「好きなことを仕事にしたい。でも、自分の好きなジャンルは、お金にするのが難しそう」。こう感じている方は、とても多いです。
以前、私の講座に参加された方からも、「自分の好きなジャンルはマネタイズが難しそうなのですが……」という声をいただいたことがあります。好きなことがあって、それを活かしたい気持ちもある。でも、どう考えても商品になる気がしない。その気持ち、よく分かります。
結論から言うと、お金にならないジャンルというものは、ほとんどありません。どんなジャンルにも、何かを知りたい人、何かをしてもらいたい人、困っている人、一緒に楽しみたい人がいます。「稼げない」と感じるのは、ジャンルのせいではなく、自分を主語にして考えているからであることが多いのです。
この記事では、どんなジャンルにもある4つの需要、主語を「自分」から「お客様」に変える考え方、そして好きなジャンルから商品の案を出す手順をお伝えします。
無料プレゼント|電子書籍
この記事の続きとして、「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。
「好きなことでは稼げない」と感じてしまう理由
好きなことでは稼げない。この考え方は、世の中にとても広く行きわたっています。子どもの頃から「好きなことだけでは食べていけない」と言われて育った方も多いのではないでしょうか。
会社と家を往復する生活をしていると、好きなことでお金を得ている人に出会う機会は、あまりありません。だから、「そんなことができるのは、ごく一部の特別な人だけ」と思えてしまうのです。
でも、インターネットの世界を見渡すと、さまざまなジャンルで、好きなことや得意なことを仕事にしている人がいます。「えっ、このジャンルでも仕事になるの?」と驚くような分野でも、商品を作り、お客様に喜ばれている人がいます。
これは、その人たちが特別だからではありません。好きなことを「お金に換える考え方」を知っているかどうかの違いです。
どんなジャンルにもある4つの需要
どんなジャンルでも、そのジャンルに関わる人たちの中には、次の4つの需要があります。
| 需要 | どんな人か | 商品の形の例 |
|---|---|---|
| 1. 知りたい | そのジャンルについて、もっと知りたい・上達したい人 | 教材、講座、解説の動画、個別レッスン |
| 2. してもらいたい | 自分でやる時間や技術がないので、代わりにやってほしい人 | 代行、制作、作業のお手伝い |
| 3. 困っている | そのジャンルで悩みや不安を抱えている人 | 相談、アドバイス、伴走のサポート |
| 4. 一緒に楽しみたい | 同じ趣味の仲間と、一緒に何かをするだけでうれしい人 | コミュニティ、イベント、会員の集まり |
たとえば、ある趣味が好きな人がいたとします。その趣味について「上手になるコツを知りたい」人がいれば、教える商品が生まれます。「道具の手入れを代わりにしてほしい」人がいれば、代行の商品が生まれます。「始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」と困っている人がいれば、相談の商品が生まれます。「同じ趣味の仲間と集まりたい」人がいれば、コミュニティが生まれます。
4つの需要のどれか1つにでも応えられれば、それは商品になります。 1つのジャンルから、4つの方向に商品の芽が出ると考えてみてください。
主語を「自分」から「お客様」に変える
好きなことを商品にしようとして行き詰まる方の多くは、主語が「自分」になっています。
- 自分は何が好きか
- 自分は何を売りたいか
- 自分の好きなことで、どうやって稼ぐか
こう考えると、「自分の好きなことを買ってくれる人なんているのだろうか」という不安にぶつかります。
そこで、主語を「お客様」に変えてみます。
- このジャンルで、お客様は何を知りたがっているか
- お客様は、何を代わりにやってほしいと思っているか
- お客様は、何に困っているか
- お客様は、誰と、何を一緒に楽しみたいか
主語を変えるだけで、お金に換えるアイデアが次々に出てくるようになります。やることは、お客様が欲しいものを用意して、それを欲しい人の前に差し出すこと。考え方としては、とてもシンプルです。
