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特典を増やすほど、紹介は比べられて選ばれません|紹介する商品に「一緒に進む企画」をつけて、あなたから選ばれる5つの手順

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他人の商品を紹介して収入を作る方法は、自分の商品がまだない人でも始められます。商品づくりも、決済も、受講者への対応も、売る側が引き受けてくれる。時間を切り売りする働き方から抜け出す入口として、現実的な選択肢の一つです。私自身も、自分の講座と並行して、今も紹介を続けています。

ただ、紹介を続けていると、多くの方が同じ壁に当たります。同じ商品を紹介している人がほかにもたくさんいて、読者から見ると誰から買っても同じに見える。そこで特典を付けるのですが、ほかの人も特典を付けている。気づけば、資料の数を増やす競争になっている。

結論から言うと、特典は「物」ではなく「一緒に進む企画」にすると、比べられなくなります。期間と目標を決めて、あなたと一緒に取り組む場を用意する。すると読者の気持ちは、「この商品を誰から買うか」から「この人の企画に参加したい。そのために商品を買う」に変わります。主役が商品から、あなたの企画に入れ替わるのです。

この記事では、特典の数で競うと選ばれない理由、「一緒に進む企画」の考え方、そして企画を作る5つの手順を解説します。なお、紹介でどれくらいの収入になるかは、扱う分野や読者との関係によって大きく変わります。ここでは金額ではなく、選ばれる理由の作り方をお伝えします。

特典の数で競うと、なぜ選ばれないのか

特典をたくさん並べれば、お得に見える。そう考えるのは自然です。でも、読者の側から見ると、数の多い特典には3つの問題があります。

1つ目は、中身を確かめられないことです。資料が何十個並んでいても、買う前に読めるわけではありません。読者は「本当に役に立つのだろうか」と半信半疑のままです。

2つ目は、どこかで見たような中身になりやすいことです。数をそろえようとすると、一つひとつにかけられる時間は減ります。ほかの紹介者の特典と似たものが並び、違いが分からなくなります。

3つ目が一番大きな問題で、紹介したあなたのことが記憶に残らないことです。資料を受け取った読者は、商品を使い始めたら、特典のこともあなたのことも忘れていきます。紹介のたびに、また一から信頼を作り直すことになります。

数で競うかぎり、もっと多く並べる人が現れた時点で負けてしまいます。 必要なのは、数ではなく、あなたにしか用意できない理由です。

「一緒に進む企画」とは何か

ここで言う「一緒に進む企画」とは、期間と目標を決めて、参加した人があなたと一緒に取り組む場のことです。資料を渡して終わりではなく、参加した人が目標に近づくまでの道のりに、あなたが付き添います。

物の特典と比べると、違いがはっきりします。

比べること 物の特典 一緒に進む企画
渡すもの 資料や動画のファイル 期間を決めた取り組みと、あなたの関わり
読者が感じる価値 おまけ 参加すること自体に意味がある
ほかの紹介者との比べやすさ 数や中身で比べられる あなたが主催するので比べられない
紹介が終わったあと 読者の記憶から消えていく 一緒に取り組んだ経験として残る

企画は、世界に一つしかありません。あなたが主催し、あなたが関わるからです。「この人と一緒に取り組みたい」と思った読者にとって、ほかの紹介者の特典は比べる対象になりません。

そしてもう一つ、企画を作る経験は、そのまま自分の商品を作る練習になります。参加した人と一緒に進むうちに、どこでつまずき、何があれば進めるのかが分かってくるからです。

企画を作る5つの手順

では、実際にどう企画を作ればいいのか。次の5つの手順で進めます。

手順1:企画の型を3つから選ぶ

企画には、大きく分けて3つの型があります。自分の得意なことと、紹介する商品に合わせて選びます。

  • 自分ならではの技を身につける企画:紹介する商品の分野の中で、あなたが特に得意なことや、ほかの人が扱っていない切り口に絞って教える。一般的な内容だと商品と重なるので、狭く深くがコツです
  • あなたとの距離が近くなる企画:一緒に作業する会や、少人数で直接話せる場など、あなたと関われること自体に価値がある企画。あなたという人は一人しかいないので、最も違いを出しやすい型です
  • 手厚い手助けを受けられる企画:商品を使って取り組んだものを見て返す、進み具合を定期的に確かめるなど、一人では止まりやすいところを支える企画

どの型でも、あなたが無理なく続けられる範囲で選ぶことが大切です。参加者の成果を支える関わり方は、次の一歩に進めるフィードバックの5つのポイントも参考になります。

手順2:中身は、読者に聞いてから決める

企画の中身を、自分が作りたいものから決めるのはおすすめしません。まず読者に聞きます。メールやSNSで「今、いちばん困っていることは何ですか」と問いかけたり、無料の相談で話を聞いたりします。

聞くときは、最初に出てくる言葉の奥まで確かめます。「発信を続けたい」という言葉の奥には、「一人だとさぼってしまう」「何を書けばいいか毎回迷う」といった本音があることが多いです。企画は、この本音を解決する形にします。

作り始めたら、途中の段階で「今こんな企画を考えています」と読者に見せて、意見をもらいます。「この部分がほしい」「この時間帯なら参加できる」という声を取り入れて直していくと、完成したときには、読者が求めている形に近づいています。

