お手本にする商品が大切なのは分かった。でも、そのお手本を、いったいどこで見つければいいのか。ベンチマークの考え方を学んだあと、具体的な探し方が分からずに手が止まってしまう方は多いです。
なんとなく検索して見つけた商品を参考にしてみたものの、どれも安い商品ばかりで、自分が作りたい商品のイメージとは違う。そんな経験がある方もいるかもしれません。
結論から言うと、お手本となる高額な情報商品は、海外の専門家が書いた本の「著者」をたどると見つかります。そして、お手本は安い商品ではなく、ある程度の価格で売られている商品から選ぶことです。高い価値の商品を作りたいなら、高い価値の商品をお手本にするのが近道です。
この記事では、本の著者をたどると高額商品が見つかる理由、Amazon著者検索の4ステップ、お手本にする商品の選び方、そして真似してはいけない線引きをお伝えします。
なぜ、本の著者をたどると高額商品が見つかるのか
Amazonで本を探すと、なぜお手本になる高額商品が見つかるのでしょうか。その理由は、海外の専門家の多くが取っている売り方にあります。
海外の専門家の多くは、まず本を出版して、見込み客を集めます。本を読んでファンになった人や、もっと深く学びたいと思った人を、自分のウェブサイトに案内します。そしてそこで、講座やコンサルティングなどの高額な商品を販売しているのです。
つまり、評価の高い本は、その先にある高額商品への入口になっていることが多いのです。
| 段階 | 役割 |
|---|---|
| 本 | 見込み客に知ってもらい、ファンになってもらう入口 |
| 公式サイト・メール | もっと学びたい人を集め、信頼を深める |
| 講座・コンサル | 本気で成果を出したい人に向けた本命の商品 |
この流れを逆からたどれば、効率よくお手本の候補を見つけられます。
Amazon著者検索の4ステップ
具体的な探し方は、次の4つのステップです。サイトの画面や表示は変わることがあるので、ここでは考え方を中心にお伝えします。
ステップ1:海外のAmazonで、専門分野の言葉を英語で検索する
まず、自分の専門分野を表す言葉を英語にして、海外のAmazon(Amazon.com)で検索します。評価の高い本を、最低でも3冊ほど選び出します。1冊だけだと比べられないので、何冊か選ぶのがポイントです。
ステップ2:著者の名前で検索する
選んだ本の著者の名前で、検索エンジンを使って検索します。
ステップ3:著者の公式サイトを見つける
検索結果の中から、著者の公式サイトやブログを探して、アクセスします。
ステップ4:販売されている情報商品を見つける
公式サイトの中で販売されている、オンライン講座やデジタルの教材、コンサルティングなどの情報商品を探します。これが、お手本の候補です。
英語のページを読むのが大変なときは、翻訳の機能を使えば、内容はおおよそつかめます。翻訳を使ったリサーチの方法は、Google翻訳で売れる商品を調べるリサーチ術で解説しています。
お手本は、ある程度の価格の商品から選ぶ
お手本の候補が見つかったら、その価格にも注目してください。
私は、最低でも2万円程度で売られている商品を、お手本にする目安にしています。
高い価格で売られている商品をお手本にすれば、自然と価値の高い商品を作れるようになります。反対に、安い商品をお手本にすると、自分の商品も安いものになってしまいます。
同じ時間と労力をかけて商品を作るなら、高い価値を届けられる商品を作ったほうがいい。 お手本選びの段階で、その方向を決めておくのです。
見つけた商品で調べること
お手本にする商品が決まったら、次のことを調べて書き出します。
- どんな人に向けた商品か
- どんな成果を約束しているか
- どんな内容で構成されているか(章立て、期間、サポートの形)
- いくらで、どんな支払い方法で売られているか
- 販売ページで、どんな順番で商品を説明しているか
実際にどんな商品が、いくらで、どのように売られているのか。ここを丁寧に調べるほど、自分の商品を作るときの設計図がはっきりしてきます。
候補が2〜3人いるときは、上の項目を横に並べた表にしてみてください。並べてみると、同じ分野の高額商品に共通している部分と、人によって違う部分が見えてきます。共通している部分は、その分野のお客様が求めている土台です。違う部分は、それぞれの専門家が工夫している個性です。自分の商品では、土台はしっかり押さえたうえで、個性の部分に自分の経験を入れていきます。
真似してはいけない線引き
お手本を見つけたら、次はそれを自分の商品に活かします。ここで、必ず守ってほしい線引きがあります。
文章や中身をそのまま使わない
海外の商品であっても、文章や動画、教材の中身をそのまま翻訳して、自分の商品として発表してはいけません。著作権の問題になりますし、何よりお客様の信頼を失います。
学ぶのは、表面の文章ではなく、商品の「構造」と「考え方」です。どんな順番で教えているか、どんな段階を踏ませているか、どんなサポートを組み合わせているか。構造を学んだうえで、中身は自分の経験と言葉で作ります。
日本の著者は「部品の一つ」として参考にする
「日本の著者を参考にしてもいいのか」という疑問もあると思います。日本は市場が狭いため、特定の日本人著者の内容に近いものを出すと、すぐに気づかれて問題になるおそれがあります。
日本の著者を参考にする場合、私は、自分の商品を構成する部品の一つとして使う程度にとどめています。たとえば、7つのステップで構成される自分の商品のうち、1つのステップの考え方だけを参考にする、といった形です。
海外の商品を中心にお手本にしつつ、どちらの場合も、構造を学んで中身は自分で作る。これが、お手本を活かすときの基本です。お手本の内容を自分の商品に作り直す方法は、翻訳コンテンツを「売れる製品」に変えるリライト術で解説しています。
よくある失敗
著者検索を使ったリサーチで、起こりやすい失敗もお伝えしておきます。
候補を集めるだけで終わる
著者の公式サイトをたくさん見て回るうちに、候補ばかりが増えていきます。でも、候補を集めることが目的ではありません。候補の中から1つを選んで、深く調べるところまで進めます。
本の内容だけを参考にする
本は入口の商品です。本の内容だけを見ても、その先の高額商品の構造は分かりません。必ず公式サイトまでたどり、本命の商品を確かめます。
お手本を何人も同時に追いかける
お手本を何人も同時に追いかけると、それぞれのやり方が混ざって、どれも中途半端になります。お手本は一人に決めて、集中して学ぶほうが早く形になります。一点に集中する考え方は、「ベンチマーク」を決定し、一点集中する技術で解説しています。
まとめ
- 海外の専門家の多くは、本を入口にして、公式サイトで高額な講座やコンサルを販売している
- 海外のAmazonで専門分野の本を探し、著者名→公式サイト→情報商品の順にたどる
- お手本は、最低でも2万円程度で売られている商品から選ぶのが私の目安
- 文章や中身をそのまま翻訳して使うのは著作権の問題になる。学ぶのは構造と考え方で、中身は自分で作る
- 日本の著者は部品の一つとして参考にする程度にとどめ、お手本は一人に絞って集中して学ぶ
まずは、自分の専門分野を表す言葉を英語にして、海外のAmazonで評価の高い本を3冊選んでみてください。その著者の公式サイトをたどるところから、お手本探しが始まります。



