ビジネスで成功したら、何が手に入るのでしょうか。高級な車、ブランド品、広い家。そういうものを思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん、それも一つの形です。ただ、私が自分のビジネスで収入を作れるようになって一番大きいと感じているのは、別のことでした。
結論から言うと、ビジネスで成功して得られる最大のメリットは、「人生の優先順位を自分で決められるようになること」です。贅沢は、そのおまけのようなものだと考えています。
この記事では、私の趣味の車の話や会社員時代の体験を交えながら、そう考える理由と、自分の優先順位を書き出す3つの手順をお伝えします。
好きなものの時間を、自分で選べるようになった
私の趣味の一つは車です。主にスポーツカーが好きで、車好きが集まるイベントにも参加します。ネットでのつながりから生まれた集まりですが、今では多くの台数が集まるようになりました。
参加している人には、同じ車に10年以上乗り続けている、こだわりの強い人がたくさんいます。私も、新車で買ってから25年以上持っている車があります。普段は別の車に乗っているので、その車は主にサーキットを走るときに使っています。
集まりには、会社員の方もいれば、自分でビジネスをしている人もいます。自分の車を見せ合い、同じ車種のオーナー同士で話し、みんなで食事に行く。こういう時間が、私にはとても大切です。
こうした予定を、仕事の都合で諦めなくていい。好きなことに使う時間を、自分で選べる。これが、私が自分のビジネスを持って一番良かったと感じていることです。
最大のメリットは「思い通りに生きられること」
欲しい車を買えるのは、たしかに物の面での贅沢です。でも、本当に価値があるのは、持つことそのものより、好きなものを通じて得られる時間や人とのつながりのほうです。
お金を稼ぐために誰かに雇われる必要がなくなると、年を取ってからではなく、今から自分がしたいことを始められます。
- 家族が大事なら、一緒に過ごす時間を先に確保できる
- 旅行が好きなら、行きたいときに行ける
- 自然が好きなら、暮らす場所から選び直せる
- 何かあったとき、大切な人を守る余裕を持てる
ポイントは、何を選ぶかではなく、「自分で選べる」ことです。 海外で暮らしたい人もいれば、地元でのんびり過ごしたい人もいます。答えは人それぞれで、その答えを自分で決められる状態こそが、ビジネスで成功した先にあるものだと考えています。
多くの人の予定は、他人が決めている
反対に、会社に勤めていると、多くのことを自分以外の誰かが決めています。
- 働く日と休む日は、会社が決める
- 住む場所は、会社に通える範囲になる
- 収入は、会社が決めた給料の範囲になる
- いつまで働くかも、会社の決まりで決まる
私も会社員だった頃、仕事が生きがいのような上司に「この仕事を趣味だと思え」と言われたことがあります。当時の仕事は半導体の開発でした。心の中では「趣味は自分で決めます」と思いましたが、もちろん口には出せませんでした。
会社で働くことが悪いわけではありません。仕事が好きで、今の働き方に満足しているなら、それは素晴らしいことです。ただ、「本当はもっと家族や趣味に時間を使いたい」と感じているのに、その順番を自分で変えられない。そこに息苦しさを感じている方は多いのではないでしょうか。
贅沢には、すぐに慣れてしまう
ビジネスで成功すれば、高級な食事や高級ブランド品を楽しむこともできます。それに魅力を感じる人がいるのも自然なことです。
ただ、こうしたものには、すぐに慣れてしまいます。毎日豪華な食事をしていると、1〜2か月もすれば飽きてしまいます。ブランドの時計やバッグも、きれいな景色も、広い家も、しばらくすると当たり前になります。
どれだけ贅沢な暮らしをしていても、自分のしたいことができない毎日なら、どこかでむなしさが残ります。それなら、お金が十分でなくても好きなことに打ち込んでいる人のほうが、満たされているかもしれません。
