自分の商品やコンテンツを作りたい。でも、「自分の専門分野が定まらない」「ライバルが多すぎて勝てる気がしない」。そんなふうに立ち止まっている方は多いですよね。
どのテーマなら本当に需要があるのか分からないまま、頭の中で考え続けても、答えはなかなか出てきません。考えるほど「あれもできる、これもできる」と候補が増えて、かえって決められなくなります。
結論から言うと、専門分野は、頭の中ではなく「すでにお金が払われている場所」で探すと決まりやすくなります。その場所の一つが、Amazonの書籍です。レビュー数と評価という客観的な数字を基準にすれば、自分の好みではなく、需要があると分かっているテーマから選べます。
この記事では、テーマを広く取るほど迷う理由、Amazonを使って専門キーワードを見つける3ステップ、見つけたキーワードの絞り方、よくある失敗をお伝えします。
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この記事の続きとして、「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。
専門分野が決まらないのは、テーマが広すぎるから
商品開発というと、多くの人がいきなり「何を作るか」を考え始めます。でも、その前に決めておきたいのが、戦う場所、つまり「専門キーワード」です。
たとえば、「お金の稼ぎ方」という広いテーマでは、発信している人も、本を出している人も、数えきれないほどいます。一方で、「40代の主婦向けの、インスタを使った節約術」のように絞れば、同じテーマで発信している人は一気に減ります。
専門キーワードが決まると、次のことがはっきりします。
- ライバルが減り、あなたの声が届きやすくなる
- 誰に情報を届けるべきか(お客様)が明確になる
- どこに、どんな言葉で発信すればいいかが見えてくる
かつての私も、良いお手本(モデリングする相手)がなかなか見つからずに苦労しました。あとから振り返ると、キーワードを絞り込めていなかったことが原因でした。テーマが広いままだと、お手本も広すぎて、誰を真似ればいいのかが決まらないのです。
迷っているのは才能やセンスの問題ではなく、テーマの幅の問題です。 幅を絞る道具として、Amazonを使います。
なぜAmazonの本で需要が分かるのか
本は、読者がお金を払って買うものです。そして、買った人の一部がレビューを書きます。つまり、レビューがたくさんついている本は、「このテーマにお金を払う人が大勢いる」という証拠になります。
評価の高さも大切です。レビューが多くても評価が低い本は、需要はあっても、読者の期待に応えられていない可能性があります。反対に、レビューが多く、評価も高い本があるテーマは、需要があって、しかも満足できる答えを求めている人がいる場所だと判断できます。
もう一つの利点は、本が「まとまった知識にお金を払う人」の行動を表していることです。無料の記事や動画を見る人は多くても、お金を払ってまで学びたい人がいるかどうかは、それだけでは分かりません。本が売れてレビューがついているテーマは、読者が自分の悩みの解決にお金を使っている証拠です。あなたが将来、講座やコンサルティングなどの商品を作るときにも、この「お金を払ってでも知りたい」という需要が土台になります。
自分の感覚で「このテーマは売れそう」と思うより、他の人がすでにお金を払って満足している証拠を見るほうが、判断がぶれません。
専門キーワードを見つける3つのステップ
ステップ1:あなたの「興味のタネ」を5つ書き出す
まず、これからビジネスにしたい、専門家になりたいと思っているテーマに関連する言葉を、思いつくままに5つ書き出します。
ポイントは、1〜2語程度の短い言葉にすることです。「お金を稼ぐ方法」のような長い言い回しではなく、「マーケティング」「コピーライティング」「小顔」「血流」「占い」といった単語で十分です。
最初の調査では、範囲を狭めすぎずに、広く情報を集めたいからです。絞り込むのは、あとのステップで行います。
ステップ2:Amazonで検索し、基準を満たす本を探す
書き出した言葉を、日本のAmazonで一つずつ検索し、本の中から候補を探します。このとき、「良さそう」という主観で選ばず、次の基準で判断します。
