ビジネス用のブログを始めようと思って調べてみると、「まずはレンタルサーバーを契約しましょう」と書いてある。でも、サーバー会社はたくさんあって、どれを選べばいいのか分からない。料金もプランもいろいろで、手が止まってしまう。そんな方は多いです。
こういうとき、多くの方は「いちばん安いところでいいか」と考えます。でも、料金だけで選ぶと、あとで表示が遅い、設定が分かりにくいといった理由で、サーバーを引っ越すことになる場合があります。引っ越しは、最初の契約よりずっと手間がかかります。
結論から言うと、レンタルサーバーは「ビジネスのブログを長く安定して動かせるか」を基準に選び、契約したら早めに本契約と独自ドメインの設定まで済ませてしまうのがおすすめです。
サーバー会社の画面や料金、キャンペーンの内容は、時期によって変わります。そのため、この記事では特定の会社の操作手順ではなく、どの会社を選ぶ場合でも使える「選び方の基準」と「契約の進め方」をお伝えします。
レンタルサーバーは、ブログを置くための「土地」
レンタルサーバーとは、インターネット上にあなたのブログを置いておくための場所を、月額や年額で借りるサービスです。家にたとえると、サーバーは「土地」、独自ドメインは「住所」、WordPressなどのブログの仕組みは「建物」にあたります。
無料ブログは、他の人の土地の一部を借りて、建物を建てさせてもらっているような状態です。手軽に始められる反面、決まりの中でしか使えません。
一方、レンタルサーバーを借りて自分のブログを作ると、土地も建物も自分で管理できます。デザインや機能を自由に決められ、記事がそのまま自分の資産として積み上がっていきます。ビジネスでブログを長く使うなら、自分の土地を持っておく意味は大きいです。
ブログを作るまでに何を準備すればいいかの全体像は、ブログ構築の準備でまとめています。
レンタルサーバーを選ぶ5つの基準
サーバー会社を比べるときは、料金より先に、次の5つを確かめてください。
| 基準 | 確かめること |
|---|---|
| 1. 表示の速さと安定性 | ページがすぐに表示されるか、止まることが少ないか |
| 2. WordPressの始めやすさ | ブログの仕組みを、画面の操作だけで入れられるか |
| 3. サポート | 困ったときに問い合わせできるか、説明ページが充実しているか |
| 4. 利用者の多さ | 使っている人が多く、困ったときに調べると答えが見つかるか |
| 5. 料金と契約期間 | 長く使ったときの総額が、無理なく払える範囲か |
表示の速さと安定性を最優先にする
ビジネスのブログでいちばん大事なのは、読者がストレスなく記事を読めることです。 表示に時間がかかると、読者は記事を読む前に帰ってしまいます。サーバーが止まりやすいと、せっかく検索から来てくれた人に、ページが表示されないこともあります。
料金が少し高くても、表示が速く安定しているサーバーを選んだほうが、結果として読者を逃しません。
表示の速さや安定性は、料金表だけでは分かりにくい部分です。サーバー会社の公式サイトの説明に加えて、実際に使っている人の感想も確かめておくと安心です。
利用者が多いサーバーは、困ったときに助かる
初めてサーバーを契約する方にとっては、4番目の「利用者の多さ」も大事な基準です。利用者が多いサーバーは、設定の方法やトラブルの直し方を説明している記事がたくさんあります。分からないことがあっても、調べれば答えが見つかりやすくなります。
プランは、個人のビジネスブログであれば、多くの場合いちばん基本のプランで十分です。最初から大きなプランを選ぶ必要はありません。
申し込みから本契約までの進め方
選ぶサーバーが決まったら、契約に進みます。画面の細かい操作は会社によって違いますが、流れはおおむね次のとおりです。
- サーバー会社の公式サイトで、プランを選んで申し込む
- サーバーIDなど、管理画面で使う名前を決める
- メールアドレスや住所などの会員情報を入力し、利用規約を確認する
- 申し込みが終わると、アカウント情報が書かれたメールが届く
- 管理画面から料金を支払い、本契約にする
お試し期間があっても、本気なら早めに本契約へ
多くのサーバー会社には、無料で試せる期間があります。試せるのはありがたいのですが、ビジネスとしてブログに取り組むと決めているなら、早めに本契約に進むことをおすすめします。
お試し期間のまま期限が過ぎると、その間に作ったものが使えなくなることがあるからです。せっかく設定した内容や書いた記事を作り直すことになれば、時間がもったいないですよね。どんな条件になっているかは、申し込む前に必ず確かめておいてください。
契約期間は、長く使う前提で選ぶ
契約期間は、短い期間を選ぶと割高になることが多いです。ブログは長く続けてこそ資産になるので、1年以上の期間で契約しておくと、料金の面でも更新の手間の面でも楽になります。支払い方法は、クレジットカードや銀行振込など、会社ごとに選べるものから決めます。
契約したら、最初にやっておく2つのこと
アカウント情報のメールを大切に保管する
申し込みや支払いが終わると、会員IDや管理画面のURLなど、アカウント情報が書かれたメールが届きます。このメールは、あとで何度も使う大切なものです。
- 専用のフォルダを作って保存する
- パスワードなどの情報は、人に見られない場所で管理する
- メールが届かないときは、迷惑メールのフォルダも確認する
フリーメールを使っていると、こうしたメールが迷惑メールに振り分けられることがあります。しばらく待っても届かない場合は、迷惑メールのフォルダを見てみてください。
独自ドメインを取得して、サーバーに設定する
次に、ブログの住所になる独自ドメインを用意して、サーバーに設定します。サーバー会社によっては、契約すると独自ドメインが付いてくる特典を行っていることもあります。契約するときに特典があれば、使ってみてください。特典がない場合は、別に取得します。
ドメインを取得したら、サーバーの管理画面から「このドメインをこのサーバーで使う」という設定をします。ここまで終われば、ブログの仕組みを入れる準備が整います。独自ドメインの考え方は独自ドメイン、その次の工程はWordPressのインストールで解説しています。
レンタルサーバーの契約でよくある失敗
最後に、レンタルサーバーの契約でよくある失敗をまとめておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 料金の安さだけで決めてしまう | 表示の速さと安定性を先に確かめる |
| お試し期間のまま作業を進めて、期限が切れる | 本気で取り組むなら、早めに本契約する |
| アカウント情報のメールをなくしてしまう | 専用フォルダに保存し、安全に管理する |
| 最初から大きなプランを選んでしまう | 個人のブログなら、基本のプランから始める |
| サーバー選びに時間をかけすぎて、ブログが始まらない | 5つの基準で決めたら、先に進む |
特に最後の一つは、慎重な方ほど当てはまります。サーバーは、ブログで成果を出すための準備であって、ゴールではありません。 5つの基準を満たしていれば、細かい違いで悩むより、記事を書き始めることを優先してください。
まとめ
- レンタルサーバーは、ブログを置くための自分の「土地」にあたる
- 料金より先に、表示の速さと安定性、始めやすさ、サポート、利用者の多さを確かめる
- お試し期間のままにせず、本気なら早めに本契約し、契約期間は長めに選ぶ
- アカウント情報のメールは大切に保管する
- 独自ドメインを設定したら、WordPressのインストールに進む
まずは、候補のサーバー会社を2〜3社に絞り、5つの基準の表に丸と三角を付けて比べてみてください。丸がいちばん多いところが、あなたのブログの土地です。


