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新しい講座を一から作る人ほど、時間が足りなくなります|1つのノウハウを本・スライド・動画・LP・会員サイトに広げた実例

one-knowhow-five-formats 実録
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商品を増やそうとして、新しいテーマの講座を一から作り始める。台本を書き、スライドを作り、動画を撮る。気づけば1つ目が完成しないまま、次のアイデアだけが増えていく。そんな状態になっていませんか。

結論から言うと、新しい講座を増やすより、1つのノウハウを「形を変えて」広げるほうが速く、ぶれません。 中身は同じまま、電子書籍・スライド・解説動画・LP・会員サイトと、届け方だけを変えていきます。

私自身、このやり方で商品を作ってきました。この記事では、実際に1つのノウハウから何を作ったか、どの順番で作るか、講座の販売サイトに出す講座をどう組んだか、を記録として書きます。まだ途中のものも含めて、そのまま出します。

1つのノウハウから、実際に作ったもの

まず、私の手元で「1つのノウハウ」から広がったものを2つ紹介します。

1つ目は、チャレンジ企画のノウハウです。ここから作ったものは次のとおりです。

形 作ったもの
解説動画 無料講座「AIチャレンジ企画マスター講座」の動画47本(本編41本+まとめ+購入者特典5本)
スライド 動画用の講義スライド(読み上げに合わせて1枚10〜15秒に割り直したもの)
会員サイト 動画とワークを置いた講座の会員サイト
電子書籍 『集客は少人数でいい』(チャレンジ企画の教科書)
ブログ このブログのチャレンジ企画の記事

2つ目は、「非エンジニアがAIでコンテンツ制作を仕組みにする」というノウハウです。こちらは、売る相手と場所ごとに形を変えました。

形 作ったもの
電子書籍 『非エンジニアのClaude Code完全活用ガイド』(Wordで169ページ)
解説動画 講座の販売サイトに出す講座(12セクション・43本の構成案)
スライド 無料の体験会(一緒に作るワークショップ)で使ったスライド
LP 無料の体験会の集客LP
セールスレター 有料のAIコンテンツ作成ワークショップの案内ページ
会員サイト 有料ワークショップの会員サイト(8つのコース)

体験会の集客LPと、有料版のセールスレターは、同じノウハウを「無料で一緒に作る場」と「1年かけて続ける場」に分けて書いたものです。中身の芯が同じなので、LPで伝えたことと、レターで伝えたことが食い違いません。

どちらの例も、中身の芯は1つです。新しいことを考えたのではなく、すでにある考え方と手順を、別の形に流し込んだだけです。これが私の言う仕組み化の、一番小さな単位です。

作る順番は、電子書籍が先

5つの形を作るとき、私は電子書籍を最初に置いています。セールスレターに「実物」を並べるときも、電子書籍を先頭にしています。

電子書籍を先にする理由は、文章の形がいちばん中身を全部持てるからです。1冊の本には、考え方・手順・具体例・つまずきやすい点まで、文字で順番に入ります。ここが決まれば、ほかの形は本から切り出す作業になります。

順番 形 本から何を取り出すか
1 電子書籍 ノウハウの全体を、順番どおり文章で書き切る
2 スライド 章ごとの要点と図を取り出す
3 解説動画 スライドに合わせて話す台本にする
4 LP・セールスレター 本で約束している変化と、届け方を書く
5 会員サイト 動画と一緒に、手順・ワーク・チェックを置く

逆に、スライドや動画から始めると、話の順番が毎回その場で決まってしまいます。あとから本にまとめようとしても、抜けている説明が見つかって、結局書き直しになります。最初に文章で全体を書いておくと、ほかの形にしたときの抜けが減ります。

共通の言葉は、書き始める前に決める

形を変えて広げるときにいちばん起きやすいのは、言葉のずれです。たとえば、本では「5段階」と書いたのに、スライドでは「5ステップ」、動画では「5つの手順」と呼んでいる。同じ中身なのに、別のことのように見えてしまいます。

『AIで作るオンライン講座の作り方』を書いたとき、章ごとに複数のAIに並行で書かせました。最初は「決めたことは共有のファイルに書いておいて」と任せていたのですが、これだと章ごとに言葉が食い違います。そこで、共通の言葉は書き始める前に指示書に入れ、細かい決定だけを追記させる形に変えました。すると、章をまたぐずれがほぼ出なくなりました。

本の中で使った講座のコンセプトの1文と5つのチェックも、私が作っている別の講座の教材と同じものにそろえています。図の中の文言も、画像を作る前に本文の決定に合わせて直しました。言葉を先に決めておけば、形が5つに増えても芯はぶれません。

160ページ前後の電子書籍をClaude Codeで作る手順そのものは、Claude Codeで160ページの電子書籍を作る手順に書いています。

講座の販売サイトに出す講座は、こう組んだ

2026年10月12日、講座の販売サイトに出す1本目の講座の構成を決めました。12のセクション、43本の動画という構成です。

題名は「非エンジニアのClaude Code|1つのノウハウから電子書籍・スライド・解説動画・LPまでAIで丸ごと作る」にしました。題名そのものが、この記事で書いている「1つのノウハウを広げる」やり方になっています。

