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「仕事がなくなりました」は、売上が減った話ではありません|事務所に行かなくなった私が忙しさを手放した3つの順番と、定年後の数年に自由を預けない考え方

rev-408 コラム
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最近、事務所に行く回数がめっきり減りました。月に1回か2回くらいしか行きません。理由は、事務所でやる仕事がなくなってきたからです。

「仕事がなくなった」と言うと、たいてい「え、仕事がうまくいっていないの?」と心配されます。でも、私の場合は逆でした。この記事を最初に書いた当時、売上は毎年順調に増え続けていて、その年も過去最高の利益になりそうなペースでした。

売上が増えているのに、忙しくなくなる。結論から言うと、それは仕事を増やすのではなく、仕組み化と自動化を意識して、自分が現場にいなくても回る形に作り替えてきたからです。

この記事では、私が事務所に行かなくなるまでの働き方の変化と、年商が億単位の社長と話して気づいたこと、忙しさを手放すための3つの順番、そして定年後の数年だけに自由を預けない考え方をお伝えします。

仕事がなくなったのに、売上は伸びていた

当時、ここ半年くらいの事務所の使い方を振り返ってみると、一番多い月でも3回でした。

使ったのは、パソコンに慣れていないコンサル生に使い方を直接教えたときと、新しい契約のために直接お会いするときくらいです。それ以外の仕事は、ほとんど自宅で済むようになっていました。

事務所を借りた当初は、「事務所」というものに憧れもあったと思います。最初の頃は近くに住む方のコンサルが中心だったので、毎週何回も事務所を使っていましたし、セミナーも頻繁に開いていました。

でも、あるとき、このままではいつまでたっても忙しさから抜け出せないと気づきました。そこから、今の形を目指して取り組んできました。今振り返ると、もっと早く取り組めば良かったと思っています。

インターネットで仕事を完結させる

今の私の仕事は、基本的にインターネットで完結します。

  • 集客から販売までは、仕組みとして流れができている
  • 商品は、販売サイトにアクセスしてもらえば受け取ってもらえる
  • サポートは、オンラインの通話やメッセージで行える

オンラインの通話を使えば、日本全国どころか、海外の方のサポートもできます。実際、当時のコンサル生には、アメリカに住んでいる方もいました。

けがをして歩けなかった時期もありましたが、その間も家から一歩も出ずにビジネスを進めることができました。起業してから、社員はずっと0名です(妻に少し手伝ってもらうことはあります)。

ここで誤解してほしくないのは、「仕組みを作ったから何もしなくていい」という意味ではないことです。仕組みは、作ったあとも数字を見て、直し続けることで保たれます。ただ、私が毎日その場にいなくても回る形になっているので、働く場所にも時間にも縛られにくくなりました。

インターネットをビジネスに使うと、場所に縛られない。これは、大きな良さの一つです。

年商億単位の社長と話して気づいたこと

ある日、ある会社の社長とお話しする機会がありました。

私より少し年上の方で、年商が億単位の会社を経営しています。アルバイトやパートの方も含めると20名以上を雇い、大きな事務所も構えています。仕事にかける時間も、意識も、労力も、私とは比べものにならないほどの方です。

その社長は、もう半年くらい、休みらしい休みを一日も取っていないそうです。夜も社員や取引先からいつ連絡が来るか分からないので、ゆっくりお酒を飲んで眠ることもできない。海外への出張も多く、社内の人間関係や、辞めた人の穴を埋める求人など、人の悩みも尽きないと話していました。家族とゆっくり会えるのは、月に数日だそうです。

年商が億単位というのは、本当にすごいことです。ただ、人をたくさん雇うと、その分だけ毎月の固定費も大きくなります。その社長いわく、利益率はそれほど高くなく、自分が自由に使えるお金で比べると、社員を雇わずにやっている私とそれほど変わらないくらいだそうです。

この会話で、私は改めて思いました。人や設備を抱え、大きなお金を投じて、プレッシャーと忙しさの中で億単位のビジネスを回すより、個人でビジネスを仕組み化して、ゆとりを持って生きるほうが、私には合っている、と。

もちろん、どちらが正しいという話ではありません。大きな会社を作ることにやりがいを感じる方もたくさんいます。大切なのは、自分がどんな働き方と暮らし方をしたいのかを先に決めて、それに合ったビジネスの形を選ぶことです。

