コーチ、コンサルタント、カウンセラー、セラピスト、ヒーラー。人を導いたり、癒したりする仕事をしている方の多くは、その道の素晴らしい知識や技術を持っています。それなのに、ブログを毎日のように更新しても、読者が増えない。いいねやコメントも少ない。有料のサービスには、なかなか申し込みが入らない。
そんな状況が続くと、「自分の技術がまだ足りないのかもしれない」と考えて、新しい資格や講座に手を伸ばしたくなります。
結論から言うと、ブログで集客に失敗する原因の多くは、専門知識やスキルの不足ではありません。見込み客を集める力と、商品の価値を伝える力、つまりマーケティングを学ばないまま、ブログの更新だけを続けていることにあります。
この記事では、良い商品を持っている人ほど売れない理由、多くの人がはまる遠回り、そして何をどの順番で学べばいいのかをお伝えします。
ブログの更新回数と、集客できるかどうかは別の話
私の集客の入り口の一つは、アメブロでした。当時の私は、アメブロをたまにしか更新しませんでした。一度更新したら、一週間以上そのままにしていることもありました。それでも、30万円以上の商品への申し込みが続いていました。
一方で、アメブロを2年も3年も毎日更新しているのに、集客につながらずに悩んでいる方がたくさんいます。
この2つを比べると分かるのは、ブログの更新回数と、集客できるかどうかは、別の話だということです。アメブロは今でも、集客の入り口として十分に使える場所です。ただ、記事を書くことだけでは、読者が「申し込もう」と思うところまではつながりません。
集客できるかどうかを決めるのは、記事の数ではなく、読者を申し込みまで案内する流れがあるかどうかです。 その流れを作るのがマーケティングです。
専門知識だけでは、商品は売れない
たとえば、セラピストの方が、友人に無料でセラピーをしたとします。友人は心から感謝して、「おかげで前向きになれた」と涙を流して喜んでくれる。技術は確かで、相手を幸せにする力もある。
それでも、有料のサービスとして出すと、なかなか売れません。
これは、セラピストに限った話ではありません。コーチやコンサルタント、カウンセラーやヒーラーのサービスも、実際に受けた人の多くは満足してくれます。プロとして活動できるだけの知識や技術を持っている方はたくさんいて、お客様を喜ばせられる商品をすでに持っています。
それでも売れないのは、商品の良さが、売上を決める要素の一つにすぎないからです。売上には、商品の良さのほかに、次の2つが必要です。
| 売上に必要な力 | 中身 |
|---|---|
| 1. 商品の良さ | お客様を満足させる知識や技術 |
| 2. 見込み客を集める力 | 商品を必要としている人に、見つけてもらう力 |
| 3. 価値を伝える力 | 「自分に必要だ」と感じてもらえるように伝える力 |
多くの方は、1をすでに持っています。足りないのは、2と3です。だから、1をさらに磨いても、売上はなかなか変わりません。
うまくいかないときに、多くの人が考えること
ブログで集客できない状態が続くと、多くの方が「なぜうまくいかないのか」を考えます。そして、次のような答えにたどり着きがちです。
- 「自分のスキルがまだ足りないからだ」
- 「〇〇の資格を取らなければ」
- 「もっと記事を書かなければ」
- 「あの人のブログを真似してみよう」
どれも真面目な答えです。でも、2と3が足りない状態で1を磨いても、あるいは更新の量を増やしても、状況は変わりにくいのです。周りの多くの人が同じように取り組んでいるので、同じところで止まってしまいます。
ここで知っておいてほしいのは、うまくいかないのはあなたの才能や頑張りの問題ではない、ということです。頑張る場所の順番がずれているだけです。
プライベートを見せて人気があるように演出したり、商品の案内ばかりを繰り返したりするのも、同じ遠回りの一つです。どちらも、見込み客を集める力や価値を伝える力の代わりにはなりません。アメブロの中で、見る場所がずれていないかを確かめる手順は、アメブロの中にお客さんがいるかを確かめる3つの手順でまとめています。
私も3年と1,000万円を失った
偉そうに書いていますが、私自身も同じところでつまずきました。
起業したばかりの頃の私は、ビジネスの知識がないまま始めたので、なぜ売れないのかが分かりませんでした。ブログやSNSを続け、無料相談もしましたが、成約にはつながらない。何をどの順番でやればいいのか分からないまま迷い続けて、3年という時間と、1,000万円という資金を失いました。
当時、私が一番欲しかったのは、「これを、この順番でやればいい」という手順でした。
ちなみに私は、中古車の販売で起業したこともあります。もしあの頃に、今お伝えしているマーケティングを知っていたら、もっと早く軌道に乗せられただろうと思います。ただ、今から車の販売をやろうとは思いません。車も、お店も、従業員も、管理するものが多すぎますし、車を売ることより、自分の車をいじったり乗ったりするほうが好きだとよく分かったからです。
学ぶべきはマーケティング、その順番
では、何から学べばいいのでしょうか。私は次の順番をおすすめしています。
- 誰に届けるのかを決める:あなたの商品で、どんな悩みを持つ、どんな人を助けたいのか
- その人が使う言葉で伝える:専門用語ではなく、お客様が普段使っている言葉で、悩みと解決を書く
- 読んだ人の次の一歩を用意する:記事を読んだ人が、相談や申し込みへ進める流れを作る
- 媒体ごとの役割を知る:ブログ、SNS、メルマガなど、それぞれが得意なことを知って使い分ける
ブログもSNSも、投稿するだけでは成果にはつながりません。フェイスブックやインスタグラムなどのSNSも同じです。それぞれの特性を知ったうえで、1から3の流れの中に位置づけて使うことで、初めて集客の道具になります。
2の「お客様の言葉で伝える」は、特に見落とされがちです。専門家ほど、自分の分野の言葉で書いてしまいます。言葉の言い換え方は、見込み客が普段使う言葉に言い換える方法で詳しく解説しています。
そして、商品やサービスの中身は、多くの場合、今のままで大丈夫です。新しい資格を取りに行く前に、まずは今持っている価値を、届けたい人に届ける方法を学んでください。
大勢を集めなくても、売上は作れる
マーケティングと聞くと、たくさんの人を集めることを想像するかもしれません。でも、売上を作るのに、必ずしも大勢は必要ありません。
私自身、準備1週間・集客3名のチャレンジ企画で、売上600万円になったことがあります。少ない人数でも、商品の価値がきちんと伝わる流れがあれば、売上は作れます。
ブログを何年も更新して疲れてしまった方は、集める人数を増やすことより、集まってくれた人に価値を伝える流れを先に整えてみてください。少人数から売上を作る3日間の仕組みの全体像は、チャレンジ企画の完全ガイドで解説しています。
まとめ
- ブログの更新回数と、集客できるかどうかは別の話
- 売上には、商品の良さに加えて、見込み客を集める力と価値を伝える力が必要
- 集客できない原因は才能や頑張りではなく、頑張る場所の順番がずれていること
- 学ぶ順番は、誰に届けるか→お客様の言葉で伝える→次の一歩を用意する→媒体の役割を知る
- 大勢を集めなくても、価値が伝わる流れがあれば売上は作れる
まずは、あなたのブログの最新の記事を1本開いて、「この記事を読んだ人は、次に何をすればいいのか」が書かれているかを確かめてみてください。書かれていなければ、そこが最初に直す場所です。


