アフィリエイトという言葉は聞いたことがある。自分の商品がまだ無くても始められると知って、興味もある。でも、「人に物を売りつけるみたいで気が引ける」「怪しいと思われないか心配」と感じて、一歩を踏み出せない。そんな方は少なくありません。
その不安は、とてもまっとうです。実際に、報酬の高さだけで商品を選んで紹介している人もいて、アフィリエイトに良くない印象を持っている人もいます。
結論から言うと、アフィリエイトは、選び方と紹介の仕方しだいで、関わる三者がみんな得をする「Win-Win-Win」の関係を作れる仕組みです。自分の商品が無くても始められる、労働収入から抜け出す一つの方法でもあります。私自身も、今もアフィリエイトを続けています。
この記事では、アフィリエイトの基本、三者が得をする関係の中身、その関係が崩れやすい場所、そしてWin-Win-Winを作るための紹介の3つの条件をお伝えします。
アフィリエイトとは、良いと思ったものを紹介して、成果に応じて報酬を受け取る仕組み
アフィリエイトとは、成果報酬型の広告のことです。企業や個人の商品を紹介して、その紹介から商品が売れたときに、販売した側から紹介した人へ報酬が支払われます。
たとえば、あなたが電化製品が大好きで、便利な家電を紹介するブログを書いていたとします。記事の中で「この商品はここが便利ですよ」と紹介し、それを読んだ誰かが実際に商品を買ってくれた。このとき、あなたに報酬が支払われる、という仕組みです。
インターネットで買い物をするのが当たり前になった今、アフィリエイトは広く使われているビジネスの形です。ネットショップで売られている多くの商品や、講座・教材などの情報商品にも、紹介の仕組みが用意されています。紹介の仕組みを使うには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる仲介のサービスに登録するのが一般的です。
アフィリエイトから始める理由と、自分の商品へ進む順番は、初心者はまずアフィリエイトから始める理由で詳しく解説しています。
三者が得をする「Win-Win-Win」の中身
アフィリエイトには、商品を販売する人、紹介する人、購入する人の三者が関わります。それぞれにとっての「得」を並べると、次のようになります。
| 立場 | 得られるもの |
|---|---|
| 販売者 | 自分だけでは届かなかった人に、商品を知ってもらえる |
| 紹介者 | 自分の商品が無くても、紹介した成果に応じて報酬を受け取れる |
| 購入者 | 自分に合う良い商品に出会えて、悩みが解決する |
販売者は商品が売れてうれしい。紹介者は報酬を受け取れてうれしい。購入者は良い商品に満足してうれしい。関係する三者が全員得をする。これが、アフィリエイトの本来の姿です。
この3つがそろって初めて、アフィリエイトはWin-Win-Winになります。 どれか1つでも欠けると、関係は長続きしません。
崩れやすいのは、いつも「購入者の得」から
三者のうち、一番崩れやすいのが購入者の得です。紹介者が報酬の高さだけで商品を選ぶと、購入者にとって本当に必要か、自分に合うかが後回しになってしまうからです。
購入者の得が欠けたとき、何が起きるかを考えてみます。
- 買った人が満足せず、紹介者への信頼がなくなる
- 次にどんな商品を紹介しても、読んでもらえなくなる
- 「アフィリエイトは怪しい」という印象が広がり、販売者も損をする
一度の報酬は受け取れても、その後に続く関係をすべて失ってしまいます。報酬目当てでつまらない商品を紹介するのは、結局、紹介者自身がいちばん損をするやり方です。
Win-Win-Winを作る紹介の3つの条件
では、三者が得をする紹介にするには、どうすればよいのでしょうか。紹介する商品は、次の3つの条件で選ぶのがおすすめです。
条件1:自分で使ったか、中身を十分に知っている