自由に働くのに、大きな会社はいらない

大きな利益を出すには、大きな会社や組織を作り、大きな努力を重ねなければいけない。そう思われがちですが、必ずしもそうではありません。

同じくらいの売上でも、たくさんの社員で回している会社もあれば、少人数で回している会社もあります。社長が必死に働き続けて売上を保っている会社もあれば、社長が現場にいなくても売上が伸びている会社もあります。

この違いを生むのは、社員の数や頑張りの量ではなく、「ビジネスモデル」と「マーケティング」です。どんな商品を、誰に、どんな流れで届けるのか。それを仕組みとして組み立てられるかどうかで、同じ売上でも、忙しさはまったく変わります。

頑張る量を増やすより、仕組みを作る。この考え方は、ビジネスの仕組み化が重要な理由と4つのパーツで詳しく解説しています。

忙しさを手放す3つの順番

では、今忙しさの中にいる方は、何から手をつければいいのでしょうか。私が事務所に行かなくなるまでにやってきたことを、順番に整理すると次の3つになります。

順番 やること 手放せる忙しさ
1 何度も同じ説明をしていることを、コンテンツにする 同じ話を繰り返す時間
2 集客から申し込みまでを、一つの流れにする 一人ずつ声をかけて案内する時間
3 直接会う必要がある仕事だけを残す 移動と場所に縛られる時間

1. 同じ説明をコンテンツにする

コンサルやセミナーで、毎回同じ話をしていることはありませんか。その話を動画や文章にまとめておけば、お客様には先に見てもらい、直接会う時間は一人ひとりに合わせた相談に使えます。私のコンサル生も、多くは用意しているコンテンツを見てもらうことで、ビジネスの知識がゼロのところからでも、ある程度のことはできるようになっていきました。

2. 集客から申し込みまでを流れにする

次に、見込み客に知ってもらい、信頼してもらい、申し込んでもらうまでを、一つの流れとして組み立てます。この流れができると、一人ずつに声をかけて案内する時間が減っていきます。流れの作り方は、フルオートマーケティング構築の5ステップでまとめています。

3. 直接会う仕事だけを残す

最後に、どうしても直接会う必要がある仕事だけを残します。私の場合は、パソコンの使い方を横で教えるときと、新しい契約のときでした。それ以外はオンラインに移すと、移動の時間も、場所に縛られる時間も手放せます。

定年後の数年だけに、自由を預けない

最後に、少し長い目で見た話をさせてください。

会社に勤めて、定年まで働き続けたとします。定年を迎えたあとに、心も体も元気で、好きなことを自由にできる時間は、思っているより長くないかもしれません。何十年も頑張り続けた先の自由な時間が、体力が落ちてからの数年だけだとしたら、それはとても寂しいことだと私は思います。

私が会社を辞めてから、この記事を最初に書いた時点で約5年がたっていました。私の周りにも、できるだけ早い時期にビジネスに取り組んで、大切な人と過ごす時間をできるだけ多く確保する生き方を選んだ人が増えていました。

就職してから定年まで、何十年も頑張り続けることは本当にすごいことです。ただ、同じように頑張るのであれば、老後の数年のためだけに頑張るより、自由で豊かな人生のための行動を、早い段階から始めるほうがいいのではないか。そう私は考えています。

真面目な人ほど、我慢を続けた先で後悔しやすいという話は、人生を失敗して後悔する典型的なパターンでも書いています。一度、自分の時間をもっと大切にすることを考えてみてください。

まとめ

  • 私にとっての「仕事がなくなった」は、売上が減ったのではなく、自分が現場にいなくても回る形に変えてきた結果
  • 仕組みは作って終わりではなく、数字を見て直し続けることで保たれる
  • 社員の数や頑張りの量ではなく、ビジネスモデルとマーケティングで、同じ売上でも忙しさは変わる
  • 忙しさを手放す順番は、同じ説明をコンテンツにする→集客から申し込みを流れにする→直接会う仕事だけを残す
  • 定年後の数年だけに自由を預けず、早い段階から自分の時間を大切にする行動を始める

まずは、この1週間で「同じ説明を2回以上した話」を1つ書き出してみてください。それが、最初にコンテンツにして手放せる忙しさです。