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「満足しましたか?」のアンケートでは面談につながりません|セミナー後アンケートの10項目

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この記事はチャレンジ企画 完全ガイドの第7章 個別面談で提案する「7-1 面談につながるアンケート」です(全35記事)

3日間のチャレンジ企画が終わって、アンケートを取った。「とても勉強になりました」「参加してよかったです」と、うれしい感想がたくさん集まった。

それなのに、個別面談の申し込みはほとんどない。面談をしても、何を聞けばいいのか分からず、話が深まらない。そんな経験はないでしょうか。

これは、参加者の熱が低かったからでも、あなたの話が響かなかったからでもありません。多くの場合、アンケートの作り方の問題です。

結論から言うと、チャレンジ企画のアンケートは「感想を集めるもの」ではなく、「個別面談前のヒアリングシート」として作ります。聞く項目と並べる順番を変えるだけで、面談へのつながり方は大きく変わります。

この記事では、アンケートの4つの目的、入れるべき10項目、並べる順番、少人数のときの絞り方、そして回答後の流れまでをまとめました。

感想だけのアンケートでは、面談の材料が残りません

アンケートと聞くと、多くの方がこんな質問を思い浮かべると思います。

  • 参加してどうでしたか?
  • 満足しましたか?
  • 感想を教えてください

これで感想は集まります。ただ、個別面談で本当に知りたいことは、ほとんど見えてきません。

面談で知りたいのは、満足度ではなく、その人の状況です。今どんな課題があるのか。本当はどうなりたいのか。これまで何を試して、なぜうまくいかなかったのか。何を相談したいのか。

こうした情報がアンケートの段階で分かっていると、面談の質がまったく変わります。逆に、ここが空っぽのまま面談に入ると、冒頭をゼロからの聞き取りに使うことになり、話が深まる前に時間が終わってしまいます。

Day3が終わったあとに参加者が面談へ進むかどうかは、このアンケートの作り方で大きく変わります。チャレンジ企画全体の中でのアンケートの位置は、チャレンジ企画の完全ガイドで紹介しています。

アンケートの4つの目的

チャレンジ企画のアンケートには、4つの目的があります。

  1. 3日間を振り返ってもらう
  2. 今の課題を整理してもらう
  3. 個別面談を希望する人を把握する
  4. 面談で深掘りすることを事前に確認する

振り返りは、参加者のためでもあります

1つ目の振り返りは、参加者のためのものでもあります。参加者は、自分が3日間でどこまで進んだのか、意外と気づいていません。

「一番学びになったことは何ですか?」「参加前と比べて、どんな気づきがありましたか?」と聞かれて書き出すことで、「自分はちゃんと前に進んだ」と実感できます。この実感が、次の一歩につながります。

課題は、3日間で見えてくるもの

2つ目の課題の整理も大切です。3日間ですべての課題が解決するわけではありません。むしろ、自分の現在地が見えたからこそ、次に解決すべきことがはっきりしてきます。

たとえば、「ターゲットはだいぶ絞れたけれど、募集文で止まりそう」「面談への流れがまだ不安」といった課題です。これを参加者自身に言葉にしてもらうと、面談で何を扱えばいいのかが見えてきます。

アンケートに入れる10項目

具体的には、次の10項目を入れます。

項目 聞くこと ねらい
1)名前 本名と、オープンチャットでの名前 誰の回答か分かるようにする
2)連絡先 実際に連絡に使うものだけ 面談の案内と日程調整に使う
3)感想 3日間の全体の感想 満足度を知り、改善や募集文に活かす
4)一番の学び 何が一番学びになったか どこに価値を感じたかを知る
5)今の課題 一番の課題は何か 面談で深掘りするテーマを知る
6)理想の未来 数か月後にどうなっていたいか 理想と今の差を整理する材料にする
7)これまで試したこと 何を試し、どうだったか 過去の取り組みと背景を知る
8)面談の希望 3段階で選んでもらう 温度感を知り、案内を分ける
9)相談したい内容 面談で何を整理したいか 面談の準備に使う
10)本気度 どのくらい進めたいか 提案が必要な段階かを知る

いくつか、特に大事な項目を補足します。

「今の課題」は、具体的な場面で聞く

今の課題は、面談につなげるうえで一番大事な項目です。ただ、「課題は何ですか?」だけだと、「集客です」のような短い答えで終わりがちです。

「自分の商品を販売するうえで、今一番課題だと感じていることは何ですか?」「この3日間を通して、これから解決したいと感じたことは何ですか?」のように、場面を添えて聞いてみてください。参加者は自分の課題を言葉にしやすくなり、あなたも面談で何を深掘りすればいいかが分かります。

「これまで試したこと」を聞く理由

参加者は、今まで何もしてこなかったわけではありません。SNS、ブログ、無料相談、教材の購入、セミナーへの参加など、いろいろ試してきている人がほとんどです。

ここを聞かずに商品の提案に進むと、相手の背景が見えないまま話すことになります。何を試して、なぜうまくいかなかったのか。これが分かると、面談で「では、次はどこを変えればいいのか」を一緒に考えられます。