紹介する商品は、できるだけ自分で使ったもの、少なくとも中身を十分に確かめたものにします。使った人にしか書けない具体的な話は、読者にとって一番信頼できる情報です。「ここが良かった」だけでなく、「ここは少し使いにくかった」まで書けると、かえって信頼されます。
条件2:「合う人」と「合わない人」を書ける
どんなに良い商品でも、全員に合うわけではありません。「こういう人には合う」「こういう人には別のものがよい」と書けるかどうかが、購入者の得を守る分かれ目です。合わない人にまで勧めないことが、紹介者としての誠実さです。
条件3:買ったあとのことまで考えている
買ってもらったら終わり、ではありません。買った人が使いこなせるか、困ったときにどうすればよいかまで考えて紹介します。使い方のコツを添えたり、つまずきやすい点を先に伝えたりするだけでも、購入者の満足は大きく変わります。
たとえば、家電を紹介するブログで、ある掃除機を紹介するとします。「吸引力が強くておすすめです」だけでは、誰にとって良いのかが分かりません。「ペットのいる家や、じゅうたんの多い部屋にはとても合う。一方で、重さがあるので、階段の多い家で持ち運ぶことが多い人には、軽いほうの機種のほうが合う」と書けば、読む人は自分に合うかどうかを判断できます。合わない人が買わずに済むことも、購入者の得の一つです。
この3つを満たす商品は、実はそれほど多くありません。紹介する数が少なくなっても、そのほうが長い目で見て信頼が積み上がります。
「アフィリエイトは怪しい」と思われたときの考え方
アフィリエイトという言葉に、良くないイメージを持っている人もいます。紹介している側がそう言われると、つい引け目を感じてしまいますよね。
ただ、良い商品を紹介して、その商品が売れたら成果に応じてお礼を受け取る、というのは、決して悪いことではありません。お店の店員さんが、お客様に合う商品を勧めるのと同じです。問題になるのは、紹介の仕方が不誠実なときです。
怪しいと思われないために、次のことを意識しておくとよいです。
- 紹介している商品で報酬を受け取っていることを、隠さずに伝える
- 良い点だけでなく、気をつける点も書く
- 「誰でもすぐ結果が出る」のような大げさな言い方をしない
紹介の仕方を誠実にそろえておけば、「この人が勧めるものなら」と言ってもらえる関係に変わっていきます。
自分の商品を作ったら、紹介してもらう側にもなれる
アフィリエイトは、紹介する側だけの仕組みではありません。あなたが自分の商品を作ったときには、今度は紹介してもらう側になれます。
自分の商品をASPに登録したり、「紹介して売ってくれた方には、このくらいのお礼をお支払いします」と決めて案内したりすると、興味を持った人が紹介してくれるようになります。自分一人では届かなかった人に、商品を知ってもらえるわけです。
このときも、Win-Win-Winの考え方はそのまま使えます。紹介してくれる人が胸を張って勧められる商品か、買った人がきちんと満足できる商品か。紹介する側を経験していると、この視点を持ったまま自分の商品を作れます。他の人に協力してもらう具体的な進め方は、他人に協力してもらって売上を伸ばす方法で解説しています。
紹介を始めるための登録先の選び方は、アフィリエイトの始め方とASPの選び方を参考にしてください。
まとめ
- アフィリエイトは、良いと思ったものを紹介して、成果に応じて報酬を受け取る仕組み。自分の商品が無くても始められる
- 販売者・紹介者・購入者の三者が得をする「Win-Win-Win」が本来の姿
- 崩れやすいのは購入者の得。報酬の高さだけで選ぶと、紹介者自身がいちばん損をする
- 紹介の3つの条件は「中身を知っている」「合う人・合わない人を書ける」「買ったあとまで考える」
- 自分の商品を持ったら、今度は紹介してもらう側としてWin-Win-Winを作れる
まずは、これまでに自分が買って本当に良かったと思える商品を3つ書き出してみてください。その中で「合う人」と「合わない人」をはっきり書けるものが、あなたが最初に紹介する候補になります。


