役に立つことを、時間をかけて書いている。内容には自信がある。それなのに、記事が最後まで読まれている気がしない。そんな悩みを持っている方は多いです。
こういうとき、多くの方は「内容がまだ足りないのかもしれない」と考えて、さらに情報を足そうとします。でも、原因は内容ではないことがよくあります。
結論から言うと、ブログの文章が読まれるかどうかは、内容より先に「見た目の読みやすさ」で決まります。どれだけ良いことが書いてあっても、開いた瞬間に「読みにくそう」と感じられたら、中身を読む前にページを閉じられてしまいます。
この記事では、ブログの文章を読みやすくする3つのコツ、改行・強調・色の使い方と、やりがちな失敗をお伝えします。
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ブログの文章は、基本的に「読まれないもの」と考える
少し厳しい言い方ですが、ブログの文章は、基本的にほとんど読まれないものだと考えておいてください。これは、あなたの文章が悪いという意味ではありません。インターネットで記事を読む人の状態が、そうなっているからです。
本を読むときは、読もうと決めて、ある程度集中してページを開きます。多少読みにくくても、しばらくは読み進めてくれます。
一方、検索や人の紹介からブログにたどり着いた人は、集中していない、気が散った状態で記事を開いていることがほとんどです。少しでも読みにくいと感じたら、すぐに次のページへ移ってしまいます。
だからこそ、書き手の側で、読者にストレスを感じさせない工夫が必要になります。冒頭から最後まで、流れるように読み進められる見た目を作ること。 それが、良い内容を届けるための前提になります。
読みやすさを左右する3つのコツ
ブログの文章の読みやすさは、主に次の3つで変わります。
| コツ | 目的 | やりすぎると |
|---|---|---|
| 1. 改行 | 文字の詰まりをなくし、目を休ませる | 文の流れが途切れて、意味が入りにくい |
| 2. 強調 | 大事なところに気づいてもらう | どこが大事なのか分からなくなる |
| 3. 色 | 強調した場所を目立たせる | 画面がにぎやかになり、読みにくくなる |
どれも、難しい技術ではありません。ただ、どれも「足りない」と「多すぎる」の両方で失敗します。ちょうどいい加減を知っておくのがポイントです。
コツ1:適度な改行を入れる
たまたま開いたブログが、改行も余白もなく、画面いっぱいに文字が詰まっていたらどう感じるでしょうか。多くの人は、読み始める前に「これは読むのが大変そうだ」と感じて、ページを閉じてしまいます。
また、横に長い文は、読むときに目を左右に大きく動かす必要があるため、疲れやすくなります。
1段落は2〜4文を目安にする
まずは、段落を短くすることから始めましょう。目安は、1段落に2〜4文です。段落と段落の間に空白の行があるだけで、画面に余白が生まれ、ぐっと読みやすくなります。
改行の位置は「息継ぎ」で決める
気をつけたいのは、改行の位置です。言葉の途中や、意味のまとまりの途中で改行すると、かえって読みにくくなります。
- 読みにくい例:「役立つ記事を一生懸命書いているから/といって、読者は勝手に増えてはいきません」
- 読みやすい例:「役立つ記事を一生懸命書いているからといって、/読者は勝手に増えてはいきません」
改行の位置に迷ったら、書いた文章を一度声に出して読んでみてください。息継ぎをするところが、自然な改行の位置です。
スマホで読む人が多いなら、文の途中では改行しない
注意したいのは、画面の幅によって見え方が変わることです。パソコンで見やすいように文の途中で改行すると、幅の狭いスマホでは、1行の途中で不自然に折り返されてしまうことがあります。
スマホで読む人が多いブログなら、文の途中では改行せず、段落を短くして空白の行で区切るほうが読みやすくなります。パソコンとスマホのどちらで読まれているかは、アクセス解析で確かめられます。設定の考え方はアクセス解析を設置して解析できるようにしようで解説しています。
コツ2:大事なところだけを強調する
文章が最初から最後まで同じ太さ・同じ色だと、読者はなんとなく読み流してしまいます。あなたが本当に伝えたいところに、気づいてもらえないかもしれません。
記事の中で必ず読んでほしいところ、いちばん伝えたいところは、太字にするなどして強調してみましょう。それだけで、記事の印象は大きく変わります。読者も、この記事で何を言いたいのかがすぐに分かります。
強調しすぎると、何も伝わらない
ただし、やりすぎには気をつけてください。「自分の記事は全部大事なことばかりだ」と感じるかもしれません。でも、あちこちを強調すると、どこがいちばん大事なのか分からなくなります。
目安は、見出し1つにつき1〜2か所です。強調するのは、読者に1つだけ覚えて帰ってほしいことに絞りましょう。
強調したところだけを拾い読みして確かめる
強調がうまくいっているかどうかは、簡単に確かめられます。記事を書き終えたら、見出しと強調したところだけを、上から順に拾い読みしてみてください。
それだけで記事の言いたいことがだいたい伝わるなら、強調の場所は合っています。拾い読みしても話がつながらない、あるいは強調が多すぎて拾い読みにならないなら、強調する場所を見直すサインです。忙しい読者は、実際にこの拾い読みで記事を読むかどうかを決めています。
コツ3:色は少なく、ピンポイントで使う
強調するときに色を使う場合も、使い方に注意が必要です。
明るすぎる色は、目にやさしくありません。たとえば、白い背景に明るい黄色の文字は、読みづらく、強調どころか大事なところが読めなくなってしまいます。それなら、何もしないほうがまだ読みやすいくらいです。
目立つのは「まわりと違う」から
もう一つ気をつけたいのが、色の数です。
たとえば、人ごみの中で、全員がばらばらの色の服を着ていたら、赤い服の人が1人いてもそれほど目立ちません。でも、全員が黒い服を着ている場所に赤い服の人が1人いたら、どれだけ目立たないようにしていても目に入ります。
文章も同じです。基本は黒い文字で書き、本当に大事なところだけにピンポイントで色を使う。そうすれば、そこが一番強く目に入り、読者の視線を集められます。色をたくさん使うほど、一つひとつの色は目立たなくなります。
読みやすさでよくある失敗
最後に、ここまでの内容を「よくある失敗」としてまとめておきます。記事を公開する前に、この表で見直してみてください。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 1段落が長く、文字が詰まっている | 1段落を2〜4文にし、空白の行で区切る |
| 言葉の途中で改行している | 声に出して読み、息継ぎの位置で改行する |
| パソコンの画面だけで見た目を確かめている | スマホでも表示を確かめる |
| あちこちを太字にしている | 見出し1つにつき1〜2か所に絞る |
| いろいろな色を使っている | 基本は黒、大事なところだけに1色 |
見た目を整えたうえで、内容の面でも読者がつまずかないようにするには、ブログ記事を書く際の注意点もあわせて読んでみてください。記事全体の組み立て方は、ブログの記事構成で解説しています。
まとめ
- ブログの文章は、基本的に読まれないものと考え、見た目から読みやすくする
- 1段落は2〜4文を目安にし、改行は息継ぎの位置で入れる
- スマホで読む人が多いなら、文の途中では改行せず、段落を短くする
- 強調は見出し1つにつき1〜2か所に絞る
- 色は少なく、大事なところだけにピンポイントで使う
まずは、いちばん最近書いた記事をスマホで開いて、最初の画面だけを見てみてください。文字が詰まって見えたら、段落を短くするところから始めましょう。それだけで、読まれ方は変わってきます。
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