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「好きなことで生きていく」を一気に目指す人ほど、途中で崩れます|好きな事を仕事にするための「仕事の5段階」と、最初に目指すべき天職の段階

rev-141 コラム
この記事は約6分で読めます。

独立したいと考えている人の多くが、「自分の好きなことを仕事にしたい」と思っています。

私も過去に、そう考えて行動しました。その理想を追いかけるのは、とても素晴らしいことだと思います。

ところが現実には、ビジネスを始めて何年もたつのに結果が出ない人もいれば、同じ時期に始めて着実に理想へ近づいている人もいます。同じ日にスタートしても、大きな差がつくことは珍しくありません。

結論から言うと、この差は才能や運ではなく、「仕事には段階がある」ことを知って、順番に上がっているかどうかで生まれます。好きなことを仕事にしたいなら、いきなり頂上を目指すのではなく、まず「天職」と呼べる段階を目指すのが近道です。

この記事では、仕事の5つの段階、段階を飛ばすと何が起きるのか、最初に目指す天職の段階への進み方を解説します。

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成功と失敗の差には、必ず原因がある

たまたま運よくうまくいく人も、いないわけではありません。ただ、多くの場合、うまくいく人とそうでない人を分ける原因は、ちゃんと存在しています。

いろいろな人の進み方をよく観察すると、その原因が見えてきます。原因が分かれば、進むべき方向も分かります。

カーナビを思い浮かべてください。道に迷って目的地にたどり着けないなら、カーナビに目的地をセットすれば案内してもらえます。あちこちに進んでは、間違いに気づいて引き返す。そんな時間と労力の無駄を繰り返す必要はありません。

好きなことを仕事にする道のりも同じです。今どの段階にいて、次にどこへ進めばいいのか。その地図にあたるのが、次に紹介する「仕事の5段階」です。

仕事には5つの段階がある

仕事には、次の5つの段階があります。

段階 名前 どんな状態か
1 労働(Labor) 作業員的な仕事。自分の意思が入りにくく、機械的で苦痛を感じやすい
2 仕事(Work) 主体的に取り組める仕事。意味や生産性は感じるが、喜びまでは感じにくい
3 天職(Calling) その仕事をしていることで心が満たされる状態。最初に目指したい段階
4 自己実現(Self-actualization) なりたかった自分に向かって歩いている仕事。理想を体現できる状態
5 自己超越(Self-transcendence) 自分の利益を超えた使命感で取り組む仕事。社会全体への貢献など

多くの人は、4の自己実現を頂点だと考えています。5の自己超越は、自分や身近な人の利益を超えて、社会や世界のために働く段階です。

この5つは、普通は1から順番に上がっていきます。どんなことでも積み重ねが大切なように、仕事も一つずつ段階を上がっていく必要があります。

今いる段階を見分ける3つの問い

自分が今どの段階にいるのか、すぐには分からないかもしれません。そんなときは、次の3つを自分に聞いてみてください。

  1. その仕事の進め方を、自分で決められているか(決められていなければ1の段階に近い)
  2. その仕事に意味は感じるが、やっていて心が満たされる感覚はあるか(意味はあるが満たされないなら2の段階)
  3. お金をもらえなくても続けたいと思えるほど、心が満たされているか(そう思えるなら3の段階に入っている)

会社員として働いている方の多くは、1か2の段階にいると感じるはずです。それは悪いことではありません。今の仕事で身につけた力は、次の段階に進むときの土台になります。大事なのは、今の位置を正直に認めて、次の一段を具体的に決めることです。

私自身は、ようやく4の段階に入ってきたと感じています。5の自己超越まで行く必要は、今の自分には無いと思っています。どこを目指すかは人それぞれで、全員が5を目指す必要はありません。

一気に4や5を目指すと、足元から崩れる

好きなことを仕事にできない人に多いのが、5段階を順番に進まずに、いきなり4や5を目指してしまうパターンです。

高い理想を持って取り組むこと自体は、とても良いことです。ただ、その理想を支えるには、最低限の実力と収入の土台が要ります。土台がないまま上の段階に無理やり登っても、足元が定まらず、元いた段階まで落ちてしまいます。

たとえば、急に大きなお金が入った人が、そのお金に合わせて暮らしを大きくしたとします。収入が続かないのに支出だけが大きいままだと、あっという間に苦しくなります。急に上がった分だけ、落ちるときも速いのです。

ビジネスも同じで、実力に合ったところから一段ずつ上がるほうが、結果的に早く、そして崩れにくくなります。段階を飛ばさないことは、遠回りではなく近道です。

稼ぐ力という土台がなぜ大事なのかは、お金を稼げない人は理想も達成できないで詳しく書いています。

最初に目指すのは「天職」の段階

大きな目標はあるけれど、今は何から手をつければいいか分からない。そんな方は、まず3の「天職」を目指してみてください。

天職というと大げさに聞こえるかもしれませんが、ここでいう天職は「その仕事をしていると心が満たされる」状態です。世界を変えるような大きな仕事である必要はありません。

天職の段階に近づくために、次の順番で考えてみてください。

  1. 今の自分の仕事が、5段階のどこにあるかを確かめる
  2. 今までの経験の中で、人から感謝されたこと・時間を忘れて取り組めたことを書き出す
  3. その中から、お金を払ってでも解決したい人がいそうなものを選ぶ
  4. 小さく商品にして、少人数に届けてみる
  5. 届けてみて、自分の心が満たされるかどうかを確かめる

大切なのは、頭の中だけで天職を探そうとしないことです。実際に誰かに届けてみて初めて、「これは続けたい」と感じる仕事が見えてきます。

経験を商品の材料に変える方法は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸しで解説しています。また、プロほどの実力がなくても教えていい理由は、アマチュアでも教えていい理由でお伝えしています。

大切なことは、思っているより少ない

「好きなことで生きていく」と考えるなら、なんとなく毎日を過ごしているだけでは、なかなか形になりません。理想を実現している人は、必要なことをきちんと続けています。

ただし、それは「たくさん頑張る」という意味ではありません。

私は、のんびりマイペースで過ごしながらも結果を出せていますが、それは無駄なことをしていないだけです。必要なことは、しっかりやっています。

なぜそれができるのかというと、本当に大切で必要なことは、あなたが思っているより少ないからです。

  • 今の段階でやるべきことだけに絞る
  • 上の段階でやることに、今から手を出さない
  • 迷ったら「今の段階を一つ上げるために必要か」で判断する

必要なことだけをやるようにすれば、無駄な時間はどんどん減っていきます。そうして生まれた時間の余裕が、次の段階に進むための力になります。

まとめ

  • 好きなことを仕事にできる人とできない人の差は、才能や運より「段階を順番に上がっているか」で生まれる
  • 仕事には「労働・仕事・天職・自己実現・自己超越」の5つの段階がある
  • いきなり4や5を目指すと、土台がないまま崩れてしまう
  • 最初に目指すのは、心が満たされる「天職」の段階。頭の中で探さず、小さく届けて確かめる
  • 本当に必要なことは思っているより少ない。今の段階でやることに絞る

まずは、今のあなたの仕事が5段階のどこにあるかを、表を見ながら1つ選んでみてください。今いる場所が分かれば、次に進む一段が見えてきます。

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