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真面目な人ほど、我慢の先で後悔します|人生を失敗して後悔する典型的なパターンと、壊れる前に考えたい3つのこと

rev-622 コラム
この記事は約6分で読めます。

仕事がつらい。体も心も限界に近いと感じている。それでも「辞めたらこの先どうなるのか」と考えると、動けない。そんな状態が続いている方は少なくありません。

私の知り合いにも、仕事や職場の環境が原因で、心や体を壊してしまった経験を持つ人が何人もいます。はじめは私の周りが特別なのかと思っていましたが、ご相談を受けるうちに、同じような状況の方がとても多いことが分かってきました。そして、性格が真面目な人ほど、そうなりやすいように感じています。

結論から言うと、人生を後悔する典型的なパターンは、老後の安心のために、今の自分を犠牲にし続けてしまうことです。我慢そのものが悪いのではありません。報われる見込みが見えないまま、我慢だけを続けてしまうことが問題なのです。

この記事では、以前ご相談を受けた方のお話をもとに、我慢を続けるかどうかをどう考えるか、そして壊れる前に何を準備すればいいかをお伝えします。

真面目に働くほど、体を壊してしまう職場がある

以前、ある女性からご相談を受けました。彼女は高校生のお子さんを一人で育てながら、ある会社で正社員として働いていました。

その職場では長時間の労働が当たり前になっていて、朝8時ごろから、夜は終電で帰るまで毎日働いていたそうです。仕事ができる方だったので、上司から信頼され、たくさんの仕事が割り振られていました。

もともと体が強いほうではなかった彼女は、忙しさから体を壊し、一時期休職したこともありました。ところが、復帰したあとは、それまで以上に仕事を任されるようになります。休職で職場に迷惑をかけたと感じていた彼女は、体調が万全でなくても、深夜の残業や休日の出勤を続けていました。

一人でいるとき、何度も「消えてしまいたい」と思うことがあったそうです。それでも子どものためにと頑張り続けましたが、無理がたたり、また倒れて入院してしまいました。

お見舞いに来た同僚から「真面目に働きすぎるから大変になるんだよ」と言われ、彼女はショックを受けました。そして、これから先の人生に迷いが出てきたのです。

真面目に働くほど体を壊してしまう。それは、働く人の問題ではなく、環境の問題です。

「辞めたあとが不安」で動けなくなる理由

私もかつて、同じような会社に勤めていました。働きすぎて体を壊しかけ、過労で倒れることが本気で怖くなったこともあります。だからこそ、彼女の話は他人事とは思えませんでした。

私は彼女に「その働き方は、見直したほうがいいかもしれません」とお伝えしました。でも、最初は辞めるつもりはないようでした。理由を聞くと、こう話してくれました。

「今の会社を辞めたあとの生活と、老後が不安だから」

この気持ちは、とてもよく分かります。収入がなくなるのは誰でも怖いものです。ただ、ここで一つ考えてみてほしいことがあります。今の会社で、今の働き方を続けることには、不安はないのでしょうか。

つらい環境にいると、「辞めるリスク」ははっきり見えるのに、「続けるリスク」は見えにくくなります。毎日の忙しさの中で、立ち止まって比べる余裕がなくなってしまうからです。

特に、給料がそこそこ良かったり、会社が大きく安定して見えたりするほど、「このまま我慢したほうがいい」と判断しやすくなります。我慢さえしていれば、定年まで勤められて、退職金も受け取れるかもしれない。そう考えるのは自然なことです。

老後のために今を犠牲にする人生設計の落とし穴

私は、「老後の安心のために今を犠牲にする」という考え方には、慎重であってほしいと思っています。

数年の我慢で先が見えているなら、それも一つの選択です。でも、心から消えてしまいたいと思うほどつらい毎日を、この先何十年も続けられるでしょうか。

心や体に大きなダメージを受けると、その後しばらく働けなくなることもあります。そうなると、守ろうとしていた老後の安心そのものが遠のいてしまいます。長い間自分の気持ちを押し殺していると、何が自分にとって幸せなのかも分からなくなっていきます。

