ブログを始めたいけれど、自分の文章に自信がない。書いてはみたものの、読み返すと何が言いたいのか分かりにくい。そんな理由で、記事を公開するのをためらっている方は多いです。
ブログを書くのに、作家のような文章力はいりません。ただ、文章が分かりにくくて読者がストレスを感じたり、伝えたいことが伝わらなかったりすると、せっかくの記事が読まれなくなってしまいます。
結論から言うと、ビジネスのブログに必要な文章力は、才能ではなく練習で身につきます。読む、書く、見直す。この順番を意識してくり返せば、文章は少しずつ、でも確実に読みやすくなります。
この記事では、ブログに必要な文章力とは何か、文章力を鍛える5つの方法、そして練習でよくある失敗をお伝えします。
ブログに必要なのは「伝わる文章」を書く力
最初に、ブログに必要な文章力とは何かを確かめておきます。
ビジネスのブログで求められるのは、美しい表現や難しい言い回しではありません。読者が迷わずに読めて、書き手の伝えたいことがそのまま伝わる文章です。
ブログをビジネスに使う場合、読者との接点のほとんどは文章です。あなたの人柄も、知識も、商品の良さも、文章を通して伝わります。だからこそ、最低限の文章力は磨いておきたいスキルです。
読みやすい文章には、読者が集まりやすくなります。人は、分かりにくい文章を我慢して読み続けてはくれません。反対に、読みやすく伝わる文章を書く人のブログは、読者が自然と読み進めてくれます。
実は私も、数年前までは、見返すのが恥ずかしくなるような文章を書いていました。それでも、書く練習をしながらブログとメルマガの更新を続けていると、「文章が読みやすいですね」と言っていただけるようになりました。文章力は、ある日突然伸びるものではありませんが、続けていれば必ず変わっていきます。
鍛え方1:表現に注目して本を読む
文章力を高める基本は、読むことと書くことの2つです。まずは読むことから始めます。
私は不定期ですが、本を読む習慣があります。意識して本を読むと、いろいろな文章や表現に触れることになり、自分が書くときにもその表現を使えるようになります。文章は、普段から触れていなければ、書くときに合う表現が浮かんでこないものです。
読む本は、ビジネス書でも小説でも構いません。大事なのは、内容に夢中になるだけでなく、「どんな書き方をしているか」に注目して読むことです。
- 読みやすい文章は、どんな文章なのか
- 分かりやすい説明は、どんな順番で書かれているのか
- 表現の仕方に、どんな工夫があるのか
この3つを意識しながら読むと、読書そのものが楽しくなります。発見をくり返すうちに、自分の文章の幅も少しずつ広がっていきます。
さらに、きちんと書かれた文章にたくさん触れていると、おかしな文法に直感的に気づけるようになります。自分が書いた文章の違和感にも気づきやすくなるので、自然と間違いが減っていきます。
鍛え方2:下手でもいいので、とにかく書く
読むことと同じくらい大切なのが、自分で書くことです。
いろいろな表現を知っていても、いざ書くときに思い浮かばなければ、知らないのと同じです。書くという作業は、自分の中にある表現を、場面に合わせて使いこなすための練習です。
最初は、書きたいことがうまく書けず、もどかしく感じるかもしれません。それでも量を重ねていくと、少しずつ言葉が浮かぶようになります。書く練習を続けていると、数か月ほどで、過去の文章を読むのが恥ずかしくなるくらい変わることもあります。
メインのブログにいきなり書くのが不安なら、練習用に日記や趣味のブログを別に作って書いても構いません。書くことに慣れる場所として使い、そこからメインのブログを紹介してもいいと思います。
鍛え方3:お手本の文章を書き写す
早く文章力を上げたいときは、「書き写し」という練習方法があります。上手だと感じる文章を、一言一句変えずにそのまま書き写していく方法です。
書き写していると、読んでいるだけでは気づかない、文の長さや句読点の打ち方、段落の区切り方が体で分かってきます。毎日少しずつ続けていくと、少しずつお手本に近いリズムで書けるようになります。
ただし、書き写した文章は、あくまで自分の練習用です。ブログに載せたり、自分の文章として使ったりはしないでください。お手本から学ぶのは、言葉そのものではなく、書き方のリズムや組み立て方です。
公開の前後で見直す2つの鍛え方
読む・書くで文章の土台を作ったら、次は見直しです。文章は、書いたあとにどう見直すかで、読みやすさが大きく変わります。ここでは2つの見直し方を紹介します。
鍛え方4:公開する前に、必ず読み返す
ブログを公開する前には、自分が書いた文章を必ず読み返してください。読み返していないことがすぐに分かるほど、誤字や脱字の多いブログは意外と多いものです。読者は、そうした小さな間違いから、書き手の丁寧さを感じ取ります。
読み返すときは、最低限次の3つを確かめます。
- 日本語の表現におかしいところはないか
- 同じ言い回しが何度もくり返されていないか
- 誤字や脱字はないか
声に出して読んでみるのもおすすめです。黙読では気づかない、読みにくい文や、息が続かないほど長い文に気づきやすくなります。ブログを書くときの注意点はブログ記事を書く際の注意点でもまとめています。
鍛え方5:時間を置いて、読者の目で読む
最後は、自分の文章を他人の目で見ることです。書いた本人にしか分からない文章では、読者には伝わりません。
自分の文章を客観的に見るには、書いてから時間を置いて読み返すのが効果的です。特に書くことに慣れていないうちは、書いてから半日から1日ほど置いて読み返してみてください。書いている最中や書いた直後には気づかなかった、不自然なところが見つかるはずです。
読み返すときは、書き手ではなく、その記事を初めて読む読者になったつもりで読みます。 専門用語をそのまま使っていないか、読者が普段使う言葉で書けているかも確かめてください。言葉の言い換え方は見込み客が普段使う言葉に言い換える方法が参考になります。
文章の練習でよくある3つの失敗
最後に、文章の練習でよく見かける失敗を3つ紹介します。
失敗1:うまく書けるまで公開しない
完璧な文章が書けるまで公開しない、と決めてしまうと、いつまでも公開できません。文章は、書いて、読まれて、直すことで上達します。まずは読み返しの3項目を確かめたら、公開してみてください。
失敗2:難しい言葉で書こうとする
文章力を上げようとすると、つい難しい言葉や飾った言い回しを使いたくなります。でも、ブログで大切なのは伝わることです。一文を短く、読者が知っている言葉で書くほうが、ずっと読みやすくなります。読みやすさの工夫はブログの文章は読みやすさを心がけようで解説しています。
失敗3:読むだけで、書かない
本をたくさん読んでも、書かなければ文章力は伸びません。読むことと書くことは、両方そろってはじめて力になります。読んで気づいたことは、その日のうちに自分の文章で試してみてください。
まとめ
- ブログに必要なのは、美しい文章ではなく、読者に迷わず伝わる文章
- 表現に注目して本を読み、下手でもいいので書く量を重ねる
- 早く伸ばしたいときは、お手本の文章を書き写す。ただし練習用にとどめ、公開しない
- 公開前には3つの項目で読み返し、時間を置いて読者の目で読む
- うまく書けるまで公開しない、難しい言葉を使う、読むだけで書かない、の3つの失敗に気をつける
まずは、昨日書いた文章を1つだけ、声に出して読み返してみてください。つかえたところが、次に直すところです。


