コンテンツ販売を始めたけれど、まず困るのが「人が来ない」ことです。ブログを書いても、SNSに投稿しても、販売ページを見てくれる人がほとんどいない。だから、アクセスを集める方法を調べて、次々に試してみる。それでも売上にはつながらない。そんな悩みを持つ方は多いです。
アクセスは、コンテンツ販売でいちばん気になるテーマの一つです。私が以前お届けしていた講義でも、アクセスを扱う回は、多くの方が楽しみにしてくださっていた回でした。
ただ、結論から言うと、アクセスはコンテンツ販売の「最初」ではなく、商品と販売ページがそろってから効いてくる「最後の鍵」です。順番を逆にして、アクセスから集め始めると、人が来ても売上にはつながりません。
この記事では、アクセスとは何かという考え方から、アクセスが最後に来る理由、アクセスを集める経路、そして集めるときにやりがちな失敗までをお伝えします。
アクセスは、実店舗でいう「人の流れ」
インターネットでいうアクセスは、実店舗にたとえると、お店の前を通る人の流れのようなものです。月に1万アクセスということは、毎月1万人がお店をのぞいてくれるような感覚です。
私は、1商品につき毎月1万アクセスほどを集めていた時期があります。広告費は、ほかの販売者と比べるとほとんど使っていませんでした。アフィリエイターの方との太い人脈があったわけでもありません。
こう書くと、何か特別な裏技があるように聞こえるかもしれません。でも、ここでお伝えしたいのは、アクセスを集める方法そのものより、アクセスが意味を持つのは、来てくれた人を受け止める準備ができてからだということです。
どれだけ人の流れが多い通りにお店を出しても、棚に商品がなく、看板に何のお店か書いていなければ、人は通り過ぎていきます。アクセスは、お店の中身ができて初めて、売上に変わります。
アクセスが「最後の鍵」になる理由
コンテンツ販売は、大きく分けると次の順番で組み立てていきます。
| 順番 | やること | 実店舗でいうと |
|---|---|---|
| 1 | 商品を作る | 棚に並べる商品を用意する |
| 2 | 商品の価値を伝える販売ページを書く | 看板と店内の説明を整える |
| 3 | 販売ページを見てもらうアクセスを集める | お店の前に人の流れを作る |
私が以前お届けしていた講義も、この順番で進めていました。最初にコンテンツ販売の3ステップの全体像を、次に顔や名前を出さずに販売する方法を、次に売上を作るまでに必要なものを、そして商品の作り方、コピーライティングの型と進み、最後にアクセスを扱いました。
アクセスが最後に来るのは、1と2が整っていない状態でアクセスを集めても、来た人は買う場所がないか、買う理由が分からないまま帰ってしまうからです。
反対に、1と2が整っていれば、アクセスが少ないうちから売上が生まれることがあります。そのうえでアクセスを増やしていけば、増えた分がそのまま売上の伸びにつながりやすくなります。3つのステップの全体像と、悩みをどのステップに仕分けるかは、コンテンツ販売を3ステップに分ける方法で解説しています。
アクセスを集める前に確かめる3つのこと
アクセスを集め始める前に、次の3つを確かめてください。1つでも「いいえ」があれば、アクセスより先にそこを整えるほうが、結果として早く売上に近づきます。
- 誰の、どんな悩みを解決する商品なのかを、一文で言えるか
- 販売ページを読んだ人が、「自分のための商品だ」と分かる書き方になっているか
- 販売ページを見た人のうち、何人が申し込んだかを数えられる状態になっているか
特に3つ目は見落とされがちです。見た人の数と申し込んだ人の数が分からないと、アクセスを増やしたときに、何が良くなったのか、何が足りないのかを判断できません。
アクセスは、増やす前に「測れる状態」にしておくこと。 これだけで、アクセスを集める作業が、手探りから改善に変わります。
アクセスを集める4つの経路
準備ができたら、いよいよアクセスを集めます。アクセスが来る経路は、大きく分けると次の4つです。
| 経路 | 特徴 |
|---|---|
