自分の専門キーワードが、ようやく決まった。でも、「よし、専門分野は決まった。で、次は何をすればいいんだろう」と、次の一歩が見えずに立ち止まっていませんか。
進む方向は決まったのに、どんな地図を頼りに歩けばいいのか分からない。そんな不安を感じている方は多いと思います。
結論から言うと、次にやることは「お手本(ベンチマーク)」を探すことです。すでに売れている商品やサービスを見つけ、その作り方や売り方から学ぶ。自己流で一から考えるより、ずっと早く、迷わずに進めます。
そしてお手本は、国内だけでなく海外にも探しに行くと、見つかる幅が大きく広がります。この記事では、お手本を効率よく見つける「流通経路の逆引き」の考え方と、英語のキーワードで海外の商品を調べる3ステップ、手順より大切な「検索する言葉」の話をします。
お手本は「流通経路」を逆にたどると見つかる
お手本を探そうとしても、やみくもに探していては時間ばかりかかります。効率がいいのは、情報の商品が売られている「流通経路」を、逆からたどっていく方法です。
インターネットで情報の商品が流通する主な経路は、次の3つです。
| 流通経路 | 見つかるもの |
|---|---|
| 1. Google検索 | 検索広告や上位の記事から、講座・教材・セミナーの販売ページ |
| 2. SNSの広告 | 実際にお金をかけて売られている商品と、その広告の言葉 |
| 3. Amazon(書籍) | その分野で読まれている本と、その著者が売っている商品 |
売れている商品は、たいていこのどこかに痕跡を残しています。あなたの専門キーワードで、この3つの経路を逆にたどっていくと、いま市場で売られているお手本にたどり着けます。
それぞれの経路の具体的な調べ方は、別の記事でくわしく解説しています。SNS広告からたどる方法はFacebook広告ライブラリで売れる商品を調べる方法、書籍の著者からたどる方法はAmazon著者検索で海外の高額商品を見つけるベンチマークリサーチを参考にしてください。
海外にも目を向けると、お手本の幅が広がる
リサーチをするときは、国内の事例だけでなく、ぜひ海外の事例も調べてみてください。
国内だけを見ていると、同じような商品、同じような売り方ばかりが目に入ることがあります。一方で、海外では、同じテーマでもまったく違う切り口の商品や、日本ではまだ見かけない形のサービスが売られていることがあります。
海外の事例は、答えそのものではなく、「こういうやり方もあるのか」という発想の引き出しを増やしてくれます。 その引き出しがあると、国内のお手本を見るときにも、どこが優れていて、どこを変えればいいのかが見えやすくなります。
英語のキーワードで海外のお手本を探す3ステップ
英語が得意でなくても、海外のお手本は探せます。次の3ステップで進めます。
ステップ1:専門キーワードを英語にする
最初に、あなたが決めた専門キーワードを、翻訳の道具を使って英語にします。たとえば「コンテンツマーケティング」なら、そのまま英語の言葉が手に入ります。
ここで一つコツがあります。翻訳で出てきた英語が、海外で実際に使われている言葉とは限らないことです。出てきた英語で一度検索してみて、関連する本や記事のタイトルにその言葉がよく出てくるかを確かめてください。よく使われている別の言い方が見つかったら、そちらも候補にします。
ステップ2:海外のサイトを日本語で読めるようにする
次に、海外のサイトを日本語で読めるように準備します。今のブラウザや翻訳のサービスには、英語のページを日本語に訳して表示してくれる機能があります。
この機能を使えば、英語が苦手でも、海外のサイトの内容をおおまかにつかめます。細かいところまで正確に読む必要はありません。どんな商品が、どんな言葉で売られているのかが分かれば十分です。
ステップ3:海外の書籍販売サイトで調べる
準備ができたら、英語のキーワードを使って、海外の書籍販売サイト(たとえば米国のAmazon)でどんな本や商品が売られているのかを調べていきます。
評価の数が多い本、同じ著者が何冊も出している本、講座や教材の案内がついている本などは、お手本の候補になります。気になったものは、書名と著者名、なぜ気になったのかを1行ずつ記録しておきます。
そこには、日本ではまだ知られていないテーマや、次に伸びそうな商品の種が見つかるかもしれません。
「やり方」より「検索する言葉」を覚える
この記事では、ブラウザの設定方法など、画面を使った細かい操作手順はあえて解説していません。
理由は、ウェブサイトやアプリの画面や仕様はよく変わるからです。画面の写真つきで丁寧に説明しても、しばらくすると画面が変わって、そのとおりに操作できなくなることがあります。
変化の速い今の時代に大切なのは、すぐに古くなる「やり方」を覚えることより、自分で「やり方」にたどり着くための「検索する言葉」を知っていることです。
- ブラウザを入れたいなら →「(ブラウザの名前) ダウンロード」で検索する
- 翻訳の機能を使いたいなら →「(ブラウザの名前) 翻訳 設定」で検索する
こうして調べれば、その時点の最新のやり方が見つかります。調べ方を知っていれば、画面が変わっても困りません。 この考え方は、リサーチに限らず、ビジネスのあらゆる場面で役に立ちます。
海外リサーチでよくある3つの失敗
海外のお手本を探すときに、よくある失敗も挙げておきます。
- 翻訳した言葉だけで検索してしまう:翻訳の道具が出した英語は、現地で使われていない言い方のこともあります。検索結果に出てくる本や記事のタイトルを見て、実際に使われている言葉に置き換えていきます
- 調べることが目的になってしまう:海外のサイトは新鮮で、見ているだけで楽しくなります。でも、何時間も眺めて記録が残っていなければ、リサーチは進んでいません。「今日は候補を5つ記録する」など、終わりを決めて調べます
- 日本の読者に合うかを考えない:海外で売れている商品が、そのまま日本で受け入れられるとは限りません。文化や習慣、お金の感覚が違うからです。お手本は「そのまま持ってくるもの」ではなく、「考え方を学ぶもの」として見ます
どれも、海外という新しい世界に触れたときに起きやすいことです。目的は、あくまで自分の商品づくりのヒントを見つけることだと、いつも意識しておいてください。
見つけたお手本との向き合い方
最後に、お手本を見つけたあとのことにも触れておきます。
お手本から学ぶのは、商品の構成、誰に向けているか、どんな言葉で価値を伝えているか、といった「作り方」と「売り方」の考え方です。文章やデザイン、教材の中身をそのまま写すことではありません。海外の商品であっても、著作権は作った人にあります。
見つけたお手本は、すぐに1つに決める必要はありません。まずは国内外で候補をいくつも集め、見比べていく中で、自分が本当に学びたいものが見えてきます。候補から1つに絞る方法は、人生を変える「ベンチマーク」を決定し、一点集中する技術で解説しています。
また、そもそもの専門キーワードの見つけ方は、売れるテーマはAmazonに聞く、専門キーワードを見つける3ステップにまとめています。
まとめ
- 専門キーワードが決まったら、次はお手本(ベンチマーク)を探す
- お手本は「Google検索」「SNSの広告」「Amazon」という3つの流通経路を逆にたどると見つけやすい
- 海外の事例は、答えではなく発想の引き出しを増やしてくれる。専門キーワードを英語にして、翻訳の機能を使えば、英語が苦手でも調べられる
- すぐに古くなる操作手順より、自分で調べるための「検索する言葉」を知っておく
- お手本から学ぶのは考え方。文章や中身をそのまま写さない
まずは、あなたの専門キーワードを英語にして、海外の書籍販売サイトで検索し、気になった本を3冊だけ記録してみてください。