販売サイトで出さないテーマも決めた

構成を決める前に、販売サイトの中の似た講座を調べました。その結果、チャレンジ企画・セミナー集客・セールスのテーマは、販売サイトでは需要が薄いと分かりました。似た講座のレビュー数が、1桁から2桁しかなかったのです。

そこで、この販売サイトではチャレンジ企画は出さず、AIでコンテンツを作る手順を出すことにしました。同じ私のノウハウでも、売る場所によって出すものを選びます。

声と設定は、無料講座と同じにそろえた

動画の作り方は、無料講座の47本と同じ手順・同じ設定にします。声も同じ1種類で、この声は販売サイトの審査にも通っています。速さ・BGMの音量・音の大きさも同じ基準です。

一度決めた作り方をそのまま使えるので、新しい講座でも作り方で迷いません。動画47本を作った流れは、台本からAI音声・スライド・動画まで47本作った流れにまとめています。

配る道具は3つだけにした

この講座では、Claude Codeで使う道具(スキル)を受講者に配ります。ただし、配るのは電子書籍を作る道具・音声とスライドを動画にする道具・SNSの図解を作る道具の3つだけにしました。スライド・LP・会員サイト・言い直しのカットは、作る様子を見せるところまでです。

理由は、私の有料のAIコンテンツ作成ワークショップで使う道具と重なるからです。販売サイトの講座で全部を渡してしまうと、ワークショップの価値と食い違います。どこで何を渡すかを、売る場所ごとに先に決めておくことが大切でした。

本の題名を、講座の題名とそろえた

電子書籍の題名は、販売サイトの講座と同じにしました。『非エンジニアのClaude Code完全活用ガイド:1つのノウハウから電子書籍・スライド・解説動画・LPまでAIで丸ごと作る』です。約7.5万字、Wordで169ページになりました。

題名をそろえると、本を読んだ人が講座を見つけたとき、同じ中身の続きだとすぐ分かります。逆に、本と講座で題名がばらばらだと、同じノウハウなのに別の商品に見えてしまいます。

本では道具を渡さない

本と講座で、渡すものも分けました。本では道具そのものは渡さず、依頼文で作り方を見せるところまでにしています。本の特典は、依頼文集・CLAUDE.mdのひな形・検品のチェックリストの文字版です。

もう1冊、『AIで作るオンライン講座の作り方』という本も160ページで作りました。こちらでは、台本・動画・会員サイトの章は講座に必要な分だけを書き、細かい作り方は『非エンジニアのClaude Code完全活用ガイド』へ案内しています。1冊にすべてを詰めず、本どうしを役割で分けてつなげる形です。

題名は、あとから変えられない

Kindleの本は、出版したあとに題名を変えられません。だから、題名を決めるときは、講座や他の本との並びまで考えてから決めます。私が古い本を改訂せずに新刊として出した理由は、旧本を改訂せず新刊にした理由に書いています。

配る道具に、鍵はかけないと決めた

2026年10月18日、もう1つ決めたことがあります。無料で配る道具に、会員確認やライセンスキーのような「鍵」はかけない、ということです。

検討した案はいくつかありました。鍵と名簿で使える人を管理する案、ノウハウをサーバーに置いて結果だけ返す案などです。ただ、道具の指示書は書き換えられますし、読み込んだノウハウは手元に保存できます。鍵をかけても守り切れないので、鍵はやめると判断しました。

その代わり、差は「更新」と「添削」でつけます。道具そのものより、新しくし続けることと、一人ひとりに合わせて直すことに価値を置く、という考え方です。

読者が明日からできること

あなたの手元のノウハウ1つを、5つの形に広げる準備をしてみてください。

  1. いちばん自信のあるノウハウを1つだけ選ぶ
  2. そのノウハウの題名を、本と講座で共通に使える形で1つ決める
  3. まず電子書籍の目次を作り、考え方・手順・例・つまずきを章に並べる
  4. 章ごとに「スライドにする要点」を1〜3個ずつ書き出す
  5. 売る場所ごとに「ここでは何を渡し、何を見せるだけにするか」を表にする

AIに頼むときは「このノウハウで講座を作って」ではなく、「この本の目次をもとに、章ごとのスライドの要点と、動画の台本の見出しを表にして」と、本を元に形を変える頼み方にします。

1つのノウハウを届ける相手で広げる考え方は1つのノウハウを「届ける相手」で広げる3つの展開、1つの元ネタを記事や動画に広げる手順は1つの「元ネタ」を記事・動画・メール・小さな講座に広げる4つの手順も参考になります。Claude CodeとCodexで商品づくり全体を仕組みにした記録は、非エンジニアの私がClaude CodeとCodexで商品づくりを仕組みにした記録にまとめています。

まとめ

  • 新しい講座を増やすより、1つのノウハウを電子書籍・スライド・解説動画・LP・会員サイトに広げるほうが速く、ぶれない
  • 作る順番は電子書籍が先。本で全体を書き切り、ほかの形はそこから切り出す
  • 売る場所ごとに、出すテーマと渡すものを先に決める
  • 本と講座の題名をそろえると、同じ中身の続きだと伝わる。Kindleの題名はあとから変えられない
  • 道具に鍵はかけず、差は更新と添削でつける

次の一歩として、まずはノウハウ1つを選び、本の目次を10行で書き出すところから始めてみてください。