| 対象 | レビュー数 | 評価(星) |
|---|---|---|
| 日本の書籍 | 50件以上 | 4.5以上 |
| 翻訳本(本家の海外版) | 100件以上 | 4.0以上 |
日本の書籍でこの基準を満たす本があれば、そのテーマにはお金を払う人がたくさんいると考えられます。評価が低い、レビューが極端に少ないテーマは、需要がまだ小さいか、満足されていない可能性があるので、いったん候補から外します。
ステップ3:翻訳本は「本家」の評価を確かめる
検索していると、海外の著者が書いた翻訳本が見つかることがあります。日本でのレビュー数が基準に届かなくても、そこで諦めるのはまだ早いです。
著者名をコピーして、アメリカのAmazonで検索し、元の本の評価を確かめます。海外は市場が大きいので、レビュー数が多くなる傾向があります。上の表の基準(レビュー100件以上・星4.0以上)を満たしていれば、国をまたいで求められている、有望なテーマだと判断できます。
サイトの画面や表示のされ方は変わることがありますが、見るべきものは同じです。「どれだけの人が買って評価したか」と「どれだけ満足しているか」。この2つを確かめてください。海外の本から高額な商品を持つ著者を探す方法は、Amazon著者検索のリサーチ術で解説しています。
見つけたキーワードを、もう一段絞る
3つのステップで候補が見つかったら、そこからもう一段、専門的な言葉へ絞り込みます。基準を満たした本の目次や、レビューに書かれている言葉を見ると、そのテーマの中で読者が特に知りたがっている細かい言葉が見つかります。
たとえば、「トレード」という広い分野で発信しようとしている人がいたとします。広いままだと、ライバルが多すぎて埋もれてしまいます。そこで、本の目次やレビューを手がかりに「サヤ取り」や「スキャルピング」のような専門的な言葉に絞ると、同じ言葉で発信している人は一気に少なくなり、誰に届ければ喜ばれるかも見えやすくなります。
ライバルの少ない小さな市場を選ぶ考え方は、ニッチ市場で頂点を取る方法で詳しくまとめています。また、決めたキーワードは一度決めたら終わりではありません。学びが深まるにつれて、より専門的な言葉に更新していきます。その進め方はキーワードアップデート術で解説しています。
よくある失敗
最後に、このリサーチで起きやすい失敗を挙げておきます。
- 基準に届かないテーマを、好きだからと選んでしまう
好きな気持ちは大切ですが、需要の証拠がないテーマから始めると、発信しても届く相手が見つかりにくくなります。まずは基準を満たすテーマを選び、その中に自分の好きを重ねます。 - 評価の数字だけ見て、中身を見ない
数字は入り口です。候補の本は、目次やレビューを読んで、読者が何に満足し、何に不満を感じているかまで確かめます。 - 一度に絞りすぎる
最初から細かすぎる言葉で検索すると、本がほとんど見つからず、需要があるかどうか判断できません。広く調べてから絞る、の順番を守ります。 - 本の中身をそのまま自分の商品にする
調べた本は、需要を確かめるための材料です。内容や文章をそのまま使ったり、海外の本を訳して自分の商品にしたりするのは、著作権の問題になります。学ぶのは、どんなテーマが求められているかという「方向」までにしてください。
まとめ
- 専門分野が決まらないのは、センスの問題ではなく、テーマが広すぎるから
- Amazonの本のレビュー数と評価は、そのテーマにお金を払う人がいるかどうかの証拠になる
- 3ステップは「興味のタネを5つ書く」「日本の本をレビュー50件以上・星4.5以上で探す」「翻訳本は本家をレビュー100件以上・星4.0以上で確かめる」
- 見つけたら、目次やレビューの言葉を手がかりに、もう一段専門的な言葉へ絞る
- 本の中身はそのまま使わず、需要の方向を確かめる材料にする
まずは今日、興味のあるテーマを1〜2語で5つ書き出してみてください。その5つをAmazonで検索するところから、あなたの専門キーワード探しが始まります。
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