とはいえ、お金がないと、できることにも制限があります。お金の心配そのものも、大きなストレスになります。だからこそ、お金と時間と心の余裕をそろえて、好きなことに打ち込める状態を目指したいのです。
自由な時間は、頑張る量ではなく仕組みで作る
では、どうすれば優先順位を自分で決められるようになるのか。ここで大事なのは、働く量を増やして稼ごうとしないことです。
働いた時間の分だけ収入が増える形のままだと、稼ごうとするほど時間がなくなります。好きなことの時間を作りたいのに、その時間を仕事に使うことになってしまいます。
必要なのは、自分が動き続けなくても商品が売れる「仕組み」を作ることです。私の場合は、ブログやメルマガで信頼関係を作り、必要な人に商品を案内する流れを整えてきました。コンサルを始めて1年未満で月収100万円になり、アキレス腱を断裂して動けなかった時期にも、仕組みのおかげで月収174万円になりました。
仕組みといっても、最初から大がかりなものは必要ありません。自分の知識や経験を商品にして、それを必要とする人に届ける流れを、一つずつ整えていくだけです。一度整えた流れは、くり返し使えます。毎回ゼロから自分が動かなくてよくなる分だけ、好きなことに使える時間が増えていきます。
自由な時間は、気合いや頑張る量ではなく、仕組みの設計から生まれます。仕組みを1つ持つための考え方は、自由で豊かな人生を手に入れるための条件で詳しく書いています。
自分の優先順位を書き出す3つの手順
「優先順位を自分で決める」と言っても、何から考えればいいか分からない方もいると思います。次の3つの手順で、紙に書き出してみてください。
- 大切なものを並べる:家族、夢、仲間、趣味、遊び、仕事など、自分にとって大切なものを思いつくだけ書き出す
- 理想の順番に並べ替える:自分が本当に大切にしたい順に並べる。私の場合は「家族 > 夢 > 仲間 > 趣味 > 遊び > 仕事」です
- 今の1週間と比べる:実際の1週間の予定が、その順番どおりになっているかを見る
私は、家族との予定を一番に入れて、そのあとに車やサッカー、サーフィンの予定を入れていきます。友人に誘われた日は、仕事をしないのも当たり前にしています。
書き出すときのコツは、「こうあるべき」ではなく、本音で並べることです。家族を一番にしたいけれど、今は趣味の時間もほしい。仕事も嫌いではないけれど、一番ではない。そうした本音のほうが、あとで働き方を見直すときの確かな基準になります。
また、書き出してみると、「大切だと思っていたのに、1週間の予定にまったく入っていないもの」が見つかることがあります。家族との食事、昔からの友人との約束、ずっとやりたかった趣味。そうしたものが見つかったら、まずは来週の予定に、小さくてもいいので1つだけ入れてみてください。予定に入れてみると、何がそれを邪魔しているのかも、具体的に見えてきます。
理想の順番と今の1週間がずれているなら、そのずれを生んでいるのは何かを考えてみてください。多くの場合、「働いた時間でしか収入が得られない」ことが原因になっています。仕事を理由に好きなことを断る毎日については、気軽にサッカーができる人生とできない人生でも書いています。
まとめ
- ビジネスで成功して得られる最大のメリットは、贅沢ではなく、人生の優先順位を自分で決められること
- 会社に勤めていると、働く日・住む場所・収入の多くを他人が決めている
- 贅沢にはすぐに慣れる。大切なのは、好きなことに使う時間を自分で選べること
- 自由な時間は、頑張る量ではなく、自分が動き続けなくても売れる仕組みから生まれる
- 大切なものを並べ、理想の順番にし、今の1週間と比べると、ずれが見えてくる
まずは今週、大切なものを理想の順番に並べて、実際の予定と比べてみてください。そのずれが、あなたが仕組みを作る理由になります。時間を切り売りする働き方から抜け出す考え方は、時給を上げるための努力は今すぐやめようも参考にしてください。


