ブログで商品を紹介しているのに、ほとんど売れない。記事は書いているのに、読者が定着している感じがしない。そんな悩みを持つ方は多いです。
こういうとき、「紹介している商品が悪いのかもしれない」「もっと上手なセールス文を書かないと」と考えがちです。でも、原因の多くは商品や文章力ではありません。
結論から言うと、ブログで商品が売れるかどうかは、紹介を始める「時期」と「順番」で決まります。読者との信頼ができる前に商品を並べると、どんなに良い商品でも売り込みに見えてしまうのです。
この記事では、売り込み臭が出てしまう理由と、信頼を先に作る考え方、そして有料商品の紹介を始めてよい2つの目安をお伝えします。
売り込み臭が出るのは「順番」が逆だから
ビジネスでブログを使うときに大切なのは、まず読者に記事を定期的に読んでもらうことです。商品を売るのは、その後です。
ブログを作ってすぐに、役に立つ記事がほとんどない状態で商品の紹介ばかりを並べると、読者からはこう見えます。
- この人は、自分に物を売りたいだけなのではないか
- 紹介している商品は、本当に良いものなのか
- この人のブログを、また読みに来る理由があるのか
読者の立場になって考えると、自然なことですよね。商品の紹介ばかりのブログをお気に入りに入れたいとは思いませんし、そのブログが勧める商品に大切なお金を払おうとも思いません。
人は、よく知らない相手から、いきなり物を買いません。 売り込み臭の正体は、紹介の文章が強すぎることではなく、信頼ができる前に紹介を始めてしまう順番のずれです。
先に届けるのは、読者が「また読みたい」と思える記事
では、商品を紹介する前に何をすればいいのか。まずは、ノウハウやあなたの考え、読者にとって役に立つ情報を、見返りを求めずに届けることです。
記事を読み続けてもらううちに、読者の中で次のような気持ちが育っていきます。
- 「このブログは読む価値がある」
- 「この人の言うことは信用できる」
- 「この人のことが好きだ」
この3つがそろって、ようやくあなたが紹介する商品に耳を傾けてもらえるようになります。
1つ目の「読む価値がある」は、読者の悩みに答えるノウハウ記事で育ちます。2つ目の「信用できる」は、あなたが実際に試したことや、うまくいかなかった経験を正直に書くことで育ちます。3つ目の「好きだ」は、あなたの考え方や、なぜこの発信をしているのかを伝えることで育ちます。ノウハウだけを並べても、考えだけを書いても足りません。3種類の記事を混ぜて書いていくのがポイントです。
最初のうちは、少なくとも1か月くらいは有料の商品を紹介せず、固定の読者を作ることに集中するのがおすすめです。遠回りに見えますが、信頼ができてから紹介したほうが、結果として早く売れるようになります。
どんな記事を書けばいいか迷う方は、ブログにはどんな記事を書けばいい?も参考にしてください。
アフィリエイトで紹介するときも、考え方は同じ
ブログでの商品紹介には、自分の商品を売る方法のほかに、他の人の商品を紹介して報酬を受け取るアフィリエイトという方法もあります。自分の商品がまだ無くても始められるので、労働収入から抜け出す最初の一歩として取り組む方も多いです。私自身も、今もアフィリエイトを続けています。
アフィリエイトの中には、無料の教材や資料を紹介して、読者がメールアドレスを登録すると報酬が発生するものもあります。読者にとってはお金がかからず、役に立つ内容を受け取れるものも多いので、ブログを始めて早い段階で紹介してもかまいません。
ただし、次の2つは守ってください。
| 守ること | 理由 |
|---|---|
| 中身を自分で確かめてから紹介する | 無料の案内の中には、内容に問題があるものも混ざっているため |
| 宣伝文をそのまま写さず、自分の言葉で紹介する | あなたが勧める理由が伝わらないと、紹介の意味がなくなるため |
少しの報酬のために、よく確かめていないものを紹介すると、読者からの信用を失います。一度失った信用は、その後に紹介する商品にも影響します。紹介してよいのは、あなたが読者に勧めても大丈夫だと判断したものだけです。 商品の選び方は初心者はまずアフィリエイトから始めよでまとめています。
有料商品の紹介を始めてよい2つの目安
では、いつから有料の商品を紹介していいのか。私は、次の2つのどちらかを目安にしています。
目安1:読者からメッセージが届くようになった
役に立つ記事や面白い記事を書き続けていると、読者からメッセージが届くようになります。
ブログの運営者にメッセージを送るのは、多くの人にとって勇気がいることです。それでも送ってくれるということは、あなたの文章で、読者の気持ちが少しでも動いたということです。真剣に読んでいないブログの運営者に、わざわざメッセージを書く人はいません。
そのため、メッセージを受け取れる窓口は、ブログの目立つ場所に置いておいてください。作り方はメールフォームを作ってメールを送ってもらおうで解説しています。
目安2:無料の案内への申し込みが10件以上ある
もう一つの目安は、あなたが紹介した無料の案内に、10件以上の申し込みがあるかどうかです。これも、あなたの記事を真剣に読んでくれている人の数を測る目安になります。
無料のものに申し込んでもらえない段階では、お金がかかる商品はなかなか売れません。逆に、無料の案内に反応してもらえるようになっていれば、読者はあなたの紹介を信頼し始めています。
この2つのどちらかを満たしたら、有料商品の紹介を始めてもいい時期だと判断できます。
まだどちらも満たしていない場合は、焦って有料商品を並べるより、記事を書き続けることを優先してください。そのときは、よく読まれている記事や、反応があった記事の題材を広げて書くと、読者との関係が深まりやすくなります。
有料商品の紹介を始めてからも、役に立つ記事を書き続けることは変わりません。紹介の記事ばかりになると、せっかく育った信頼が少しずつ目減りしていきます。紹介は、普段の記事の流れの中に、ときどき置くくらいがちょうどいいです。
商品紹介でよくある失敗
最後に、ブログで商品を紹介するときによくある失敗をまとめておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| ブログを作ってすぐに高額な商品を紹介する | まずは役に立つ記事で固定の読者を作る |
| 宣伝文をそのまま貼りつける | 自分が勧める理由を、自分の言葉で書く |
| 中身を確かめずに紹介する | 自分で確かめ、大丈夫と判断したものだけ紹介する |
| メッセージの窓口が見つけにくい | ブログの目立つ場所に置く |
| 売れないのを商品のせいにして、次々に商品を替える | 紹介を始めた時期と、それまでの記事を見直す |
最後の失敗は、特に気づきにくいものです。売れない原因は、商品ではなく順番にあることが多いです。信頼を作る記事が足りているかどうかを、先に見直してみてください。
まとめ
- 売り込み臭の正体は、信頼ができる前に紹介を始めてしまう順番のずれ
- 最初は有料商品を紹介せず、役に立つ記事で固定の読者を作る
- 無料の案内は早めに紹介してよいが、中身を確かめ、自分の言葉で紹介する
- 有料商品の紹介は「読者からのメッセージ」か「無料の案内への申し込み10件以上」を目安に始める
まずは、今のブログの記事を一覧にして、「役に立つ記事」と「商品を紹介する記事」の数を数えてみてください。紹介の記事のほうが多ければ、次に書くのは役に立つ記事です。


