自分の好きなことや得意なことで、ビジネスを始めたい。でも、ビジネスの知識も実績もない。ブログを書いてみても、申し込みは一件も来ない。そんな状態で、このまま続けていいのか不安になっている方は多いと思います。
私はこれまで、ビジネスの形がまったくない状態から始めたコンサル生を何人も見てきました。「ステップメールって何?」「アクセスって何?」というところから始めた方もいます。そうした方も、今ではほとんどがビジネスを軌道に乗せています。しっかり取り組めば、1年もかからずに軌道に乗せることは十分にできます。
結論から言うと、ゼロからビジネスを立ち上げるときに差がつくのは、才能や知識の量ではありません。「先に価値を渡す」という順番を守れるかどうかです。
この記事では、私のコンサル生だった、引き寄せの法則のコーチ・まさるさんの実例をご紹介します。ブログを始めて3か月、申し込みゼロだった彼が、どんな順番で何をして、2か月以内に月収50万円を超えたのかをお伝えします。
コンサルを始めた頃のまさるさん
まさるさんは、「めっちゃ簡単♪引き寄せコーチ」として、引き寄せの法則で人を幸せに導くコーチをしています。
引き寄せの法則については、何冊も本を読み、関連するセミナーやコミュニティにも積極的に参加していて、知識は当時からかなり持っていました。一方で、ビジネスのことは何も分かっておらず、起業や経営の知識は素人同然でした。
当時の状況は、次のようなものでした。
- 集客はブログ頼み。アクセスはあるものの、有料コーチングの申し込みはゼロ
- ブログを始めてから3か月、収入がない状態が続いていた
- 自分で商品を売ったことがなく、何とか稼がなければというプレッシャーを抱えていた
コンサルの申し込み前にいただいたメールからも、かなり不安を感じていることが伝わってきました。
ここで大事なのは、まさるさんに「伝えたい中身」はすでにあったということです。足りなかったのは、中身ではなく、それを届けて商品につなげる順番でした。 これは、知識や経験があるのに売れていない方の多くに共通しています。
最初に伝えたのは「ビジネスは価値とお金の交換」ということ
私がまさるさんに最初に伝えたのは、ビジネスの基本的な考え方と、何から手をつけるべきかでした。
ビジネスは「価値とお金の交換」です。そして、先に価値を渡すことが大切です。お客さんは、価値を受け取った経験があって、はじめて「この人にお金を払いたい」と思ってくれます。
当時からまさるさんは、LINEで見込み客の方と積極的にやり取りをしていて、無料で悩み相談に乗っていました。そこで私は、お金をもらうかどうかを気にせず、その相談に全力で乗るようにすすめました。
まさるさんは、それをしっかり実践してくれました。すると、やがてその相談に乗った人たちが、有料のコースに申し込んでくれるようになりました。
もちろん、引き寄せの法則でコーチングをしている人はほかにもいますし、最初は実績もなく、強いライバルもいました。それでも成果が出たのは、特別な才能があったからではなく、「先に価値を渡す」という順番どおりに動いたからです。
無料相談を全力でやったら、有料の申し込みにつながった
有料コーチングの募集を始めると、すぐに申し込みが入り、立て続けに数件の成約が決まりました。「自分のサービスは本当に売れるんだ」と喜ぶまさるさんを見て、仕組み作りの最初から関わってきた私も、自分のことのようにうれしかったのを覚えています。
その後の変化は、次のとおりです。
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| コンサル開始前 | ブログを始めて3か月、有料の申し込みはゼロ |
| 募集開始の直後 | 申し込みが入り、立て続けに数件の成約 |
| 2か月以内 | 月収50万円を達成 |
| その後 | 当時のコンサル代(約30万円)を1か月ほどで回収し、以降の売上はすべてプラスに |
