会社の給料や、時間を切り売りする働き方だけに頼らず、「権利収入」や「継続収入」を作りたい。そう考えて、自分の知識や経験を商品にするコンテンツ販売に興味を持つ方は多いです。
一方で、「権利収入」という言葉には、「一度仕組みを作れば、何もしなくてもお金が入り続ける」というイメージもついて回ります。このイメージのまま始めると、思ったように売れなかったとき、何を直せばいいのか分からなくなります。
結論から言うと、コンテンツ販売で継続的な収入を作る鍵は、「放っておける仕組み」を探すことではなく、自分に合った販売モデルを選び、正しい順番で仕組みを育てることです。仕組みは販売を助けてくれますが、手入れが要らなくなるわけではありません。
この記事では、コンテンツ(情報商品)の代表的な3つの販売モデルと、それぞれのメリット・デメリット、そしてどの順番で取り組めばいいかをお伝えします。
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コンテンツ販売の3つの販売モデル
コンテンツの売り方は、大きく分けて3つのパターンがあります。
| 販売モデル | 価格の目安(例) | 特徴 |
|---|---|---|
| 1. 少額商品を長い期間売る | 2万〜5万円くらい | バランスが良く、仕組み化しやすい |
| 2. 高額商品を短い期間で売る | 30万円前後 | 短い期間で大きな売上になるが、準備と技術が必要 |
| 3. 月額制のサービスを売る | 毎月の会費 | 収入が安定しやすく、お客様との関係が深まる |
ほかにも、少額の商品を短い期間で売る方法、もっと安い商品を売る方法、長い期間をかけてさらに高額な商品を売る方法などがありますが、まずはこの3つを押さえておけば十分です。
私はこれまで、いろいろなモデルでコンテンツを販売してきました。どのモデルにも、メリットとデメリットがあります。本格的に取り組む前に、それぞれの特徴を知っておくことで、自分の今の状況に合ったモデルを選べるようになります。
モデル1:少額商品を長い期間売る
1つ目は、2万〜5万円くらいの商品を、長い期間にわたって売り続けるモデルです。
このモデルのいちばんの良さは、バランスが取れていることと、販売の流れを仕組みにしやすいことです。たとえば、ランディングページで読者に登録してもらい、ステップメールで順番に価値を伝え、商品を案内する。この流れを一度作れば、あなたが一人ひとりに説明しなくても、仕組みが販売を助けてくれます。
また、この価格帯の商品は、他の人に紹介してもらいやすいのも特徴です。自分で集客するだけでなく、紹介者(アフィリエイター)の力も借りながら、長く売り続けることができます。
一方で、短い期間で大きな売上を作るのには向いていません。あくまで、長い期間をかけて、少しずつ売上を積み重ねていくためのモデルです。
ここで誤解しやすいのが、「仕組みを作ったら放っておける」という考えです。 読者の反応を見て、メールの内容や商品の案内を直していくことで、仕組みは育っていきます。ステップメールで販売を仕組みにする考え方は、ステップメールという自動の営業マンで解説しています。
モデル2:高額商品を短い期間で売る
2つ目は、30万円前後の高額な商品を、短い期間に集中して売るモデルです。
メールアドレスを登録した人に、数日かけて動画を届け、最後に商品を案内する「プロダクトローンチ」と呼ばれる方法が代表的です。うまくいけば、短い期間で大きな売上を作ることができます。
ただし、大がかりに行う場合は、大きなデメリットがあります。
- 広告費がかかる:多くの人を集めるために、広告や、紹介してくれた人への報酬など、大きな費用が必要になる
- 高い販売の技術が必要:動画、長い文章、デザインなど、少額商品の販売では必ずしも必要ない準備と技術が求められる
表面だけをまねして取り組み、かえって赤字になってしまう例もあると聞きます。そのため、まだ安定した収入を作れていない段階で、いきなり大がかりな高額短期の販売に挑むことはおすすめしません。