手順3:名前と見せ方で、違いをはっきりさせる

同じ中身でも、名前と見せ方で伝わり方は大きく変わります。「個別に質問に答えます」とだけ書くと、ほかの紹介者の特典と並んだときに違いが見えません。

名前には、次の3つを入れます。

  1. 誰のための企画か
  2. どれくらいの期間で取り組むか
  3. 終わったときに何ができるようになっているか

たとえば「質問対応」ではなく、「はじめての一本を公開するまで付き添う、少人数の伴走会」とする。中身が同じでも、読者は自分がどこまで連れていってもらえるのかを思い描けます。

人数や期間に限りを付けるときは、本当の理由があるときだけにします。「一人ずつ見られるのはこの人数まで」という理由なら、読者にとっても納得できる限りになります。特典の考え方は、ライバルに差をつける魅力的な特典戦略でも紹介しています。

手順4:企画の案内を書き、商品は「参加の入口」と位置づける

企画ができたら、案内の文章を書きます。ここで書くのは、商品の紹介文ではなく、企画の案内です。参加すると何に取り組み、どんな状態で終わるのか。どんな人に向いていて、どんな人には向かないのか。それを具体的に書きます。

案内は、見た目を飾り込むより、文章で丁寧に伝えることを優先します。長めの文章を最後まで読んでくれる人は、取り組む意欲の高い人です。見た目だけで判断する人より、企画の中で一緒に進みやすい人が集まります。

そのうえで、「この企画には、紹介している商品を私のリンクから購入した方が参加できます」と伝えます。商品は、企画に参加するための入口という位置づけです。

ただし、商品を自分で使って確かめていることは前提です。企画が主役だからといって、商品の中身をおろそかにしてはいけません。自分が使ってどうだったか、どんな人に合うかは、正直に書きます。紹介料を受け取ることも、隠さずに書きます。

手順5:企画の中で、次の一歩を用意しておく

企画の期間が終わったあとのことも、先に考えておきます。一緒に取り組んだ人の中には、「もっと深く関わってほしい」という人が出てきます。そうした人に向けて、個別の支援や少人数の講座など、次の一歩を用意しておきます。

一度の企画ですべてを渡しきろうとしないことも大切です。参加した人が次の段階に進めば、また新しい課題が出てきます。その段階に合った企画を用意し、成長に付き添っていく。この積み重ねで、あなたは「商品を紹介する人」から「目的地まで連れていく人」になっていきます。紹介から自分の商品へ進む流れは、初心者はまずアフィリエイトから始めよでもまとめています。

たとえば、動画編集の教材を紹介する人がいたとします

イメージしやすいように、例を出してみます。会社員をしながら、趣味で動画を作って発信している人がいたとします。自分が使って役に立った動画編集の教材を、読者に紹介したいと考えました。

最初に思いついたのは、編集に使える素材集や、よく使う操作の早見表など、特典の資料を集めることでした。ただ、同じ教材を紹介している人の多くが、似た資料を付けていると分かりました。

そこで、読者に「動画づくりで一番困っていることは何ですか」と聞いてみます。すると、「教材を買っても、一本も完成させられずに終わりそう」という声が多く返ってきたとします。

この本音をもとに、「教材を買った人が、最初の一本を仕上げて公開するまで付き添う伴走会」を企画します。少人数で、週に一度、作りかけの動画を見せ合い、つまずいたところを一緒に直す。期間の終わりには、全員が一本を公開している状態を目指します。

案内では、教材そのものの良さより、伴走会で何に取り組むかを中心に書きます。そして、教材はこの伴走会に参加するための入口だと伝えます。読者は「どうせ教材を買うなら、この人と一緒に仕上げたい」と感じてくれます。資料の数では勝てなくても、比べられない理由がここに生まれます。

企画を始めるときの3つの注意

最後に、企画を特典にするときの注意を挙げておきます。

  1. 抱えきれない人数にしない:関わりが価値の企画なので、一人ひとりを見られる人数に絞ります。人数が増えて関わりが薄くなると、企画の意味がなくなります
  2. 約束の範囲をはっきり書く:企画で何をして、何をしないのかを先に書きます。商品そのものへの問い合わせは売る側の窓口へ、といった線引きも伝えておきます
  3. 途中でやめない:一度始めた企画は、約束した期間を最後までやり切ります。参加した人の信頼は、ここで決まります

まとめ

  • 特典の数で競うと、中身を確かめられず、似たものが並び、紹介したあなたも記憶に残らない
  • 特典を「一緒に進む企画」にすると、主役が商品からあなたの企画に入れ替わり、比べられなくなる
  • 企画の型は「自分ならではの技」「あなたとの距離」「手厚い手助け」の3つから選ぶ
  • 中身は読者に聞いて決め、名前には「誰のため」「期間」「終わったときの姿」を入れる
  • 商品は参加の入口と位置づけつつ、自分で使って確かめ、紹介であることは隠さない

まずは、紹介したい商品を一つ選び、「この商品を買った人は、どこで止まりやすいか」を書き出してみてください。その止まりやすい場所が、あなたの企画の中身になります。