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「売るものがない」と悩む人ほど、自分で作って自分で売る形しか考えていません|売るものがなければビジネスはできない、商品を4つの軸で組み合わせて見つける方法

rev-3382 ビジネスモデル
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自分でビジネスを始めたい。でも、何を売ればいいのかが分からない。これは、ビジネスを始めようとする多くの人が、最初に立ち止まるところです。

「自分には人に売れるような特別なものがない」「商品を作るには、お金も時間も技術も必要だ」と考えて、始める前に止まってしまう方も少なくありません。

結論から言うと、売るものが見つからない人の多くは、「自分で作った商品を、自分で売る」という1つの形しか思い浮かべていません。商品は、誰が作るか、形があるか、どこで売るか、誰が売るかの4つの軸で組み合わせることができます。組み合わせを知ると、選べる道は一気に広がります。

この記事では、商品を見つけるための4つの軸と、その組み合わせ方、そして最初の商品を決める手順をお伝えします。

軸1:誰が作るか

1つ目の軸は、その商品を誰が作るかです。3つのタイプに分かれます。

  1. 自分の商品:自分で商品を作る
  2. 他人の商品:他の人が作った商品を紹介する
  3. 共同の商品:誰かと一緒に商品を作る

多くの人は、1つ目の「自分で作る」しか考えていません。でも、他の人が作った良い商品を紹介することも、立派なビジネスです。紹介した商品が選ばれたときに紹介料を受け取るアフィリエイトは、自分の商品がまだ無くても始められる方法の一つです。

3つ目の共同の商品も、見落とされがちな選択肢です。たとえば、知識はあるけれど文章が苦手な人と、文章は得意だけれど教える中身がない人が組めば、一人ではできなかった商品が作れます。

他人の商品から始める方法については、売るものがなければ他人の商品をまずは売ろうで詳しく解説しています。

軸2:形があるか

2つ目の軸は、商品の形です。2種類に分かれます。

  1. 物品:実際に手に取れる、形のあるもの。これを売るのが、いわゆる物販です
  2. サービス:手で触れられない、形のないもの。心のケア、からだの変化、仕事やお金の成果などを届けるもの

物品は、見て触れて分かりやすい反面、仕入れや在庫、発送の手間がかかります。サービスは、形がない分、何が手に入るのかを言葉で伝える工夫が必要ですが、在庫を持たずに始められます。

あなたが持っている知識や経験を教える講座、相談にのる個別サポート、作業を代わりに行う代行なども、すべてサービスです。「売るものがない」と感じている人でも、サービスの形で考えると、候補が見つかることが多いです。どちらを選ぶかの考え方は、物品を売るか、サービスを売るかで解説しています。

軸3:どこで売るか、軸4:誰が売るか

3つ目と4つ目の軸は、売る場所と売る人です。

軸3:どこで売るか

  1. インターネットで売る:ホームページ、ブログ、SNS、メールなどを使って販売する
  2. リアルで売る:お店、イベント会場、セミナー会場など、お客様と対面で販売する

インターネットは、住んでいる場所に関係なく、多くの人に届けられます。リアルは、目の前で話せる分、信頼を作りやすい面があります。どちらか一方でなければいけないわけではなく、組み合わせることもできます。

軸4:誰が売るか

  1. 自分で売る:文字通り、自分で案内して販売する
  2. 他人に売ってもらう:自分以外の人に紹介してもらって販売する

自分の商品を持っていても、売るのは自分でなくて構いません。あなたの商品を気に入ってくれた人や、同じお客様を持つ仲間に紹介してもらう方法もあります。

4つの軸を組み合わせると、道が広がる

4つの軸を並べると、商品の作り方と売り方は、次のようにたくさんの組み合わせになります。

誰が作るか 形 どこで売るか 誰が売るか 組み合わせの例
他人 サービス インターネット 自分 自分が使って良かった講座を、ブログで紹介する
自分 サービス インターネット 自分 自分の経験を教えるオンライン講座を、自分で案内する
自分 サービス リアル 自分 対面の個別相談を、地域の勉強会で案内する
共同 サービス インターネット 自分と相手 得意の違う二人で作った講座を、お互いの読者に案内する
自分 物品 インターネット 他人 自分で作った品物を、紹介してくれる人を通じて売る

