ブログも書いている。SNSも更新している。セミナーの募集もしている。でも、お客様が安定して増えない。毎月「今月は何人申し込んでくれるだろう」と不安になる。そんな方は多いです。
こういうとき、多くの方は「もっと頑張らないと」と考えて、発信の回数や交流会への参加を増やします。でも、行動の量を増やしても、売上はなかなか安定しません。
結論から言うと、成果を出している人と、そうでない人の違いは、頑張っている量ではありません。自分のビジネスをきちんと「仕組み化」できているかどうかです。
この記事では、なぜ頑張っても成果が安定しないのか、仕組み化とは何をすることなのか、そして仕組みを作る4つのパーツと順番をお伝えします。
頑張っても成果が安定しない理由
行動が「何のため」なのかが決まっていない
うまくいっていない方の活動を見せていただくと、共通していることがあります。一つひとつの行動が、何の目的のための手段なのかが決まっていないことです。
たとえば、ブログを書いていても、アクセス数やコメントを増やすことが目的になっていて、読んでくれた人をその先のどこへ案内するのかが決まっていない。だから、記事を書いても、その先に進みません。
これは、ブログに限りません。アメブロのようにSNSに近い媒体でも、X(旧Twitter)やInstagramでも同じです。媒体が悪いのではなく、行動と目的がつながっていないことが原因です。
一つずつは正しくても、つながっていない
もう一つよくあるのが、やっていることがバラバラになっている状態です。
- なんとなく資格を取る
- なんとなくブログを書く
- なんとなくSNSを始める
- なんとなくセミナーを募集する
- なんとなく作ったプランを、一生懸命に売ろうとする
一つひとつの行動は、どれも間違いではありません。でも、それぞれがつながっていないので、どこかで流れが止まってしまいます。そして最後に、無理に売り込むしかなくなります。
うまくいかない原因は、才能でも努力の量でもなく、全体の設計がないことです。
仕組み化とは「全体像」と「設計図」を持つこと
結果を出している人は、行動の先が見えている
結果を出している人は、自分の行動がこの先の何につながるのかを分かっています。労力に見合う成果につながらないことはやらず、必要な作業だけを、質を高くして続けます。
これができるのは、ビジネスの全体像が見えているからです。全体像が見えていれば、今やるべきことが分かり、必要な作業だけを取り出して実践できます。
集客から販売までの「交通整理」をする
仕組み化とは、集客から販売、そしてもう一度買っていただくところまでを、行き当たりばったりではなく、一つの流れとして設計することです。
見込み客がどこからやって来て、どこで信頼を深め、どこで商品を知り、どこで申し込むのか。この交通整理ができていると、見込み客は自然にファンになり、お客様へと変わっていきます。
結果を出している人には、この「具体的な全体像」と、それぞれのパーツの「具体的な設計図」があります。マーケティングとは本来、このように課題をはっきりさせて、やるべきことを実践していくものです。
仕組みを作る4つのパーツ
ビジネスの仕組みは、大きく4つのパーツに分けて考えます。
| パーツ | 役割 | 設計すること |
|---|---|---|
| 1. 集客 | 見込み客に見つけてもらう | どの媒体で、誰に向けて、何を発信するか |
| 2. 関係づくり | 信頼を深め、ファンになってもらう | メルマガやLINEで、何をどの順番で伝えるか |
| 3. 販売 | 必要な人に商品を届ける | どんな商品を、どんな場で、どう案内するか |
| 4. 拡大 | 仕組みを広げ、続けて選ばれる | 商品を増やす、紹介や再購入につなげる |
大事なのは、4つを別々に作るのではなく、つなげて設計することです。たとえば、集客の発信は、関係づくりの入り口につながっている必要があります。関係づくりで伝える内容は、販売する商品につながっている必要があります。
私が「集客が大事」ではなく「商品設計から成約まで一気通貫で設計する」とお伝えしているのは、このためです。自動で売れる仕組みの作り方は、フルオートマーケティング構築の5ステップでも順番に解説しています。
仕組みができると、何が変わるのか
作業に追われず、売り込まなくてよくなる
よくできた仕組みは、一度作り上げると、ビジネスが回り続けるようになります。作ったあとにやることは、ブログやメルマガを定期的に書くことと、少しの手入れが中心になります。
お金や時間に余裕がないと、どうしても売り込みが強くなります。仕組みが回り始めると心に余裕ができ、純粋な情報発信に集中できます。そうするとファンが増え、売り込まなくても商品が選ばれる、いい循環が生まれます。
私自身、アキレス腱を断裂して動けなかった時期にも、仕組みが動いてくれたおかげで月収174万円を作ることができました。自分が動けない日にも売上が止まらないのが、仕組み化のいちばんの価値だと思っています。
人数に頼らず、レバレッジが効く
仕組みがあると、メルマガの読者が100人でも1万人でも、やることは変わりません。1通のメールで、あなたのメッセージが読者全員に届きます。
大切なのは、読者の数より、読んでくれる人との関係です。私はメルマガの読者が約100人だったころに、月収100万円を作ることができました。たくさんの人を集めなくても、つながりのある少人数から売上は作れます。
たとえばコーチやコンサルタントであれば、毎月数人のクライアントとご縁があれば、生活は十分に成り立ちます。交流会に毎週のように参加して名刺を集め、毎日アポ取りに走る生活は、体力にも時間にも限りがあります。仕組みに働いてもらう形に切り替えたほうが、長く続けられます。仕組みで小さな力を大きな成果に変える考え方は、レバレッジの効く仕組みを準備するでもお伝えしています。
仕組みを作るときによくある失敗
仕組み化を始めるときに、つまずきやすいところをまとめておきます。
| よくある失敗 | どう考えればいいか |
|---|---|
| 集客から作り始めてしまう | 先に「何を売るか」を決めてから、集客を設計する |
| 4つのパーツを完璧にそろえようとする | まず一通りつなげて動かし、弱いところを直す |
| ツールや見た目にこだわりすぎる | 流れがつながっているかを先に確かめる |
| 自己流で一から考える | すでに成果が出ている型をまねる |
特に最後の一つは大事です。ビジネスは、カンニングが許されるテストのようなものです。物が売れる理由や、売れる仕組みの型は、すでに多くの人が明らかにしています。ゼロから答えを考えるより、成果が出ている答えを見ながら、自分のビジネスに当てはめたほうが早く進みます。
私は、自分の仕組みを約1か月で作り上げました。一から考えたのではなく、成果が出ている型をまねて組み立てたからです。
少人数から売上を作る流れを、準備から開催後まで一つの仕組みとしてまとめたものに、チャレンジ企画があります。集客が3名でも売上が作れる理由は集客3名でも売上は作れますで解説しています。
まとめ
- 頑張っても成果が安定しない原因は、努力の量ではなく、行動が目的につながっていないこと
- 仕組み化とは、集客から販売までの「全体像」と「設計図」を持つこと
- 仕組みは「集客・関係づくり・販売・拡大」の4つのパーツをつなげて作る
- 仕組みがあれば、人数に頼らず、売り込まなくても選ばれる流れが作れる
- 仕組みは一から考えず、成果が出ている型をまねて組み立てる
まずは、今やっている行動を紙に書き出し、それぞれが4つのパーツのどれにあたるのか、次のパーツにつながっているかを確かめてみてください。つながっていないところが、あなたの仕組みで最初に直す場所です。