一方で、今の楽しさだけを優先して、将来を考えないのも同じようにバランスを欠いています。大切なのは、どちらか一方を犠牲にしないことです。

定年後が人生のスタートではありません。あなたの人生は、とっくに始まっています。そして多くの方は、今まさに一番動ける時期を過ごしています。老後も大事ですが、今も同じくらい大事です。どちらか一方だけを優先する人生設計は、一度見直してみる価値があります。

壊れる前に考えたい3つのこと

では、今の働き方を続けるかどうかは、どう判断すればいいのでしょうか。私は次の3つを考えることをおすすめしています。

考えること 問いかけ
1. 報われる見込み この我慢は、いつ、どんな形で報われるのか
2. 支払っている代償 体調、家族との時間、自分らしさを、どれだけ差し出しているか
3. 動ける時間 体力と気力があるうちに、別の選択肢を探せるか

報われる見込みと代償を並べてみる

紙に「この我慢で得られるもの」と「この我慢で失っているもの」を書き出してみてください。頭の中で考えるより、書いて並べたほうが冷静に比べられます。

体力と気力があるうちに動く

選択肢を探すには、体力と気力が必要です。限界まで我慢してしまうと、転職先を探したり、新しいことを学んだりする力も残らなくなります。少しでも余力があるうちに、次の道を調べ始めることが大切です。

また、「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、一人で抱え込まず、医師や公的な相談窓口など専門の人に相談してください。働き方を考えるのは、まず心と体を守ってからで大丈夫です。

逃げることに後ろめたさを感じる方には、逃げるは恥でも生きていけるも読んでいただきたいです。

我慢ではなく、仕組みで働き方を変える

働き方を変える方法は、一つではありません。別の会社に移る、働く時間を調整する、自分でビジネスを始める。どれを選ぶかは、あなたの状況次第です。

私自身は、会社員時代の働きすぎを経て、自分でビジネスを始めました。はじめから順調だったわけではありません。何を発信すればいいか分からず、無料相談をしても成約につながらない時期もありました。そこから、根性で頑張る量を増やすのではなく、売れる仕組みを作る方向に切り替えたことで、働き方が大きく変わりました。

もし自分でビジネスを始めることに興味があるなら、最初から大きく始める必要はありません。まずは、あなたがこれまでの仕事や経験で身につけてきたことを書き出してみてください。長く働いてきた人ほど、他の人の役に立つ経験を持っています。その棚卸しのやり方は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目でまとめています。

そして、少人数からでも売上を作れる方法があることも知っておいてください。私が今すすめている形は、チャレンジ企画の完全ガイドで全体像を解説しています。

その後の彼女の選択

ご相談をくれた女性は、その後すぐに退職届を出しました。

改めて自分の気持ちを振り返ったとき、もともとその仕事が好きだったわけではなく、収入がなくなる不安から会社にしがみついていただけだと気づいたそうです。今では、未練なく辞めることができたと話していました。

これからは、自分の好きなことを仕事にしていきたいとのことでした。すぐに結果が出るとは限りませんが、自分で選んだ道を一歩ずつ進んでいく姿を、私も応援しています。

まとめ

  • 人生を後悔する典型的なパターンは、老後の安心のために今の自分を犠牲にし続けること
  • つらい環境では「辞めるリスク」だけが見え、「続けるリスク」が見えにくくなる
  • 「報われる見込み」「支払っている代償」「動ける時間」の3つで判断する
  • 消えてしまいたいほどつらいときは、まず専門の人に相談して心と体を守る
  • 働き方は、頑張る量ではなく仕組みで変えられる

まずは、紙を1枚用意して、今の我慢で「得られるもの」と「失っているもの」を書き出してみてください。並べて見るだけで、次に考えるべきことが見えてきます。

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