表を見ると、「自分で作って自分で売る」は、たくさんある組み合わせの1つにすぎないことが分かります。自分で商品を作らなければいけない、自分で売らなければいけない、という思い込みを外すことが、売るものを見つける第一歩です。

最初の商品を決める4つの手順

組み合わせが分かったら、最初の商品を決めていきます。次の4つの手順で進めてください。

  1. 自分が持っているものを書き出す:仕事の経験、学んできたこと、人から相談されること、使って良かった商品
  2. 4つの軸のうち、今すぐ選べるものに丸をつける:たとえば「自分の商品はまだ無いが、紹介できる商品はある」なら、「他人の商品」に丸
  3. 組み合わせを2〜3個つくる:丸をつけた軸を組み合わせて、始められそうな形を書き出す
  4. 一番小さく始められるものを1つ選ぶ:お金も準備も少なくて済み、すぐに誰かに案内できる形を選ぶ

1つ目の書き出しでは、「こんなことは商品にならない」と自分で決めつけないのがポイントです。あなたにとって当たり前のことが、他の人にとっては知りたいことである場合がよくあります。書き出し方は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目も参考にしてください。

4つ目で大きな商品を選ぶ必要はありません。最初の商品は、完成度より「誰かに案内して、反応を確かめられること」のほうが大切です。

たとえば、会社員として経理をしてきた人がいたとします

イメージしやすいように、例を出してみます。会社で長く経理の仕事をしてきた人が、自分でもビジネスを始めたいと考えているとします。

1つ目の手順で書き出すと、「経理の実務」「会計ソフトの使い方」「周りから、確定申告のことをよく聞かれる」「使って良かった家計簿の本」などが出てきます。

2つ目と3つ目の手順で組み合わせると、たとえば次のような候補ができます。

  • 使って良かった本やソフトを、ブログで紹介する(他人の商品・インターネット・自分で売る)
  • 個人で仕事を始めた人向けに、帳簿のつけ方を教える少人数のオンライン講座を開く(自分の商品・サービス・インターネット・自分で売る)
  • 税理士の知人と組んで、確定申告の準備講座を一緒に作る(共同の商品・サービス)

この中で一番小さく始められるのは、本やソフトの紹介か、少人数の講座です。どちらも、特別な設備はいりません。「売るものがない」と思っていた人でも、軸を分けて考えると、これだけの候補が出てきます。

よくある思い込み

最後に、売るものを考えるときに出てきやすい思い込みを整理しておきます。

よくある思い込み 見直し方
自分で商品を作らないと始められない 他人の商品の紹介や、共同で作る形もある
形のある品物でないと売れない 知識や経験を届けるサービスも商品になる
実績がないと人に教えられない 自分より少し後ろを歩く人には、今の経験が役に立つ
売るのは自分一人でやるもの 紹介してくれる人と組む売り方もある
最初から完成した商品を用意しないといけない 小さく案内して、反応を見ながら育てればいい

どれも、1つの形しか見えていないときに出てくる思い込みです。4つの軸で見直すと、「それなら、この形なら始められる」という道が見えてきます。

まとめ

  • 売るものが見つからない人の多くは、「自分で作って自分で売る」形しか考えていない
  • 商品は「誰が作るか・形があるか・どこで売るか・誰が売るか」の4つの軸で組み合わせられる
  • 他人の商品の紹介や、共同で作る商品、サービスの形も、立派な選択肢
  • 最初の商品は、持っているものを書き出し、一番小さく始められる組み合わせを1つ選ぶ

まずは、あなたが人から相談されることと、使って良かった商品を、それぞれ3つずつ書き出してみてください。その6つを4つの軸に当てはめると、最初の商品の候補が見えてきます。