動画を撮って、集客のために公開している。でも、商品そのものに動画を取り入れることは、まだ考えたことがない。そんな方は多いのではないでしょうか。
動画というと、たくさんの人に見てもらって、知ってもらうための道具という印象が強いと思います。もちろん、それも動画の大切な役割です。ただ、動画の使い道はそれだけではありません。
結論から言うと、動画には「誰でも見られるように公開して、入り口にする動画」と、「決まった人だけが見られるようにして、商品にする動画」の2つの使い方があります。この2つを分けて考えると、あなたの知識や経験を、動画の形で商品にできるようになります。
この記事では、2つの動画の役割の違い、動画を商品にする3つの形、動画を商品に組み込む4つの手順、そして始めるときに気をつけたいことをお伝えします。
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この記事の続きとして、お客様の「今」と「理想」から約束を決め、章立て・台本・教材までをAIと作る手順をまとめました。
動画には「公開する動画」と「商品にする動画」がある
動画の公開のしかたは、大きく2つに分けられます。
| 公開する動画 | 商品にする動画 | |
|---|---|---|
| 見られる人 | 誰でも | 申し込んだ人、購入した人だけ |
| 役割 | あなたを知ってもらい、ブログや登録ページに案内する入り口 | お客様に価値を届け、成果に近づいてもらう中身 |
| 内容 | 悩みの入り口に答える、短めの動画 | 手順を順番に学べる、まとまった動画 |
| 作るときの問い | どうすれば見つけてもらえるか | どうすれば最後までやりきってもらえるか |
公開する動画は、多くの人の目にとまる話題を選び、そこからあなたのブログや登録ページなど、見てほしい場所に案内する入り口として使います。
一方で、動画サービスの多くには、リンクを知っている人だけが見られるように公開する仕組みや、会員だけが見られる仕組みがあります。こうした仕組みを使うと、動画を「商品の一部」として、決まった人にだけ届けられます。
同じ動画でも、どちらの役割で作るかによって、話す内容も長さも変わります。まず、今作ろうとしている動画がどちらなのかを決めてください。 ここがあいまいなまま作ると、入り口としては長すぎて、商品としては物足りない動画になりがちです。
動画を商品にする3つの形
動画を商品にするといっても、形はいくつかあります。代表的なものを3つご紹介します。
形1:ウェビナー(オンラインセミナー)
ウェビナーは、ウェブとセミナーを合わせた言葉です。以前は、ホテルや会議室に集まって、決まった日時に開いていたセミナーを、オンラインで開くものです。
会場に行く必要がないので、遠くに住んでいる人も、自宅から気軽に参加できます。開く側も、会場代や移動の手間がかかりません。その場で参加者の質問に答えられるのも、ライブならではの良さです。
形2:セミナーの録画を、いつでも見られる教材にする
ウェビナーを録画しておけば、それ自体が教材になります。当日参加できなかった人や、あとから申し込んだ人に、見られるリンクを渡して、都合のいい時間に見てもらえます。
一度開いたセミナーが、録画として何度も価値を届けてくれるので、同じ話を何回もくり返す必要がなくなります。これは、働く時間を増やさずに届ける相手を増やす、仕組み化の考え方そのものです。
形3:手順ごとに分けた動画講座
録画をそのまま渡すだけでなく、内容を手順ごとに短い動画に分けて、順番に学べる講座にする形もあります。1本1テーマに分けておくと、お客様は「今の自分に必要な部分」を見返しやすくなります。
| 形 | 向いているとき |
|---|---|
| ウェビナー | 参加者の質問に答えながら進めたいとき、初めて商品を案内するとき |
| セミナーの録画 | 同じ内容を、参加できなかった人にも届けたいとき |
| 手順ごとの動画講座 | お客様に、順番に手を動かしながら学んでほしいとき |
Zoomなどを使って、知識をセミナーの形で届ける方法は、あなたの知識を「Zoomセミナー」で収益に変える全技術で詳しく解説しています。
動画を商品に組み込む4つの手順
では、実際にどう進めればいいのでしょうか。私がおすすめしている順番は次のとおりです。
