ビジネスのためにブログを始めたい。でも、無料のブログサービスがいいのか、WordPressがいいのか、そもそもレンタルサーバーとは何なのか、分からないことだらけで手が止まっている。そんな方は多いです。
記事の書き方や集客の方法は、始めてから少しずつ学んでいけます。でも、「どこにブログを置くか」は、あとから変えようとすると手間がかかります。書きためた記事や、ついてくれた読者を引っ越しさせるのは、思っている以上に大変だからです。
結論から言うと、ビジネスで長く使うブログは、自分で契約したレンタルサーバーにWordPressを入れて「本拠地」にすることをおすすめしています。そのうえで、アメブロやSNSは本拠地へ案内する入り口として組み合わせます。
この記事では、WordPressとレンタルサーバーの関係、WordPressを本拠地にする3つの理由、そして準備を進める順番をお伝えします。
WordPressとレンタルサーバーの関係
WordPressは、自分で契約したレンタルサーバーに入れて使うブログの仕組みです。無料のブログサービスのように、登録すればすぐに書き始められるものとは少し違います。
たとえるなら、レンタルサーバーはインターネット上の「土地」、WordPressはその土地に建てる「建物」のようなものです。そして、あとで出てくる独自ドメインは、その建物の「住所」にあたります。
| 用意するもの | たとえ | 役割 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 土地 | ブログのデータを置いておく場所 |
| 独自ドメイン | 住所 | 読者がブログにたどり着くための名前 |
| WordPress | 建物 | 記事を書いて公開するための仕組み |
無料のブログサービスは、他の人が用意した建物の一部屋を借りて使うイメージです。手軽に始められるのが良いところですが、部屋の使い方には建物の持ち主のルールがあります。自分の土地に自分の建物を建てれば、使い方を自分で決められます。
理由1:あとから機能を広げられる
WordPressは、最初から入っている機能に加えて、「プラグイン」という追加の部品を入れることで、ブログの機能を大きく広げられます。
プラグインは世界中の開発者が作っていて、無料で使える便利なものもたくさんあります。たとえば、問い合わせのフォームを置く、記事を読みやすく整える、アクセスを調べる、といったことが、専門的な知識がなくてもできるようになります。
ビジネスが育ってくると、「ここに申し込みの案内を置きたい」「お客様の声をまとめたページを作りたい」といった要望が必ず出てきます。そのときに、自分で機能を足していけるのは大きな強みです。
ただし、プラグインは入れれば入れるほど良いわけではありません。数が増えると、ブログの表示が遅くなったり、プラグイン同士がうまく動かなくなったりすることがあります。「今のビジネスに本当に必要か」を考えて、必要なものだけを選んで入れるようにしましょう。長く更新されていないものより、今も手入れされているものを選ぶと安心です。
理由2:他の人のルールに左右されにくい
無料のブログサービスは、運営している会社の場所を借りて使っています。そのため、運営側の方針や規約が変われば、それに合わせる必要があります。規約によっては、ビジネスでの使い方に細かい決まりがあることもあります。
ブログがビジネスの中心になっているほど、自分では決められない変更の影響は大きくなります。これまで書いてきた記事や、つながってきた読者は、あなたの大切な財産です。その財産を置く場所は、できるだけ自分で管理できるところにしておきたいのです。
もちろん、自分のサーバーでもトラブルがゼロになるわけではありません。ただ、記事の置き場所を自分で選び、必要なら別の場所に移すこともできる、という点で安心感が違います。
理由3:レンタルサーバーはいずれ必要になる
ビジネスを長く続けていくと、ブログ以外にもレンタルサーバーを使う場面が出てきます。
たとえば、読者に資料や音声、動画を届けたいとき。メールに付けられるファイルの大きさには限りがありますが、サーバーにファイルを置いておけば、受け取るためのURLを伝えるだけで大きなファイルも渡せます。
ほかにも、ブログとは別に販売用のページを作ったり、サーバーに置いて使う道具を使ったりすることもあります。どうせ必要になるものなら、最初から用意しておいたほうが、あとで慌てずにすみます。
レンタルサーバーの料金は会社やプランによってさまざまですが、ビジネスの環境を整えるための最低限の投資として考えてください。最初は小さなプランで十分です。
どの会社を選ぶか迷ったときは、次の3点を見てください。
- WordPressをかんたんに入れられる仕組みがあるか
- 困ったときに問い合わせできる窓口があるか
- 管理画面が分かりやすく、自分で操作できそうか
料金の安さだけで選ぶと、あとで設定に困ったときに相談先がなく、手が止まってしまうことがあります。ビジネスの土台になる場所なので、続けやすさを優先して選ぶのがおすすめです。
アメブロやSNSは「入り口」として組み合わせる
ここまで読んで、「では、アメブロやSNSは使わないほうがいいのか」と感じた方もいるかもしれません。そうではありません。
アメブロは、普通のブログというより、SNSに近い場所です。読者登録やコメントを通して、人とつながり、関係を育てやすいという良さがあります。SNSも同じように、人と出会う場所として大きな力を持っています。
おすすめしているのは、役割を分けることです。
- WordPressのブログ:詳しい情報をまとめて置いておく本拠地
- アメブロやSNS:人と出会い、関わりを育てて、本拠地へ案内する入り口
こうしておくと、アメブロやSNSで出会った人にも、検索で見つけてくれた人にも、同じ本拠地で詳しい話を読んでもらえます。集客の経路が一つに偏らないので、どこかで変化があっても慌てずにすみます。SNSの使い方はSNSをブログの入り口にするで解説しています。
ブログ構築の準備を進める順番
実際の準備は、次の順番で進めると迷いません。
- ブログの目的を決める(誰に、何を届けるブログにするか)
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- サーバーにWordPressを入れる
- 初期設定とデザインを整える
- プロフィールと最初の数記事を書く
最初の「目的を決める」を飛ばしてしまう方が多いのですが、ここが決まっていないと、ブログの名前も、書く記事も定まりません。誰のどんな悩みに答えるブログなのかを、一文で書けるようにしておきましょう。
準備でよくある失敗は、デザインや細かい設定に時間をかけすぎて、記事を書き始めるのが遅れることです。見た目は、記事が増えてからでも整えられます。まずは読者の役に立つ記事を書き始めることを優先してください。
独自ドメインについては独自ドメインの記事で、全体の流れはメインブログ構築の流れで詳しく解説しています。
まとめ
- ビジネスで長く使うブログは、最初に「どこに書くか」を決めておく
- レンタルサーバーは土地、独自ドメインは住所、WordPressは建物のようなもの
- WordPressを本拠地にする理由は、機能を広げられる、他のルールに左右されにくい、サーバーはいずれ必要になる、の3つ
- アメブロやSNSは、人と出会い本拠地へ案内する入り口として組み合わせる
- 準備は「目的を決める」から始め、デザインより記事を書き始めることを優先する
まずは、あなたのブログが「誰の、どんな悩みに答えるブログなのか」を一文で書いてみてください。その一文が決まれば、サーバーやドメイン選びにも迷わなくなります。