面談の希望は「3段階」で聞く

面談の希望は、「希望する」「興味はあるが迷っている」「今回は希望しない」の3段階にします。

ここで大事なのが、真ん中の「迷っている」です。「希望する・しない」の2択にすると、迷っている人は「しない」を選びがちです。真ん中の選択肢があるだけで、「本当は気になっている人」が分かり、あとから不安を聞くフォローができます。

本気度は、選別のためではありません

本気度の質問は、少し慎重に扱います。目的は、参加者をふるいにかけて突き放すことではなく、温度感を知ることです。

「今すぐ具体的に進めたい」「近いうちに進めたい」「情報収集として知りたい」「まだ迷っている」のように選んでもらいます。まだ情報収集の段階の人には、無理に提案しなくていい。それが分かるだけでも、面談での向き合い方が変わります。

並べる順番で、答えやすさが変わります

アンケートは、項目をそろえれば終わりではありません。並べる順番も同じくらい大事です。

いきなり「個別面談を希望しますか?」から始まると、売り込まれるような印象を与えてしまいます。おすすめの流れは、次の通りです。

  1. お名前と連絡先
  2. 感想と一番の学び(振り返り)
  3. 今の課題・理想の未来・これまで試したこと(現状の整理)
  4. 面談の希望・相談したい内容・本気度(次の一歩)

振り返りから入って、自分の課題と理想を書いたあとに、面談について聞く。この順番だと、参加者は自然に「自分の場合は、ここを相談したいかも」と考えながら答えられます。

「購入する意思はありますか?」は聞かない

もう一つ気をつけたいのが、商品の購入を前提にした質問です。「商品を購入する意思はありますか?」と聞かれると、多くの人は警戒します。

代わりに、「ここから先、個別に整理したいことはありますか?」「面談で相談したいことはありますか?」と、課題を整理する延長として聞きます。

少人数のときは、4項目だけでもいい

ここまで10項目を紹介しましたが、全部を入れなければいけないわけではありません。質問が多すぎると、回答率が下がるからです。

特に1回目の開催や、参加者が少ないときは、回答してもらうことを優先してください。その場合は、次の4項目だけでも大丈夫です。

  • 名前
  • メールアドレス
  • 感想
  • 個別面談を希望するかどうか

それ以外の項目は、面談を希望した人にだけ、あとから「面談前の事前質問」として送れば問題ありません。完璧なアンケートを作ることより、答えてもらって、必要な人を面談につなげることのほうが大切です。

案内文もセットで用意する

アンケートは、フォームを作って貼るだけでは答えてもらえません。案内文も一緒に用意します。

入れるのは、3日間のお礼、アンケートの目的、回答にかかる時間、回答の期限、面談の希望もここで受け付けること、回答後の流れです。「感想を集めるだけでなく、3日間で整理できたことと、ここから先に相談したいことを確認するためのものです」と目的を伝えると、答える理由が生まれます。

アンケートを出すタイミングであるDay3の組み立ては、Day3を「整理する日」にする11ステップで解説しています。

回答が届いたあとの流れも、先に決めておく

意外と抜けやすいのが、回答が届いたあとの動きです。これを決めておかないと、「アンケートを取って終わり」になってしまいます。

回答 次にすること
面談を希望する 日程調整のリンクを送る。回答を読んで面談の準備をする
興味はあるが迷っている 何に迷っているのか、不安を確かめるメッセージを送る
今回は希望しない お礼と、今後の案内を送る

感想は、次回の改善や募集文にも使えます。アンケートのゴールは、回答を集めることではありません。回答をもとに、一人ひとりを次の行動に進めてもらうことです。

面談の日程調整や、返信がない人への連絡については、面談リマインドと未返信フォローの考え方で詳しく書いています。

AIで作るときは、目的と材料を渡す

アンケートもAIでたたき台を作れます。ただ、「セミナー後のアンケートを作って」とだけ頼むと、よくある満足度アンケートが出てきます。

AIには、チャレンジ企画のテーマ、誰に向けた企画か、3日間の内容、最後に提案する商品、面談で深掘りしたいことを渡します。そのうえで「目的は感想集めではなく、必要な人を面談につなげること」「答えやすい順番に並べる」「各質問の意図も書く」と伝えると、ヒアリングシートとして使えるたたき台になります。講座では、このまま使えるAIへの依頼文も用意しています。

出てきたものは、感想だけで終わっていないか、質問が多すぎないか、順番は自然か、面談で使える答えが集まるか、売り込み感が強すぎないか。この5つで見直してください。

まとめ

  • チャレンジ企画のアンケートは、感想集めではなく「面談前のヒアリングシート」
  • 目的は、振り返り・課題の整理・面談希望の把握・深掘りすることの確認の4つ
  • 10項目の中でも「今の課題」「理想の未来」「これまで試したこと」が面談の材料になる
  • 順番は、振り返り→現状の整理→面談の希望。面談の希望は3段階で聞く
  • 少人数なら4項目でいい。回答後の動きまで先に決めておく

まずは、今使っているアンケートに「今の課題」と「面談の希望(3段階)」の2つが入っているか、確認するところから始めてみてください。