な作業、自分でなくてもできる作業は、その道の人に任せてかまいません。

この記事では、「全部自分でやる」で止まってしまう理由と、自分で持つべき仕事・任せていい仕事の分け方、外注を始めるときの考え方をお伝えします。

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「全部自分でやる」が節約にならない理由

たとえば、デザインの経験がまったくない状態から、きれいなランディングページを自分で作ろうとしたとします。

デザインの勉強から始めて、道具の使い方を覚え、何度も作り直す。気づけば何週間も経っているのに、納得できるものができない。最悪の場合、そこで疲れてしまって、ビジネスそのものが止まってしまうこともあります。

このとき、節約できたのは外注に払うはずだったお金です。でも、その代わりに失っているものがあります。

自分でやった場合に失うもの 具体的には
時間 本来の仕事(商品作り・発信・お客様対応)に使えたはずの時間
売上 仕組みが完成するのが遅れた分、得られなかった売上
気力 苦手な作業で消耗して、得意なことに向ける力が残らない

外注費は目に見えるので、「高い」と感じやすいものです。一方で、失った時間や売上は目に見えないので、損をしていることに気づきにくいのです。この「目に見えないお金」の考え方は、お金を捨てていることに気が付かない人たちで詳しく書いています。

起業家の本当の仕事は「作業」ではなく「考えること」

正直にお話しすると、私自身、きれいな画像やホームページを作るデザインの技術はありません。プログラミングの知識もありません。そういう分野は、得意な人にお願いしています。

美しいホームページを作れる人は、世の中にたくさんいます。動画を編集できる人も、文章を整えられる人もたくさんいます。

でも、あなたのビジネスのコンセプトを考え、誰にどんな価値を届けるのかを決め、売れる仕組みを設計できるのは、あなたしかいません。

家を建てるとき、建築家は自分でかなづちを持って釘を打つわけではありません。基礎は基礎の専門家に、電気は電気の専門家に任せ、自分は「どんな家を建てるか」という全体の設計に集中します。あなたのビジネスでも、あなたの役割はこの「建築家」です。

自分で持つ仕事と、任せていい仕事の分け方

では、何を自分でやって、何を任せればいいのでしょうか。私は次のように分けて考えることをおすすめしています。

分類 仕事の例 判断
自分で持つ仕事 コンセプト、商品の中身、お客様との対話、個別相談、最終判断 手放さない
任せていい仕事 デザイン、動画編集、文字起こし、ページの制作、資料の見た目を整える 任せる候補
迷う仕事 文章作成、発信の下書き 材料と方向性は自分、形にするのは任せてもよい

自分で持つべきなのは、「あなたでなければ答えが出せない仕事」です。お客様の悩みを直接聞くこと、どんな商品にするかを決めること、お客様にどんな言葉をかけるかを決めること。ここを人任せにすると、ビジネスの軸がぶれてしまいます。

一方で、見た目を整える、形にする、手順どおりに作業する、といった仕事は、あなたでなくてもできます。

判断に迷ったら、次の3つを自分に聞いてみてください。

  1. この作業は、自分でなければ質が落ちるか?
  2. この作業に、自分の得意なことを使えているか?
  3. この作業の時間を、お客様のために使ったほうが売上につながらないか?

1つ目が「いいえ」で、3つ目が「はい」なら、任せる候補です。

外注を始める前に決めておくこと

外注でうまくいくかどうかは、依頼する前の準備でほとんど決まります。依頼の前に、次のことを言葉にしておきましょう。

  1. 目的:その成果物は何のために使うのか(例:3日間の企画の申込ページ)
  2. 読み手:誰が見るものなのか(例:起業したばかりで集客に悩んでいる人)
  3. 完成の基準:何ができていれば完成なのか(例:スマホで見たときに申込ボタンまで迷わず進める)
  4. 参考にしたい見本:「こんな雰囲気で」と伝えられるものがあるか
  5. 期限と予算:いつまでに、どのくらいの範囲で

「いい感じに作ってください」とだけ伝えると、受け取る側は何を基準に作ればいいか分かりません。結果として、思っていたものと違うものが届き、やり直しに時間がかかってしまいます。

依頼先を探すときは、仕事を依頼できるサービスや知人の紹介など、方法はいろいろあります。どこに頼むかよりも、上の5つを伝えられるかどうかのほうが、仕上がりに大きく影響します。

もう一つ、外注の前に考えたいのが「そもそも、その作業は必要か」です。たとえば3日間のオンライン企画を開く場合、立派なランディングページや会員サイトがなくても始められます。最低限の準備についてはチャレンジ企画を開くために最低限そろえる7つの準備でまとめています。作らなくていいものを見極めるのも、建築家の大事な仕事です。

外注費は「出費」ではなく「時間を買うお金」と考える

外注をためらう理由として一番多いのは、やはり費用です。「まだ売上が少ないのに、人にお金を払うのは不安」という気持ちは自然なものです。

ここで一つ、考え方を変えてみてください。外注費は、単なる出費ではありません。自分の時間を買うためのお金です。

たとえば、苦手な作業に丸3日かかるとします。それを任せることで、その3日をお客様との対話や商品の準備に使えたら、どうでしょうか。お客様の声を聞けば商品は磨かれますし、商品の準備が進めば、それだけ早く売上が立つ可能性があります。

もちろん、最初から大きな金額をかける必要はありません。おすすめは、次のように小さく始めることです。

  1. 自分がいちばん時間を取られている作業を1つ選ぶ
  2. その作業のうち、一部分だけを任せてみる
  3. 空いた時間で何ができたかを書き出す
  4. 効果を感じたら、任せる範囲を少しずつ広げる

小さく試せば、失敗しても痛手は少なく済みます。そして、「任せても大丈夫だった」という経験が、次の判断を楽にしてくれます。

外注でよくある失敗

外注を始めたばかりの頃に起こりやすい失敗は次のとおりです。

よくある失敗 どう直すか
依頼内容があいまいで、何度もやり直しになる 目的・読み手・完成の基準を先に書いて渡す
安さだけで選んで、結局作り直す 過去の仕事の見本を見て、目的に合う人を選ぶ
自分で持つべき仕事まで任せてしまう コンセプトや商品の中身は手放さない
任せたあと、まったく確認しない 途中で一度、方向性を確かめる機会をつくる
完璧を求めすぎて、いつまでも公開できない まず出して、反応を見て直す

特に気をつけたいのは3つ目です。任せていいのは「形にする作業」で、「何を伝えるか」ではありません。 お客様にどんな言葉を届けるかは、あなたが決める部分です。

最近は、文章の下書きや資料作りの一部をAIに手伝ってもらうこともできます。人に任せる場合と同じで、AIにも目的や読み手などの材料を渡すことが大切です。考え方はAIに渡すべき10の材料で解説しています。

まとめ

  • 「全部自分でやる」は、目に見えない時間と売上を失いやすい
  • 起業家の本当の仕事は、ビジネス全体を考え、何を誰がやるかを決めること
  • コンセプト、商品の中身、お客様との対話は自分で持ち、形にする作業は任せる候補にする
  • 依頼の前に、目的・読み手・完成の基準・見本・期限と予算を言葉にする
  • 任せる前に「そもそも必要な作業か」も確かめる

まずは、今週あなたがやった作業を書き出して、「自分でなければできない仕事」と「任せられる仕事」に分けてみてください。任せられる仕事の欄に並んだものが、最初に手放す候補です。

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