ただ、高額な商品を短い期間で届けること自体が、初心者に向かないわけではありません。大がかりな広告を使わず、少人数に向けて数日間の企画を開き、個別の相談で商品を届ける方法もあります。私自身、チャレンジ企画で、準備1週間・集客3名で売上600万円という結果が出たことがあります。少人数から始める流れは、チャレンジ企画の完全ガイドにまとめています。
モデル3:月額制のサービスを売る
3つ目は、毎月の会費をいただく、月額制のサービスです。
一度会員になってもらえれば、退会しない限り、毎月の収入になります。3つのモデルの中では、収入がもっとも安定しやすいモデルです。
また、毎月やり取りが続くので、お客様との関係を深めやすいのも良いところです。関係ができていると、より手厚いサポートなどの上位の商品も案内しやすくなります。
一方で、月額制のサービスは、運営に手間と費用がかかります。毎月お金をいただいている以上、毎月何かを提供し続ける必要があるからです。「権利収入」という言葉のイメージとは逆に、3つの中でいちばん「続けて届ける」ことが求められるモデルとも言えます。
そのため、最初から月額制に取り組むより、ある程度の経験を積み、運営に回せる時間と資金の余裕を作ってから、じっくり取り組むほうが良いと考えています。
どのモデルから始めればいいか
3つのモデルの特徴を、取り組む順番の目安としてまとめると、次のようになります。
| 今の状況 | 考えたいモデル |
|---|---|
| まだ商品を売ったことがない | 少額商品を長く売るモデルで、販売の流れを一通り作る。少人数に向けた企画で、最初のお客様を作るのもよい |
| 少額商品が売れ始め、お客様とのやり取りが増えてきた | 買ってくれたお客様に向けた、上位の商品を用意する |
| 経験と時間・資金に余裕ができた | 月額制のサービスや、大がかりな高額短期の販売を検討する |
大切なのは、1つのモデルだけで完結させようとしないことです。少額の商品で出会ったお客様に、上位の商品や月額制のサービスを案内する、というように、モデルを組み合わせて「価値の階段」を作ると、お客様にとっても、あなたにとっても無理のない形になります。組み合わせ方は、価値の階段(バリューラダー)の作り方で解説しています。
よくある失敗
コンテンツ販売で継続収入を作ろうとするときに、つまずきやすい点をまとめておきます。
| よくある失敗 | どう考えればいいか |
|---|---|
| 「権利収入=何もしなくても入る」と考えて、仕組みを作ったまま手を入れない | 反応を見て、メールや案内を直し続ける |
| 最初から大がかりな高額短期の販売に挑み、広告費だけがかさむ | 小さく始めて、販売の流れを一通り経験してから広げる |
| 準備が足りないまま月額制を始め、提供が続かなくなる | 毎月届けるものを先に決めてから始める |
| 金額の目標だけを決めて、誰に何を届けるかが決まっていない | 先にお客様と、その人に届ける成果を決める |
継続的な収入は、お客様に価値を届け続けた結果として生まれるものです。金額から逆算するより、「誰に、どんな変化を届けるか」から考えるほうが、結果的に長く続く仕組みになります。
まとめ
- 「権利収入」は放っておいて入るお金ではなく、手入れを続けて育てる仕組みから生まれる
- コンテンツ販売には「少額商品を長く」「高額商品を短期で」「月額制」の3つの代表的なモデルがある
- 少額商品を長く売るモデルは仕組み化しやすく、最初の一歩に向いている
- 大がかりな高額短期の販売と月額制は、経験と余裕ができてから取り組む
- モデルを組み合わせて、お客様が進める価値の階段を作る
まずは、あなたが今持っている知識や経験の中から、2万〜5万円くらいで届けられる商品の案を1つ書き出してみてください。それを誰に届けたいかを決めるところから、仕組みづくりが始まります。
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