自分の好きなことや得意なことで、お金を稼げたらいいのに。通勤や人間関係に消耗する毎日から抜け出して、自分の知識や経験を人の役に立てて、感謝されながら働きたい。そう考えている方は多いと思います。
ただ、いざ始めようとすると、「好きなことはあるけれど、何を売ればいいのか分からない」「自分の得意なことに、お金を払う人がいるとは思えない」と手が止まってしまいます。
結論から言うと、好きなことや得意なことは、そのままではお金になりません。でも、それを「誰かの悩みを解決する形」に変えれば、商品になります。その形の一つが、知識や経験を動画・音声・文章・講座などにして届ける「コンテンツビジネス」です。
この記事では、コンテンツビジネスとは何か、好きや得意がそのままでは売れない理由、そして商品にするまでの5つの手順をお伝えします。
無料プレゼント|電子書籍
この記事の続きとして、「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。
私がコンテンツビジネスを選んだ理由
少しだけ、私自身の話をさせてください。
私は、独立のために用意した開業資金の1,000万円を失い、無職で、学歴も人脈もない状態から再出発しました。お金も時間も余裕がない中で、できるだけリスクを小さく、自分の知識と経験だけで始められる方法を探しました。
そこで選んだのが、知識や経験を商品にしてオンラインで届けるビジネスです。今は、どこかに出社することもなく、自宅や外出先で仕事をしています。家族と出かけた先で仕事をすることもありますし、一緒に仕事をしているパートナーも全員が在宅です。コンサルを始めて1年未満で、月収100万円にも届きました。
特別な才能があったからではありません。遠回りをしながら、「これを、この順番でやればいい」という手順を少しずつ身につけていった結果です。
コンテンツビジネスとは、知識と経験を商品にすること
コンテンツビジネスとは、形のある物ではなく、知識や経験、ノウハウといった「情報」を商品にするビジネスです。具体的には、次のようなものがあります。
| 形 | 例 |
|---|---|
| 教材 | 動画、音声、PDFなどのデジタル教材 |
| 講座 | オンライン講座、オンラインスクール |
| 場 | セミナー、勉強会、3日間などの短期企画 |
| 個別の支援 | コーチング、コンサルティング、カウンセリング |
この記事では、これらをまとめて「デジタル商品」と呼びます。
コンテンツビジネスには、次のような特徴があります。
- 在庫を持つ必要がなく、倉庫や店舗もいらない
- パソコンとインターネットがあれば、場所を選ばずに仕事ができる
- 大きな初期費用をかけずに始められる
- 会社員を続けながら、副業として小さく始めることもできる
- すでに事業をしている人は、今の仕事と組み合わせて売上を増やせる
自分の知識や経験が、人の役に立ち、感謝されながら収入になる。 これが、私がコンテンツビジネスをおすすめしている一番の理由です。
特に、次のような方には向いています。
- 自分の力で収入を作りたい、いずれ独立したいと考えている
- 人に何かを教えることや、相談に乗ることが好き
- 大変な経験を乗り越えてきて、同じ悩みを持つ人の力になりたい
- 夢中になっている分野があり、人より詳しく知っている
- 形のある商品やサービスで事業をしていて、売上の柱を増やしたい
一方で、準備なしにすぐ大きな収入になるものではありません。商品を形にして、届ける相手に出会い、信頼してもらうまでには、それなりの時間と手間がかかります。だからこそ、次の章でお伝えする「材料を商品に変える順番」を知っておくことが大切になります。
好きや得意が、そのままでは売れない理由
ただし、「好きなこと」「得意なこと」を、そのまま商品にしても売れません。理由はシンプルで、お客様は「あなたの好きなこと」にお金を払うのではなく、「自分の悩みが解決すること」にお金を払うからです。
たとえば、料理が好きな人がいたとします。「料理が好きです」「料理が得意です」と発信するだけでは、商品にはなりません。でも、「仕事で忙しい人が、平日15分で作れる夕食の組み立て方」になれば、それを求める人が出てきます。
好きや得意は、商品の「材料」です。材料を商品にするには、次の2つを決める必要があります。
- 誰の、どんな悩みを解決するのか
- その人を、どんな状態に連れて行くのか
この2つが決まってはじめて、あなたの知識や経験は「お金を払ってでも手に入れたいもの」に変わります。
知識と経験を商品にする5つの手順
では、具体的にどう進めればいいのでしょうか。私は、次の5つの手順をおすすめしています。
手順1:経験と知識を棚卸しする
まずは、これまでの仕事、資格、趣味、乗り越えてきた悩みなどを書き出します。「こんなことは誰でもできる」と思っていることの中に、他の人が困っていることの答えが隠れていることは多いです。書き出し方は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目で詳しく解説しています。
手順2:誰の悩みを解決するかを決める
次に、書き出した材料で、誰のどんな悩みを解決できるかを考えます。ここで対象を広げすぎると、誰にも届かない発信になってしまいます。「過去の自分」のような、具体的な一人を思い浮かべるのがコツです。対象の決め方は、WHO設計の11項目と選び方の5基準が参考になります。
手順3:どんな状態に連れて行くかを決める
その人が、あなたの商品を使ったあとにどうなっているのかを言葉にします。「知識が増える」ではなく、「何ができるようになるのか」「生活や仕事がどう変わるのか」まで書くのがポイントです。
手順4:届け方を選ぶ
教材、講座、個別の支援など、どの形で届けるかを決めます。最初から立派な教材を作り込む必要はありません。まずは、少人数に直接教えられる形から始めるほうが、相手の反応を見ながら中身を磨けます。
手順5:少人数で試して、磨く
最後に、実際に少人数に届けてみます。参加した人の感想や、つまずいたところを聞いて、中身を直していきます。商品は、最初から完成させるものではなく、お客様と一緒に育てていくものです。
私がおすすめしているのは、3日間のオンライン企画で、少人数に集中して価値を届けながら、その先の商品につなげる方法です。全体の流れはチャレンジ企画の完全ガイドにまとめています。
始めるときによくある失敗
コンテンツビジネスを始めるときに、よくある失敗は次のとおりです。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 「好きなこと」をそのまま発信している | 誰のどんな悩みを解決するかに言い換える |
| 対象を「すべての人」にしている | 具体的な一人を思い浮かべて対象を絞る |
| 教材を完璧に作り込んでから売ろうとしている | 少人数に直接届けて、反応を見ながら直す |
| 自分には売れるものがないと思い込んでいる | 経験を書き出し、人から相談されたことを探す |
特に多いのが、最後の「自分には売れるものがない」という思い込みです。うまくいかない原因は才能ではなく、材料を商品の形に変える手順を知らなかっただけ、ということがほとんどです。
まとめ
- コンテンツビジネスは、知識や経験を動画・音声・講座・個別支援などの商品にして届けるビジネス
- 在庫がいらず、場所を選ばず、大きな初期費用をかけずに始められる
- 好きや得意はそのままでは売れない。「誰のどんな悩みを、どんな状態に」に言い換える
- 商品にする手順は、棚卸し → 誰の悩み → 連れて行く状態 → 届け方 → 少人数で試す、の5つ
- 最初から完璧を目指さず、少人数に届けながら磨いていく
まずは、これまでに人から「教えてほしい」「どうやったの?」と聞かれたことを、思いつくだけ書き出してみてください。その中に、あなたの最初の商品の材料があります。
無料プレゼント|電子書籍
肩書きを考え続ける人ほど、選ばれません
AIで決める「誰の・どんな悩みを・どう変える」コンセプト
「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。メールアドレスの登録だけで、すぐに受け取れます。




