ブログを書いていて、記事はそれなりに読まれている。でも、商品の案内を見てもらえたり、問い合わせが来たりすることはほとんどない。そんな悩みを持つ方は多いです。
こういうとき、「もっとたくさん読まれれば、そのうち反応が来るはず」と考えがちです。でも、読まれる数を増やしても、反応が増えないことはよくあります。
結論から言うと、読者に行動してもらえる記事には、決まった構成があります。それは「主張 → 理由 → どうすべきか」という流れです。この流れで書くと、読者は記事を読んで納得し、そのまま次の行動に進みやすくなります。
この記事では、読者が動く記事構成の3つの型と、1記事1テーマの考え方、記事の長さの決め方をお伝えします。
読んで終わりの記事では、ビジネスにつながらない
ビジネスでブログを使うなら、読者に記事をなんとなく読んでもらうだけでは足りません。記事を読んだあとに、あなたが望む行動を起こしてもらう必要があります。
たとえば、次のような行動です。
- 商品の案内ページへのリンクを押してもらう
- 資料を請求してもらう
- 講座や特典に登録してもらう
- 質問や相談を送ってもらう
読むだけでページを閉じられてしまうと、どれだけ良い記事を書いても、ビジネスにはつながりません。
ここで大事なのは、行動してもらうことは、読者に無理をさせることではないという点です。記事を読んで「なるほど」と思った読者は、次に何をすればいいのかを知りたがっています。次の行動を示すことは、売り込みではなく、読者を迷わせないための親切です。
そのための構成が、次の3つの型です。
| 型 | 役割 |
|---|---|
| 1. 主張(What) | あなたが何を伝えたいのかを、早い段階ではっきりさせる |
| 2. 理由(Why) | なぜそう言えるのかを示して、読者に納得してもらう |
| 3. どうすべきか(How) | 納得した読者に、次にやることを具体的に示す |
型1:主張を早い段階ではっきりさせる
まず、記事の早い段階で、あなたが何を言いたいのかをはっきりさせます。
- 「この商品は、〇〇に悩む人に向いています」
- 「このツールは、導入したほうが作業が楽になります」
- 「この無料の講座は、申し込んでみる価値があります」
- 「この方法は、始めたばかりの時期には避けたほうがいいです」
先に主張を書くことで、読者は「この記事は何を伝えようとしているのか」を早くつかめます。主張がぼんやりしたままだと、読者は何をすればいいのか分からず、行動しないまま記事を閉じてしまいます。
記事の題名で主張を書いてしまうのも、よい方法です。たとえば「〇〇をおすすめする3つの理由」のような題名なら、主張は題名で伝わっているので、本文はすぐに理由から書き始めてもかまいません。
型2:主張と理由は必ずセットにする
「この商品は買う価値があります」と突然言われても、買おうと思う人はなかなかいません。人は、しっかりとした理由がなければ納得しませんし、納得しなければ行動もしません。
そのため、主張と理由は必ずセットにしてください。「この商品は買う価値があります。なぜなら〜」と、主張のあとに理由を書きます。その理由が納得できるものであれば、読者が行動してくれる可能性は高まります。
理由は、1つより2つ、2つより3つあったほうが説得力が増します。1つ目の理由に納得しなかった人でも、2つ目の理由には納得してくれるかもしれません。納得できる理由がいくつも並んでいると、その主張にはたくさんの根拠があると感じてもらえます。
理由を書くときは、次のような材料が使えます。
- あなた自身が試してみた体験
- お客様や読者から実際にいただいた声
- 他の方法と比べたときの違い
- 読者が抱えている悩みとのつながり
型3:どうすべきかを具体的に示す
主張と理由がそろえば、読者は納得しやすくなります。でも、読んで納得してもらうことがブログの目的ではありません。納得してもらったら、次は行動してもらう必要があります。
記事の最後は、読者がもっとも行動しやすい場所です。読者は記事を読み終えたとき、「さて、これからどうしよう」と考えます。そこでタイミングよく次の行動を示せば、読者はスムーズに動いてくれます。