- お客様に届けたい成果を一つ決める:動画を見終えたお客様が、何ができるようになっているかを一文で書きます
- まずはライブで一度話してみる:少人数のウェビナーで、その内容を話します。参加者の質問や反応から、どこが分かりにくいかが見えてきます
- 録画を見返して、手順ごとに区切る:質問が多かったところは説明を足し、一つの手順が一本の動画になるように分けます
- 見られる人を決めて届ける:申し込んだ人だけが見られるように公開のしかたを設定し、見る順番と、各動画のあとにやることを案内します
最初から完璧な動画講座を作ろうとしなくて大丈夫です。一度ライブで話して、その録画から作れば、撮り直しの手間も少なく、参加者の反応を反映した教材になります。
発売前に、動画を使って少しずつ情報を届け、見てくれた人の関心を高めてから商品を案内する、という販売の流れもあります。数日間にわたって動画やライブで価値を届けてから案内する考え方は、チャレンジ企画の完全ガイドで解説している3日間の流れとも通じるところがあります。
たとえば、こう組み立てます
イメージしやすいように、例を出してみます。家計の見直しを教えている人がいたとします。お客様からよく聞かれるのは、「固定費をどこから見直せばいいか分からない」という悩みです。
この人が動画を2つの役割で使い分けると、次のようになります。
| 動画の内容 | |
|---|---|
| 公開する動画 | 「固定費の見直しで、最初に確認したい3つの項目」を5分ほどで話し、詳しい手順はブログや登録ページで案内する |
| 商品にする動画 | 少人数のオンラインセミナーで、参加者と一緒に実際に固定費を書き出す。その録画を「書き出す」「比べる」「手続きの順番を決める」の3本に分けて、申し込んだ人に届ける |
公開する動画では、悩みの入り口に答えるところまでにしています。手順を最後までやりきる部分は、商品にする動画の役割です。
こうして分けておくと、公開する動画を見た人が「続きを学びたい」と思ったときに、自然に次の案内へ進めます。売り込まなくても、必要な人が自分から次の段階を選べる流れができるのです。
動画を商品にするときに気をつけたいこと
使うサービスの利用規約を確かめる
動画を有料の商品として届けるときは、使う動画サービスの利用規約を必ず確かめてください。サービスによっては、動画を有料で販売する使い方に決まりがあったり、専用の機能を使う必要があったりします。規約は変わることもあるので、始める前と、ときどき見直すタイミングで確かめておくと安心です。
長さより「1本1テーマ」を優先する
商品にする動画は、長ければ価値が高いわけではありません。1本の動画で伝えることを一つに絞り、見終えたらすぐに手を動かせるようにしておくほうが、お客様は最後までやりきりやすくなります。最後まで見てもらう動画の作り方は、視聴者を最後まで惹きつける7つの原則で解説しています。
よくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 公開する動画と商品にする動画の区別がない | 作る前に、どちらの役割の動画かを決める |
| 最初から完成した動画講座を作ろうとして止まる | まずライブで一度話し、その録画から作る |
| 長い録画をそのまま渡して、見てもらえない | 手順ごとに区切り、1本1テーマにする |
| 動画を渡したきりで、見たかどうか分からない | 見る順番と、各動画のあとにやることを案内する |
まとめ
- 動画には、誰でも見られる「公開する動画」と、決まった人だけが見る「商品にする動画」がある
- 商品にする形は、ウェビナー、セミナーの録画、手順ごとの動画講座の3つが代表的
- 届けたい成果を決め、まずライブで話し、録画を手順ごとに区切って届ける
- 有料で届けるときは、使うサービスの利用規約を必ず確かめる
- 長さより1本1テーマ。見終えたあとにやることまで案内する
まずは、お客様からよく受ける質問を一つ選び、その答えを少人数向けのオンラインセミナーで話してみてください。その録画が、あなたの最初の動画商品の材料になります。
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