ブログの準備やビジネスの勉強を進めていると、分からない言葉や作業が次々に出てきます。説明を読んでいても、その説明の中にまた知らない言葉がある。調べているうちに時間だけが過ぎて、結局その日は何も進まなかった。そんな経験がある方は多いと思います。
このブログでは、初心者の方にも分かるように書くことを心がけています。それでも、どうしても説明が届かない部分は出てきます。これは、読む側の理解力の問題ではありません。人によって、すでに知っていることが違うからです。
結論から言うと、分からないことが出るのは当たり前です。大切なのは、分からないことが出たときに「どう動くか」を先に決めておくことです。進め方が決まっていれば、分からないことに出会っても手は止まりません。
この記事では、分からないことが出たときの対応を4つのステップに分けてお伝えします。
分からないことで手が止まるのは、能力ではなく進め方の問題
分からないことが出たときに手が止まってしまう人には、共通する考え方があります。それは、「全部を理解してから次に進もう」とすることです。
もちろん、分からないまま進むのは不安です。でも、ビジネスの準備では、一つひとつを完全に理解してから進もうとすると、いつまでも最初の段階から抜け出せません。一つを調べると、また別の分からないことが出てくるからです。
手が止まる原因は、だいたい次の3つです。
| 手が止まる原因 | 起きていること |
|---|---|
| 調べ方が決まっていない | 何から手をつければいいか分からず、ただ悩む |
| 時間の区切りがない | 調べ始めると、関係のない情報まで読み続ける |
| 質問する先がない | 一人で抱え込み、分からないまま止まる |
どれも、才能や理解力の問題ではありません。分からないことが出たときの進め方が決まっていないだけです。進め方を決めておけば、分からないことはただの「作業の一つ」になります。
ステップ1:まずは自分で調べる
分からない言葉や作業が出てきたら、まずは検索エンジンで調べてみてください。基本的なことであれば、多くの場合は調べるだけで解決します。
調べるときは、次のような形で入力すると、欲しい情報にたどり着きやすくなります。
- 「〇〇とは」:言葉の意味を知りたいとき
- 「〇〇 意味」:言葉の意味を短く知りたいとき
- 「〇〇 方法」「〇〇 やり方」:手順を知りたいとき
検索の言葉の選び方や、答えにたどり着くコツは、ショートカットキーとインターネット検索の身につけ方で詳しく書いています。検索は、ビジネスを進めるうえでいちばん出番の多い基本スキルです。最初は時間がかかっても、使うほど早くなります。
調べた結果は、1つだけで判断しない
調べて出てきた答えは、1つのページだけで判断しないようにします。書かれた時期が古かったり、書いた人の考えが強く入っていたりすることがあるからです。同じことについて2〜3のページを読み比べ、共通して書かれていることを答えとして受け取ると、間違いを避けやすくなります。
ステップ2:調べる時間を区切る
自分で調べるときに気をつけたいのが、時間です。
調べ始めると、関連する情報が次々に目に入ります。気になって読んでいるうちに、最初に何を調べていたのかを忘れてしまう。これが、調べ物で1日が終わってしまう典型的なパターンです。
そこで、調べる前に時間を決めます。
- 調べる前に「何が分かれば次に進めるか」を1行で書く
- 調べる時間の上限を決める(たとえば15分)
- 時間内に分かれば、すぐ作業に戻る
- 時間内に分からなければ、ステップ3かステップ4に進む
1つ目の「何が分かれば次に進めるか」を書いておくのがポイントです。たとえば、ブログの設定で分からない言葉が出てきたとき、必要なのはその言葉の歴史や仕組みの全部ではなく、「今の画面で、どれを選べばいいか」だけかもしれません。知りたいことを小さく決めておけば、調べる時間も短くなります。
ステップ3:分からなければ、質問する
時間を区切って調べても分からないときは、一人で抱え込まずに質問します。講座や教材を使っているならその窓口、身近に詳しい人がいればその人に聞きます。
質問するときは、次の3つを添えると、答える側も答えやすくなります。
- 何をしようとしているのか(目的)
- どこで止まっているのか(状況)
- 自分で調べて分かったこと、試したこと
「分かりません」だけだと、答える側は何から説明すればいいか分かりません。3つを書くと、それだけで自分の頭の中も整理されます。書いているうちに、自分で答えに気づくこともよくあります。
また、生成AIのチャットに質問して、言葉の意味や手順の説明を求めるのも一つの方法です。ただし、AIの答えには間違いが混ざることがあります。大事なことは、ステップ1と同じように、ほかの情報と照らし合わせてから使ってください。
ステップ4:分からないまま、先に進んでいいこともある
最後のステップは、少し意外に感じるかもしれません。それは、「分からないことをいったん保留して、先に進む」という選択です。
ビジネスの準備では、今すぐ理解しなくても困らないことがたくさんあります。先に進んで全体が見えてきたときに、前に分からなかったことが自然に分かるようになることもよくあります。
保留するときは、次のようにします。
- 分からなかったことを、メモに1行で書いておく
- 今の作業に影響がないかだけを確かめる
- 1週間後など、見直す日を決めておく
たとえば、ブログを作っている途中で、設定画面に見慣れない項目がたくさん並んでいたとします。記事を書き始めるのに必要な項目だけを決め、残りは「あとで確認」とメモしておけば、その日のうちに最初の記事に取りかかれます。
見直す日にメモを見返すと、半分くらいは「今なら分かる」「もう気にしなくていい」になっていることが多いです。分からないことを全部その場で片付けようとしなくて大丈夫です。
分からないことへの対応でよくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 全部を理解してから次に進もうとする | 今の作業に必要なことだけを調べる |
| 時間を決めずに調べ続ける | 調べる前に「何が分かれば進めるか」と上限の時間を決める |
| 1つのページの情報だけで判断する | 2〜3のページを読み比べる |
| 分からないことを一人で抱え込む | 目的・状況・試したことを添えて質問する |
| 分からないことをそのまま忘れる | メモに残し、見直す日を決める |
分からないことへの向き合い方は、ビジネス全体の進み方にも表れます。知識やテクニックを集めることより、分からない状態でも止まらずに進める考え方のほうが、成果には大きく影響します。この点はマインドの重要性を理解していなければ成果は出せないでも書いています。
また、調べて分かったことは、その日のうちに使ってみてください。調べただけで使わない知識は、すぐに忘れてしまいます。使い方は学習したらすぐに実践する習慣の作り方が参考になります。
まとめ
- 分からないことが出るのは当たり前。大事なのは、出たときの進め方を先に決めておくこと
- ステップ1:まずは自分で検索して調べる。答えは2〜3のページで確かめる
- ステップ2:「何が分かれば進めるか」と調べる時間の上限を先に決める
- ステップ3:分からなければ、目的・状況・試したことを添えて質問する
- ステップ4:今の作業に影響がなければ、メモに残して先に進む
まずは、今つまずいていることを1つ選び、「何が分かれば次に進めるか」を1行で書いてみてください。そのうえで15分だけ調べ、分からなければ質問するか、メモに残して先に進みましょう。


