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個別相談で商品説明から入ると断られます|売り込まずに選ばれるカウンセリングセールスの10ステップ

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この記事はチャレンジ企画 完全ガイドの第7章 個別面談で提案する「7-2 売り込まない個別面談の10ステップ」です(全35記事)


個別相談の申し込みは入った。でも、いざ話してみると「今回は見送ります」と言われてしまう。何人と話しても、なかなか申し込みにつながらない。

そんな状態が続くと、「自分はセールスが向いていないのかもしれない」と感じてしまいますよね。

でも、多くの場合、原因はトークの上手さではありません。面談の「順番」です。特に多いのが、相手の話を十分に聞く前に、商品の説明から入ってしまうパターンです。

結論から言うと、個別相談は商品を売る場ではなく、相手の課題を一緒に整理する場です。先に聞いて、理想と今の状態の差をはっきりさせ、その差を埋める手段として必要な人にだけ提案する。この順番を守るだけで、売り込まなくても選ばれるようになります。

この記事では、カウンセリングセールスの考え方と、個別相談の10ステップ、面談中に意識すること、AIで台本を作るときの確認点をまとめました。

商品説明から入ると、断られやすい理由

まず、断られやすい面談には共通点があります。

  • 相手の話を十分に聞かずに、すぐ商品の説明に入る
  • 自分の商品がいかに良いかを話し続ける
  • 相手の状況に合っているか分からないまま提案する
  • 申し込むかどうかだけを急いで確かめる

こうなると、相手は「やっぱり売り込まれた」と身構えます。どんなに良い商品でも、自分に必要だと感じていない状態で説明されると、人は断る理由を探し始めます。

相手が申し込むかどうかを決めるのは、商品の良さではなく「自分にこれが必要だ」と感じられるかどうかです。そして、その感覚は説明からではなく、自分の話をしているうちに生まれます。

カウンセリングセールスとは

カウンセリングセールスとは、相手の話を聞きながら、理想の未来と今の状態の差を整理し、必要なサポートを提案する売り方です。

大事なのは、売る前に聞くことです。相手は何を望んでいるのか。今どこで止まっているのか。なぜこれまでうまくいかなかったのか。これを聞いていくと、相手自身が「このままだとここで止まりそうだ」「一人で進めるより、サポートがあったほうが早そうだ」と気づいていきます。その気づきのあとに提案するから、売り込みにならないのです。

私は、この流れで個別相談をして、25人中23人、成約率92%になったことがあります。特別な話し方をしたわけではありません。先に聞いて、相手の課題を一緒に整理しただけです。

個別相談の10ステップ

個別相談は、次の10ステップで進めます。

ステップ やること ねらい
1 冒頭のあいさつ 安心して話せる空気を作る
2 面談の目的を共有する 売り込まれないと分かってもらう
3 チャレンジ企画の感想を聞く 話しやすい入り口を作る
4 理想の未来を聞く 本当はどうなりたいのかを知る
5 今の課題を聞く 理想との差を見つける
6 これまで試したことを聞く 必要なサポートを見極める
7 うまくいかなかった理由を整理する 自分がダメだったわけではないと分かってもらう
8 解決した場合・しなかった場合を考える 解決する必要性に本人が気づく
9 一緒に取り組みたいかを確かめる 提案に進んでいいか合意を取る
10 商品を提案する 課題と商品をつなげて伝える

商品の提案は、最後の10番目だけです。1から9は、すべて相手の話を聞いて整理する時間です。ここからは、特に大事なステップを見ていきます。

前半:安心してもらい、理想と今を聞く

面談の目的を最初に伝える

ステップ2の目的の共有は、省かないでください。面談に来る人の多くは、少し緊張しています。「何を聞かれるんだろう」「売り込まれるのかな」と不安に思っているからです。

そこで最初に、「今日はいきなり商品の説明をするのではなく、まず今の状況と理想、そしてどこで止まっているのかを一緒に整理していきます。そのうえで、必要であればサポートできる内容もご案内します」と伝えます。これだけで、相手の肩の力が抜けます。

感想から入る

いきなり「今の課題は何ですか?」と聞くと、相手は構えます。まずは「3日間参加してみて、率直にどうでしたか?」と、感想から聞きます。答えやすい質問から入ると、相手が話しやすくなり、どこに価値を感じてくれたのかも分かります。

理想の未来は、具体的になるまで聞く

ステップ4の理想の未来は、とても大事です。理想が分からないと、何を提案すればいいかも分からないからです。

ここでは、答えがぼんやりしていたら、もう一段深く聞きます。たとえば「売上を上げたいです」と言われたら、「どのくらいを目指したいですか?」「何の商品で作りたいですか?」「いつ頃までに?」と聞いていきます。聞かれるうちに、相手自身も自分が何を目指しているのかが見えてきます。