示すときは、読者がやることを具体的に書きます。
- 「お問い合わせは、下のメールフォームからお送りください」
- 「メールアドレスを入力すると、資料をお送りします」
- 「申し込みフォームは、リンク先のページの一番下にあります」
- 「件名に『〇〇』と書いて、メールでお送りください」
ここまで書いておくと、読者は迷わずに動けます。読者の中には、少しでも分からない部分や不安な部分があるだけで、行動をやめてしまう人がたくさんいます。行動のさまたげになりそうなことは、あなたが先に取り除いておきましょう。
1記事1テーマで、読者の行動を1つに絞る
主張と理由を書いて、最後に行動を示す。この構成を生かすには、1つの記事のテーマを1つに絞ることが大切です。
1つの記事にいくつもの話題を書くと、読者の注意は散らばり、一つひとつの話題の印象も弱くなります。しかも読者は、一度に2つも3つも行動を起こしません。テーマが増えるほど、読者の反応は下がっていくと考えてください。
熱心なファンがたくさんいるブログなら、話題が多くてもついてきてくれることはあります。でも多くの読者は途中で離れてしまうので、基本は1記事1テーマで書くことをおすすめします。
書く記事のテーマそのものに迷う方は、ブログにはどんな記事を書けばいい?も参考にしてください。
記事の長さは、続けられる長さから
1つの記事の長さに、決まった正解はありません。1分ほどで読める短い記事をこまめに更新している人もいれば、10分以上かけて読むような長い記事をたまに更新している人もいます。どちらのやり方でも、成果を出している人はいます。
大事なのは、一定のペースで更新を続けることです。ブログは、定期的に記事を書いて更新しなければ、ファンは増えていきません。そのため、まずは自分が無理なく書き続けられる長さを考えてみてください。更新の頻度の考え方はブログ記事の更新頻度はどうするべき?でまとめています。
ブログを始めたばかりのころは、少し短めの記事でかまわないので、更新の回数を多めにするのがおすすめです。最初から長い記事を書こうとすると、無理がたたって続かなくなることがあります。
書くことに慣れてきたら、長い記事にも挑戦してみてください。長い記事は、短い記事より真剣に読んでもらえることがあり、読者に残る印象も強くなります。長い記事を最後まで読んでくれた読者は、行動してくれる可能性も高くなります。短い記事で「役に立つ」と「面白い」を両立させるのは、意外と難しいからです。
特に大事な記事は、ボリュームを大きくして、しっかり読んでもらえるようにするなどの工夫をするといいです。強く伝えたいことがあるときは、長い文章のほうがあなたの気持ちが伝わり、読者が増えるきっかけになることもあります。
記事構成でよくある失敗
最後に、記事構成でよくある失敗をまとめておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 主張が最後まで出てこない | 記事の早い段階か、題名で主張を伝える |
| 主張だけで、理由が書かれていない | 主張のあとに「なぜなら」を2〜3個書く |
| 記事の最後に、次の行動が書かれていない | やることを具体的に一文で示す |
| 1つの記事に話題を詰め込みすぎる | 1記事1テーマにし、残りは別の記事にする |
| 最初から長い記事ばかり書こうとして続かない | 続けられる長さから始め、慣れたら長くする |
分かりやすい文章そのものの書き方は、ブログ記事を書くための文章力の鍛え方で解説しています。
まとめ
- ビジネスのブログでは、読まれるだけでなく、読んだあとに行動してもらうことが大切
- 読者が動く記事は「主張 → 理由 → どうすべきか」の3つの型でできている
- 主張は早い段階か題名で伝え、理由は2〜3個セットで書き、最後に次の行動を具体的に示す
- 1記事1テーマにして、読者の行動を1つに絞る
- 記事の長さは、続けられる長さから始め、慣れたら大事な記事を長くする
まずは、あなたのブログでよく読まれている記事を1本開いて、最後に「次にやること」が具体的に書かれているかを確かめてみてください。書かれていなければ、その一文を足すところから始めましょう。