| 1. 検索 | 悩みを検索した人が、記事から来てくれる。時間はかかるが、積み上がる |
| 2. SNS | 普段の投稿から来てくれる。早く届くが、投稿は流れていく |
| 3. 紹介 | 他の人やお客様から紹介してもらう。信頼を借りて届く |
| 4. 広告 | お金を払って見てもらう。早いが、費用がかかる |
検索とSNSは、組み合わせて使う
検索から来るアクセスは、記事が読まれるようになるまで時間がかかります。そのかわり、一度読まれるようになった記事は、長く人を連れてきてくれます。SNSはその反対で、投稿した直後に届きやすい一方、時間がたつと流れていきます。
おすすめは、ブログの記事を本拠地にして、SNSをその入り口として使う形です。SNSで記事を知らせるときの書き方は、SNSをブログの入り口にする方法でまとめています。
紹介は、一人で集めるより遠くまで届く
自分一人で集められる人数には、限りがあります。そこで力になるのが、他の人に紹介してもらう経路です。お客様からの紹介や、あなたの商品を紹介してくれる協力者がいると、自分だけでは届かない人にまで届きます。紹介してもらうときは、先に相手の役に立つことを考え、紹介してくれた人にも、紹介された人にも良い形になるようにしておくことが大切です。
広告は、売れる形ができてから
広告は、お金を払えばすぐにアクセスを集められます。ただ、販売ページで売れる形ができていないうちに広告を出すと、費用だけがかかってしまいます。広告は、少ないアクセスでも申し込みが入ることを確かめてから、増やすための手段として使うのがおすすめです。
アクセス集めでよくある失敗
アクセスを集めるときにやりがちな失敗を整理しておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 商品や販売ページより先にアクセスを集める | 商品と販売ページを先に整える |
| 見た人と申し込んだ人の数を測っていない | 販売ページの閲覧数と申込数を記録する |
| 4つの経路を一度に全部始める | まず1つの経路に絞って続ける |
| アクセスの数だけを目標にする | アクセスのうち何人が申し込んだかを見る |
| 一度仕組みを作ったら、そのままにする | 数字を見ながら、販売ページと記事を直し続ける |
最後の失敗には、特に気をつけてください。アクセスが安定して集まる仕組みができると、「もう何もしなくていい」と思いたくなります。でも、読者の悩みも、ほかの人の発信も、少しずつ変わっていきます。仕組みは、数字を見て直し続けることで保たれるものです。
「権利収入」のように、放っておいても入り続ける収入があると思われがちですが、実際には仕組みを作って育てる手間がかかります。この考え方は、「権利収入」は放っておいて入るお金ではありませんで詳しく解説しています。
大勢を集めなくても、売上は作れる
最後に一つ、お伝えしておきたいことがあります。アクセスは多いほど良いように見えますが、売上を作るのに、必ずしも大勢を集める必要はありません。
毎月1万アクセスは一つの目安にはなりますが、そこに届かなければ売れないわけではありません。商品と販売ページが整っていて、届けたい人に届いていれば、少ない人数からでも売上は作れます。
アクセスの数に振り回されそうになったら、「今来てくれている人に、商品の価値がきちんと伝わっているか」に立ち戻ってみてください。
まとめ
- アクセスは、実店舗でいう「お店の前を通る人の流れ」
- アクセスは最初ではなく、商品と販売ページがそろってから効いてくる「最後の鍵」
- 集める前に、商品を一文で言えるか・販売ページが伝わるか・数字を測れるかを確かめる
- アクセスの経路は、検索・SNS・紹介・広告の4つ。まずは1つに絞って続ける
- 仕組みは作って終わりではなく、数字を見て直し続けることで保たれる
まずは、あなたの販売ページについて、先月「何人が見て、何人が申し込んだか」を書き出してみてください。数字が分からなければ、アクセスを増やす前に、そこを測れるようにすることが最初の一歩です。