理想と今の「差」を見る

ステップ5では、その理想に対して、今どこで止まっているのかを聞きます。「一人で進めようとしたとき、どこが一番不安ですか?」のように聞くと、答えやすくなります。

理想はある。でも、今はここで止まっている。この「差」が、個別相談の中心です。商品は、この差を埋めるための手段として提案するものです。

事前のアンケートで理想と課題を聞いておくと、このあたりがとても進めやすくなります。アンケートの作り方は、セミナー後アンケートの10項目で解説しています。

後半:責めずに整理し、合意を取ってから提案する

これまで試したことを聞く

ステップ6では、相手がこれまで何をしてきたかを聞きます。まだ何も試していない人と、いろいろ試したけれど結果が出なかった人では、必要なサポートがまったく違うからです。

たとえば、まだ何もしていない人には、全体像と最初の一歩が必要かもしれません。SNSや無料相談をやってきたのに売上につながっていない人には、販売の流れそのものを見直すサポートが必要かもしれません。

うまくいかなかった理由は、構造で整理する

ステップ7は、面談の中でも特に気をつけたいところです。次のような言い方は避けます。

  • 「行動量が足りなかったですね」
  • 「本気度が足りなかったんですね」
  • 「やり方が間違っていましたね」

こう言われると、相手は落ち込み、心を閉じてしまいます。代わりに、「商品が悪いというより、誰に何を届けるのかが少し曖昧だった可能性があります」のように、構造として整理します。

相手が「自分がダメだったのではなく、整理すべきところがあったんだ」と分かると、前向きに話を聞けるようになります。この考え方は、売り込まずに信頼を作る3つの教育でも詳しく書いています。

解決した場合・しなかった場合を、本人に考えてもらう

ステップ8では、「今の課題が解決したら、どんな状態になれそうですか?」「逆に、このまま一人で進めると、どこで止まりそうですか?」と聞きます。

これは不安を煽るためではありません。講師が「このままだと危ないですよ」と言うのではなく、相手自身に「このままだと、また準備で止まりそうだ」と気づいてもらうための質問です。自分で気づいたことは、人に言われたことよりずっと納得感があります。

提案の前に、合意を取る

ステップ9は、見落とされがちですが、とても大切です。商品の説明に入る前に、「ここから先、個別に整理しながら進めていくことに興味はありますか?」と確かめます。

この一言があるだけで、提案の受け取られ方がまったく変わります。相手が「具体的に聞きたいです」と言ったら、提案に進みます。興味がなさそうなら、無理に説明を続ける必要はありません。

提案は、相手の課題から話す

ステップ10でようやく提案です。ここでも、商品の特徴を全部並べるのではなく、「〇〇さんの場合、今の課題は〜なので、ここを一緒に整えたほうが早いです。そのためのサポートとして、このプログラムがあります」と、相手の課題から商品につなげて話します。

伝える内容は、商品名、対象者、得られる成果、期間、サポート内容、価格、特典、申し込み後の流れなどです。ただし、説明は長くしすぎず、相手に関係のあるところを中心にします。提案のあとの迷いへの向き合い方は、迷っている人への向き合い方と決済案内で解説しています。

面談中に意識したい5つのことと、避けたいこと

台本は、一字一句読む必要はありません。大事なのは、相手の話を聞きながら流れを進めることです。面談中は、次の5つを意識してください。

  1. 相手の話を途中で遮らない
  2. 答えがぼんやりしていたら、深く聞く
  3. 相手を責めない
  4. 提案を急がない
  5. 提案の前に合意を取る

特に4つ目は、売りたい気持ちが強いときほど崩れやすいです。聞き取りが浅いまま提案に入ると、相手にとって「必要な理由」が見えないまま話が進んでしまいます。

反対に、避けたいのは次のようなことです。

  • アンケートの答えを見て、課題を決めつける
  • 商品の説明を長くしすぎる
  • 断りにくい雰囲気を作る
  • その場の成約だけを目的にする

アンケートから仮説を持っておくのは良いことです。ただ、決めつけずに本人の言葉で確かめてください。そして、その場で申し込みにならなくても、信頼が残っていれば、あとから相談してくれたり、次の企画に参加してくれたりすることがあります。

AIで台本を作るときの確認点

個別相談の台本も、AIでたたき台を作れます。「個別相談の台本を作って」とだけ頼むと、よくあるセールストークが出てくるので、チャレンジ企画の内容、ターゲット、アンケートの項目と回答例、商品の情報、面談に向いている人・向いていない人を渡します。講座では、このためのAIへの依頼文も用意しています。

出てきた台本は、質問が自然な流れか、相手の話を引き出す作りか、理想と今の差が見えるか、提案の前に合意があるか、自分の言葉で話せるか。この5つで見直してください。チャレンジ企画全体の中での面談の位置づけは、チャレンジ企画の完全ガイドで紹介しています。

まとめ

  • 個別相談は、商品を売る場ではなく、相手の課題を一緒に整理する場
  • 10ステップのうち、提案は最後の1つだけ。1〜9は聞いて整理する時間
  • 理想と今の状態の「差」をはっきりさせ、その差を埋める手段として提案する
  • うまくいかなかった理由は責めずに構造で整理し、提案の前に合意を取る
  • その場で成約しなくても、信頼が残れば次につながる

まずは、次の個別相談の冒頭で「今日は商品の説明ではなく、状況の整理から始めます」と伝えることから試してみてください。