好きなこと・得意なことを商品に変える流れの全体は、あなたの好きなこと、得意なことでお金を稼ぐ方法で解説しています。
好きなジャンルから商品の案を出す4つの手順
ここからは、実際に商品の案を出す手順です。紙とペンを用意して、書き出しながら進めてください。
手順1:ジャンルに関わる人を書き出す
あなたの好きなジャンルに関わっている人を、思いつくだけ書き出します。始めたばかりの人、長く続けている人、始めたいけれど迷っている人、家族がそのジャンルに関わっている人。立場の違う人を並べます。
手順2:それぞれの人の4つの需要を書く
書き出した人ごとに、「知りたい」「してもらいたい」「困っている」「一緒に楽しみたい」の4つを当てはめて考えます。全部を埋める必要はありません。思いつくものだけ書きます。
手順3:自分が応えられるものに印をつける
書き出した需要の中から、自分の経験や知識で応えられそうなものに印をつけます。プロのような実力がなくても、自分より少し後ろを歩いている人の役に立てることは、たくさんあります。
手順4:実際の声を聞いて確かめる
最後に、印をつけた需要が本当にあるかを、身近な人に聞いて確かめます。頭の中だけで考えた需要は、実際とずれていることがあるからです。相手に聞きながら商品の案を磨く方法は、あなたの商品を欲しがる人は必ずいるで詳しく解説しています。
やり方を学んだら、自己流にしない
考え方が分かったら、次は実践です。ここで気をつけたいのが、学んだやり方を最初から自己流にアレンジしないことです。
新しいことを学ぶと、「自分のジャンルは特殊だから」「自分ならこうしたほうがいい」と、つい手を加えたくなります。でも、まだ一度も試していない段階でアレンジすると、うまくいかなかったときに、やり方が悪かったのか、アレンジが悪かったのかが分からなくなります。
まずは教わった通りに一度やってみる。結果が出てから、自分に合わせて調整する。この順番を守るだけで、遠回りはぐっと減ります。学んだことを実践するときの原則は、成功者が守る「学習プロセスの原理原則」で解説しています。
もちろん、楽をして稼げるという話ではありません。商品を作り、届け、お客様の声を聞いて直していく。その積み重ねは必要です。ただ、それは根性の問題ではなく、正しい順番で進められるかどうかの問題です。
よくある失敗
好きなジャンルで商品を作るときに、起こりやすい失敗もお伝えしておきます。
自分が一番好きな部分だけを売ろうとする
自分が一番楽しいと感じる部分と、お客様がお金を払ってでも欲しい部分は、違うことがあります。好きな部分にこだわりすぎず、お客様の需要が大きいところから商品にします。
「知りたい」の需要だけで考える
好きなことの商品というと、教える商品ばかり思い浮かべがちです。でも、代行、相談、コミュニティなど、ほかの形のほうが合っている場合もあります。4つの需要を全部見てから選びます。
需要を確かめずに作り込む
時間をかけて商品を作り込んでから、「欲しい人がいなかった」と気づくのはとても苦しいです。作り込む前に、身近な人に聞いて確かめます。
まとめ
- 「好きなジャンルはお金にならない」は思い込み。どんなジャンルにも需要がある
- 需要は「知りたい」「してもらいたい」「困っている」「一緒に楽しみたい」の4つ
- 主語を「自分」から「お客様」に変えると、お金に換えるアイデアが生まれる
- ジャンルに関わる人を書き出し、4つの需要を当てはめ、応えられるものを選び、実際の声で確かめる
- 学んだやり方は、まず教わった通りに試してから調整する
まずは、あなたの好きなジャンルに関わっている人を5人書き出して、それぞれの「困っていること」を1つずつ考えてみてください。そこに、あなたの最初の商品の芽があります。
無料プレゼント|電子書籍
肩書きを考え続ける人ほど、選ばれません
AIで決める「誰の・どんな悩みを・どう変える」コンセプト
「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。メールアドレスの登録だけで、すぐに受け取れます。




