コンサル生にビジネスの指導をする際は、遠方の人の場合は主にスカイプとメールでの対応ですが、事務所に来れる人は直接会って指導させてもらうこともあります。
事務所はこんな感じです。
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正直、今のビジネスの仕組みではもう事務所はいらないです。
パソコンとインターネット環境があれば、自宅でも、旅行先でも海外だろうと関係なく対応ができます。
それに自動化したことで、必死に働かなくてもいいので、わざわざ事務所の契約を続ける必要性も無くなってきました。
ただ、やっぱり近場のコンサル生に教えて成果が出ていると口コミで紹介されて、コンサルの依頼をしてくれる人もちょくちょく現れます。
コンサル生の紹介なので簡単に断るわけにもいきません。
ただ、中にはパソコンすら持っていない人もチラホラ。
それで、パソコン初心者の方などは直接操作を教えないと、どうしても理解してもらうのが難しい場合があります。
そんなときは事務所があると都合がいいので、月に数回程度しか使いませんが、そのまま契約を続けています。
ビジネスが軌道に乗る前から使っているので、事務所はシェアオフィスです。
当時はお金に余裕がなかったので、とにかく安いところを探していたのですが、自宅から車で10分くらいの場所で月額1万3千円で借りることができるということですぐに決めました。
普通に事務所を借りたら、5万円以上はするので格安です。
事務所が必要なビジネスをしているのであれば、最初の頃はこういったシェアオフィスでもいいので借りるといいですね。
また、ビジネスを始めたばかりとかこれから始める場合は、他の起業家の方とも事務所に行くたびに会うので人脈も広がったりします。
私のコンサル生も何名かはここを利用していました。
近くの人は利用してみてください。
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http://www.oita-sharedoffice.com/
それで、事務所で学生起業家のKくんのコンサルの合間に、コーヒーを飲んで休憩しながらビジネスの話をしていると同じ事務所を借りている会社の社員さんに話しかけられました。
「何をされている方なんですか?」と聞かれたので、Kくんが「経営者です」と答えると、
若いのにすごいですねとビックリされました。
シェアオフィスを借りる人のほとんどは、起業したばかりの個人事業の代表や中小企業の社長なので、当然経営者ばかりですが、ほぼ全員が40~60代くらいの年齢層になるので、明らかに学生にしか見えないKくんがビジネスの話をしているのが相当珍しかったんでしょう。
「やっぱり才能があるから成功できたんですね。私なんかには想像ができない世界です」
というようなことを社員さんが恐縮した感じで言うので、「才能は全く関係ないですよ」と私は思わず答えてしまいました。
才能があるからって言われるのは、あまり好きではないです。
ちなみに、その社員さんはパソコンのスキルが物凄くあって、プログラミングをしたり、ホームページを作ったり、壊れたパソコンを復元したりと、かなりのスキルがあります。
社員さんは私やKくんにはない圧倒的なパソコンの知識とスキルと経験を持っています。
今の会社に入ってからもう10年くらいになるそうで、そこで多くのことを学んだそうです。
その結果、パソコンに関連した問題に苦しむ人の悩みを解決したり、作ったプログラムやホームページで依頼主を喜ばせたりできる、専門の技術や知識を身につけたことはすごいことだと思います。
私たちと社員さんで、どちらが上とか下ということはないです。
ビジネスをしていると、よく感じることですが、多くの人が「社長」「代表」「経営者」みたいな肩書を聞くと勝手にすごい人だと思いがちですが、ほとんどの場合で単純に力を入れた方向が少し違うだけです。
社員さんがパソコンスキルを身につけるために学習をしたのと同じくらいの情熱を持って、時間と労力をビジネスに向けていれば、たぶんビジネスの世界でも成功していたと思います。
有名な大学に合格するために必死に勉強をしている人が、同じくらいの時間とお金をかけてビジネスに取り組めば、月収50万円や100万円くらいは最低でも稼げるはずです。
スポーツや音楽、芸術、演劇などで少ない金額でもお金をもらっている人たちのほうが、ビジネスで月に50万円や100万円くらい稼いでいる人たちよりも、確実に難しいことができるケースが多いです。
パソコンのスキルを磨く人がいるように、スポーツのスキルを磨く人がいるように、音楽、芸術、演劇のスキルを磨く人がいるように、会社の仕事としてスキルを磨く人がいるように、起業家はお金を稼ぐためのスキルを磨いただけです。
社長とか経営者を目に前にした途端に
「この人は自分よりも凄い!立派だ!人間的に上だ!」
と勝手な思い込みをするのはやめたほうがいいです。
(凄い人、立派な人は当然いますが)
私がプログラミングやパソコン修理を今すぐやれと言われても何の役にも立たずに、時間が過ぎてしまうだけでしょう。
それに、社長という肩書が欲しければ、20万円くらい準備して法務局にいけば、誰でもすぐに手に入れられるので、別に凄くも立派でもないですよ。
「社長になりました!」と言って、それが凄い実績のように見せようとする人がいますが、お金を払って書類を出せば誰でもなれます。
ビジネス関連のセミナーや懇親会などでも、すごく卑屈な感じで話している人がいます。
私よりも何十年も長く生きてきた人が、20代、30代くらいの稼いでいる若者に対して
ひたすらぺこぺこ頭を下げたり、気を使ってお世辞や愛想笑いをしている姿を見ていると、
少し情けない気持ちになります。
それに、大きな金額を稼いでいるから人としても上だということではないので、卑屈になる必要なんてないです。
大きな金額を稼いでいても下衆な人はたくさんいます。
(大金を手にすると上流の人間になったと勘違いして、すぐに人を見下す態度をとる人がいますが、周りが持ち上げるからそうなるんですかね・・・)
お金を稼いでいること以外の何かの部分では絶対にあなたほうが勝っている部分もあるはずです。
相手の優れている部分に対しては、素直に敬意を表するべきですが、あなたにもその人にないものを必ず持っているのだから、堂々と胸を張って対等な立場で向き合えばいいのです。
そんな人のほうが魅力的に見えるし、興味も持たれますよ。