その後もブログやメールの読者は増え続け、有料の企画を案内すれば申し込みが入る状態になりました。
無料の相談から有料の提案につなげる流れは、今でも私がおすすめしている形です。先に相手の話をしっかり聞き、課題を整理し、必要な人にだけ提案する。この進め方はカウンセリングセールスの10ステップで詳しく解説しています。
自信がついてから起きた変化
売上が立つようになってから、まさるさんには収入以外の変化もありました。
- 引き寄せの法則の分野で知られている方から、コラボを依頼された
- 関東だけでなく、関西にもコーチングで出かけるようになった
- 多くの方から、喜びの声をいただくようになった
こうした経験を重ねる中で、まさるさんは自分のサービスにすっかり自信を持つようになりました。月に1回はオンラインで話し、何かあるたびにメールでやり取りしていましたが、以前のような不安はまったく感じられなくなっていました。
働く時間、場所、休日も自分で決められるようになり、以前とは比べものにならないくらいストレスが減ったそうです。自分が企画して作ったもので、お客さんに喜んでもらえることが面白くて仕方ないらしく、生き生きと活動していました。
一方で、まだ軌道に乗り始めたばかりで、コーチングは一対一のやり取りなので忙しい状態でもありました。当時の私は、まだ伸ばせる余地がたくさんあると考えていました。
- ブログ以外の集客の入り口を増やす(動画、セミナーの告知サイト、広告など)
- すでに始めていた月額課金のサービスを、少しずつ積み上げる
- 実績が増えたら、単価の高いサービスも用意する
- 自動化の仕組みを強くして、より多くの人をサポートできるようにする
一対一のコーチングだけで忙しくなったら、次は仕組みで支える人数を増やしていく。これが、労働収入から抜け出していくときの順番です。
この事例から分かる、ゼロから立ち上げるときの順番
まさるさんがコーチになってから、この記事を最初に書くまでは、わずか1年ほどでした。1年前の彼は、ビジネスの知識も実績も、大きな資金もない状態でした。そこから自分のサービスを立ち上げ、一般的な会社員の収入を上回るところまで来ました。
私がしたのは、ビジネスの基本的な考え方を伝えて、大きな方向性を示したことです。住んでいる場所も離れていたので、つきっきりで指導したわけではありません。大部分は、まさるさん自身が学び、実践して作り上げたものです。
この事例から見えてくる、ゼロから立ち上げるときの順番をまとめると、次のようになります。
- 自分が伝えたい中身を持っているかを確かめる(まさるさんの場合は、引き寄せの法則の知識と体験)
- 見込み客と直接話せる場所を作る(まさるさんの場合は、LINEでのやり取り)
- お金を気にせず、先に全力で価値を渡す(無料の悩み相談)
- 価値を受け取った人に、有料のサービスを案内する
- 売れるようになったら、集客の入り口と仕組みを増やしていく
見込み客と直接話し、先に価値を渡す場を作るという考え方は、今私がお伝えしているチャレンジ企画にも通じています。少ない人数からでも売上を作れる理由は、集客3名でも売上は作れる理由で解説しています。
まさるさんのその後の歩みは、ご本人へのインタビュー記事お客様の声(引き寄せコーチまさるさん)で読むことができます。
まとめ
- まさるさんは、ブログを始めて3か月、有料の申し込みがゼロの状態からスタートした
- 最初に取り組んだのは、「ビジネスは価値とお金の交換」と考え、無料の悩み相談に全力で乗ること
- 募集を始めるとすぐに数件の成約が決まり、2か月以内に月収50万円を達成。当時のコンサル代は1か月ほどで回収した
- 差がついたのは才能ではなく、「先に価値を渡す」という順番を守ったこと
- 売れるようになったら、集客の入り口と仕組みを増やして、一対一だけに頼らない形にしていく
まずは、今のあなたが見込み客と直接話せる場所はどこかを書き出してみてください。そこで先に渡せる価値を一つ決めることが、ゼロから立ち上げる最初の一歩になります。


