「新時代のビジネススキル」が手に入る無料講義はコチラ

「起業する前に一度は就職して社会を学ぶべき」は、目的がなければ遠回りです|起業したい学生が就職するか迷ったときの3つの問い

rev-606 コラム
この記事は約6分で読めます。

「起業したいなら、その前に一度は就職して社会を学んだほうがいい」。自分のビジネスで生きていきたいと考えている大学生の方から、こう言われて迷っている、という相談をよく受けます。

家族や先生、先輩から同じことを言われると、「やっぱりそうなのかな」と不安になりますよね。周りの友人がみんな就職活動をしていると、なおさらです。

結論から言うと、「とりあえず就職する」は、目的がなければ遠回りになりやすい選択です。一方で、やりたいビジネスに直結することを学ぶための就職なら、立派な近道にもなります。大切なのは、就職するかどうかではなく、「何のために就職するのか」が言えるかどうかです。

この記事では、就職が近道になる場合と遠回りになる場合の違い、会社員と起業家に求められる力の違い、迷ったときに自分に聞いてほしい3つの問い、そして在学中にできる小さな一歩をお伝えします。

「とりあえず就職」は、目的によって近道にも遠回りにもなる

私は20年以上会社員として働いてから起業しました。一方で、私のコンサル生には、大学生のうちに自分のビジネスを始めた人も何人かいます。その両方を見てきて思うのは、就職そのものが良い・悪いのではなく、目的しだいだということです。

たとえば、将来居酒屋を経営したい人が、繁盛している居酒屋で働いて、経営のやり方や人気の理由を学ぶ。映画を作りたい人が、映像制作の会社に入って、新しい技術を身につけたり、業界の人とのつながりを作ったりする。こうした、自分のやりたいことに直結した就職は、とても良い選択です。

一方で、「社会人としてのマナーを学ぶため」「社会の仕組みを知るため」という理由だけで、興味のない仕事に何年も就くのは、起業したい人にとっては遠回りになりやすいです。

近道になる就職 遠回りになりやすい就職
目的 やりたいビジネスに直結する技術・経験・つながりを得る マナーや「社会」を一般的に学ぶ
選ぶ会社 自分がやりたいことをすでに上手にやっている会社 知名度や安定で選んだ会社
働く期間 学ぶことが終わったら次へ進む前提 期限を決めていない

社会人のマナーは、就職しなくても学べる

「就職しないと、社会人としての常識が身につかない」と心配される方もいます。ただ、ビジネスで必要になるマナーであれば、関連する本を何冊か読めば、短い期間で身につけられます。

そのために、長い時間をかけて就職活動をして、その会社の中でしか通用しない独自のルールを覚える必要はありません。

実際、学生のうちに起業したコンサル生たちを見ていても、社会を知らないという印象を受けることはありません。知識が豊富で、興味や関心の幅が広い人が多いです。社内の細かい決まりや、会社ならではの慣習は知らないかもしれません。でも、それは自分のビジネスをしていくうえでは、ほとんど必要のないことです。

会社員に求められる力と、起業家に求められる力は違う

会社員として求められる力と、自分でビジネスをするときに求められる力は、かなり違います。

会社員として求められやすい力 起業家として求められる力
任された範囲の仕事を正確にこなす 何を売るかを自分で決める
決められたルールや手順に従う 売れる流れを自分で組み立てる
上司の指示を読み取る お客様の悩みを読み取る
部署の役割の中で成果を出す 集客から販売まで全体を見る

特に大きな会社では、仕事が細かく分かれているので、ビジネスの全体を自分で見る機会はあまりありません。また、大きな会社が使える広告やメディアのやり方は、個人のビジネスではそのまま使えないことも多いです。

私自身、20年以上の会社員生活で、会社のルールやマナーなど多くのことを身につけました。でも、起業して成果を出すために直接役に立ったのは、会社でパソコンを使っていたのでタイピングができた、というくらいでした。むしろ、会社員としての考え方がなかなか抜けず、切り替えるまでに時間がかかりました。

会社で得にくいものについては、会社に勤めても得られない重要なことで詳しく書いています。

就職するか迷ったときの3つの問い

では、実際に迷っているときは、どう決めればよいのでしょうか。次の3つの問いに、自分で答えてみてください。

問い1:その会社で「何を」学ぶのか、一言で言えるか

「営業のやり方を学ぶ」「この業界の仕入れの仕組みを知る」のように、学ぶことを具体的に言えるなら、その就職には目的があります。「社会を知るため」「なんとなく安心だから」しか出てこないなら、一度立ち止まって考えてみる価値があります。

