収入を増やしたくて、残業を増やしたり、資格の勉強をしたり、昇進を目指したりしている。頑張った分だけ少しずつ収入は上がっている。でも、自由に使える時間はむしろ減っている気がする。そんな方は多いです。
時給を上げる努力は、決して間違いではありません。ただ、時給で働いている限り、どれだけ時給を上げても変わらない制約があります。
結論から言うと、自由で豊かな人生を目指すなら、時給を上げる努力「だけ」に時間を使い切らず、時給とは関係ない収入を少しずつ作っていくことをおすすめします。働いた時間とお金が入る時間が切り離された収入があると、時間の使い方の選択肢が増えるからです。
この記事では、時給を上げる考え方の良い面と限界、私自身のアフィリエイトでの経験、そして時給とは関係ない収入を会社員のままでも始められる順番をお伝えします。
時給を上げる考え方は、ある意味では正しい
時給を上げるための考え方として、よく言われるのが「珍しい力を持つ」ということです。高い専門性を身につけたり、いくつかの力を組み合わせたりして、代わりのいない存在になれば、時給は上がっていきます。
これは、ある意味では正しい考え方です。機械やツール、AIの進歩によって、これまで人がしていた単純な作業は、どんどん置き換えられています。何の強みも持たないまま働き続けることは、これから先、難しくなっていくでしょう。
だから、スキルを磨くこと自体には大きな意味があります。問題は、そのスキルを「時給を上げること」だけに使ってしまうことです。
時給で働く限り、残り続ける3つの制約
時給は、どれだけ高くなっても「時給」です。働いた時間に対してお金をいただく形である限り、次の3つの制約は残ります。
- 収入に上限がある:1日は24時間しかないので、働ける時間には限りがある
- 時間と場所を自分で決めにくい:就業規則、勤務地、勤務時間、職場の人間関係、お客様の都合に合わせる必要がある
- 働けなくなると収入が止まる:病気やけがで休むと、その間の収入がなくなる
遊びに行きたくても、会社の休みの日にしか行けない。旅行も、休みが取れる時期にしか行けない。合わない相手とも、仕事だからと付き合い続ける。時給が上がっても、この形そのものは変わりません。
もちろん、今の仕事に大きなやりがいを感じていて、生涯をかけて取り組みたいのであれば、それはすばらしいことです。ただ、多くの方は「お金のために」働いているのではないでしょうか。そうであれば、時給を上げる以外の道も知っておいて損はありません。
私の収入源のひとつ、アフィリエイトで起きたこと
私の主な収入源のひとつに、アフィリエイトがあります。他の人の商品を紹介して、その商品が売れたときに報酬をいただくビジネスです。
以前、時給について書かれた記事を読んだ日のことです。その日、私は仕事をしていませんでした。朝起きて、ご飯を食べ、録画していたテレビ番組を見て、メルマガを読み、サッカーをして、お風呂に入り、ビールを飲んで寝る。そんな1日でした。
その日に発生したアフィリエイトの報酬は、約10万円でした。これまでの最高は、1日で100万円です。
また、アキレス腱を断裂して思うように動けなかった時期にも、仕組みで月収174万円になったことがあります。
これらは私の実際の結果ですが、誰でも同じ金額になるという意味ではありません。お伝えしたいのは金額ではなく、収入の中には、働いた時間と結びつかない形のものがある、ということです。
時給とは関係ない収入を作るには
時給とは関係ない収入を作る方法は、いくつかあります。
- お金に働いてもらう(投資など)
- 人に働いてもらう(人を雇う、仕事を任せる)
- 不動産に働いてもらう
- 仕組みに働いてもらう
どれも、自分が労働する時間とは別のところで収入が生まれる形です。反対に、残業を増やす、新しい資格を取る、昇進を目指すといった努力は、どれも時給や月給を上げる方向の努力です。どちらが良い悪いではなく、向いている方向が違うということを知っておいてください。この中で、元手が少なくても始めやすいのが、最後の「仕組みに働いてもらう」です。
仕組みとは、たとえば、あなたの知識や経験をもとにした商品を、ブログやメルマガ、ステップメールを通して、あなたが直接その場にいなくても届けられるようにすることです。一度作った記事やメールは、あなたが休んでいる間も読まれ続けます。仕組み化の考え方は、ビジネスは仕組み化することが重要で解説しています。
自分の商品がなくても始められるアフィリエイト
「自分には売れる商品がない」という方には、アフィリエイトという選択肢もあります。他の人の商品を紹介する形なので、自分の商品が無くても始められます。労働収入から抜け出す一つの方法として、私も今も実践しています。
ただし、どの商品を紹介するかは、自分で使ったり、中身を確かめたりしたうえで、読者の役に立つものを選ぶことが大前提です。他人の商品を売るところから始める考え方は、売るものがなければ他人の商品をまずは売ろうでまとめています。
会社員のまま始める順番
時給とは関係ない収入を作りたいからといって、今の仕事をすぐに辞める必要はありません。むしろ、生活の土台を守りながら始めるほうが、落ち着いて取り組めます。
- 今の働き方で、時給を上げるために使っている時間を書き出す(残業、資格の勉強、付き合いなど)
- その中から、週に数時間だけ、仕組みづくりに回せる時間を決める
- 自分の知識や経験を発信するか、信頼できる商品を紹介するか、始める形を1つ選ぶ
- ブログやメルマガなど、一度作ったものが読まれ続ける場所に積み上げていく
- 小さくても収入が生まれたら、どこから生まれたのかを確かめ、同じ形を増やす
大切なのは、時給を上げる努力を全部やめることではありません。その時間の一部を、時給とは関係ない収入を育てることに回すことです。時間の使い方を見直すときの考え方は、頑張って働くほどお金を損する人でもお話ししています。
時給とは関係ない収入についてよくある誤解
| よくある誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| 仕組みの収入は、何もしなくても入ってくる | 最初に仕組みを作る時間と手間がかかり、その後も見直しが必要 |
| 始めればすぐに大きな金額になる | 小さく始めて、少しずつ育てていくもの |
| 会社を辞めないと始められない | 週に数時間から、会社員のままでも始められる |
| 資格や実績がそろってから始めるべき | 今ある知識や経験、信頼できる他人の商品から始められる |
特に最初の誤解には気をつけてください。仕組みは、作ったら終わりではありません。作るまでには時間がかかり、作ったあとも、読まれているか、届いているかを見ながら手を入れていきます。ただ、その手間は、働いた時間に比例して収入が決まる形とは性質が違います。
まとめ
- 時給を上げる努力は間違いではないが、時給で働く限り、収入の上限・時間と場所の束縛・働けないと止まる、の3つの制約は残る
- 収入には、働いた時間と結びつかない形のものがある
- 元手が少なくても始めやすいのは、知識や経験を商品にしたり、信頼できる他人の商品を紹介したりして「仕組みに働いてもらう」形
- 今の仕事は続けたまま、時給を上げるための時間の一部を、仕組みづくりに回すところから始める
まずは、この1週間で「時給を上げるため」に使った時間を書き出してみてください。その中の数時間が、時給とは関係ない収入を育てる最初の時間になります。