問い2:それは、やりたいビジネスに直結しているか

学ぶことが言えたら、それが将来やりたいビジネスにつながっているかを確かめます。つながっているなら、就職は近道です。つながっていないなら、その時間を自分のビジネスに使ったほうが早いかもしれません。

問い3:生活のお金をどうするか、決めているか

ここは、とても現実的な問いです。生活するためのお金に困る場合は、話が別です。まずは働いて生活を安定させながら、空いた時間で自分のビジネスを小さく始める、という道も十分にあります。

3つの問いに答えてみると、「就職するか・しないか」ではなく、「何のために、どのくらいの期間働くか」という形で考えられるようになります。

在学中にできる小さな一歩

学生のうちは、時間を比較的自由に使える貴重な時期です。起業を考えているなら、在学中から小さく始めてみることをおすすめします。

会社で担当する範囲の仕事を指示どおりに進めるより、ゼロから商品やサービスを考えて、安いものでもいいので実際に売ってみるほうが、実践的な知識と経験が身につきます。

  1. 自分が人より詳しいことを書き出す:勉強、部活、趣味、アルバイトの経験など
  2. それで困っている人に話を聞く:後輩や友人など、身近な人から
  3. 小さく売ってみる:相談に乗る、教える、代わりに作るなど、小さな形で

たとえば、数学が得意で、後輩によく勉強を教えている学生がいたとします。まずは、後輩たちが何に困っているのかを聞いてみます。「問題集の解き方が分からない」「テスト前に何をやればいいか分からない」といった声が集まったら、テスト前の短い勉強会を開いてみる。参加費は安くてもかまいません。人に教えてお金を受け取るまでの流れを、一度通して経験することに意味があります。

最初の1円を自分の力で受け取る経験は、何よりの学びになります。その大切さは、ビジネスは「0」から「1」が最も重要な理由で詳しく解説しています。

周りの反対との付き合い方

起業したいと話すと、周りからリスクを心配する声が多く返ってくるかもしれません。起業を経験したことのない人から見ると、どうしてもリスクの部分が目に入りやすいからです。

心配してくれる気持ちは、ありがたく受け取ってよいと思います。そのうえで、次のことを意識しておくと、周りの声に振り回されにくくなります。

  • 反対の理由を具体的に聞いて、自分で確かめられることは確かめる
  • 実際に自分でビジネスをしている人の話も聞くようにする
  • 在学中に小さく売った経験など、事実で説明できるものを作っていく

また、就職したあとに仕事が忙しくなり、自分のビジネスを進める時間が取れなくなる人もいます。就職を選ぶ場合も、「いつまでに、何を学んで次へ進むか」を先に決めておくと、目的を見失いにくくなります。

どんな働き方が「勝ち組」なのかという考え方そのものについては、大企業・公務員・医者は本当に勝ち組かも参考にしてみてください。

まとめ

  • 「一度は就職して社会を学ぶべき」は、目的がなければ遠回りに、やりたいことに直結するなら近道になる
  • ビジネスのマナーは本でも学べる。会社員と起業家に求められる力はかなり違う
  • 迷ったら「何を学ぶか言えるか」「やりたいビジネスに直結しているか」「生活のお金をどうするか」の3つを自分に聞く
  • 在学中は、詳しいことを書き出す→困っている人に聞く→小さく売る、の順で最初の一歩を踏み出せる

まずは、問い1の「その会社で何を学ぶのか」を、一言で紙に書いてみてください。書けたら就職は目的のある選択に、書けなければ、在学中に小さく売ってみることを考えるタイミングです。

FREE

無料・3日間の動画講座(Day1は登録後すぐ見られます)

「売れる企画」を3日間で形にする無料の動画講座
ライブで開いた3日間の講座の録画(約3時間)を、LINEでお届けします。
誰に届けるか・3つの商品プラン・募集文まで、書き込み式ワークシートでAIと一緒に作ります。
Day1は登録後すぐ見られます。Day3まで見た方には特典7つ。

無料で3日間の動画講座を受け取る

コラム
シェアする