自分の知識や経験を商品にして、コンテンツ販売を始めたい。できれば、大きなお金をかけずに始めたい。そう考えて、まずブログを書き、SNSを毎日更新し、メルマガの読者を集めようと頑張っている。それなのに、なかなか売上につながらない。そんな方は多いです。
こういうとき、「更新の量が足りないのかな」と考えて、さらに投稿を増やしてしまいがちです。でも、原因は量ではないことがよくあります。
結論から言うと、コンテンツ販売で売上を作るには、先に「売上を作る要素」を決めてから、手段を選ぶことです。ブログもSNSもメルマガも、売上を作るための手段の一つにすぎません。手段を整えることが目的になると、いつまでたっても売上にたどり着けません。
この記事では、手段が目的になってしまう落とし穴、売上を4つの要素に分けて考える方法、そして商品づくりの始め方をお伝えします。
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手段が目的になると、成果から遠ざかる
ビジネスを始めると、「やったほうがいいこと」がたくさん目に入ります。リストを集める、ブランディングをする、広告を出す、ブログを毎日書く、SNSを毎日更新する。どれも大切なことです。
ただ、これらはあくまで手段です。目的は、あなたの知識や経験で誰かの役に立ち、その対価として売上を作ることです。
一つの手段にこだわるうちに、それ自体が目的になってしまうことを「手段の目的化」といいます。ブログのアクセスを増やすこと、SNSのフォロワーを増やすことに一生懸命になるうちに、「何を、誰に、どう売るのか」が後回しになってしまうのです。
この状態になると、毎日頑張っているのに売上が増えない、という苦しい状況が続きます。原因は頑張りが足りないことではありません。頑張る場所の順番がずれていることです。目標と手段の分け方は、ビジネスの目標と手段を明確にする3つのステップでも解説しています。
売上は4つの要素に分けて考える
では、何から決めればいいのでしょうか。コンテンツ販売の売上は、大きく次の4つの要素に分けて考えられます。
| 要素 | 決めること | たとえば |
|---|---|---|
| 1. 入口の商品 | 最初に買ってもらう、手に取りやすい商品 | 3万円の教材や講座 |
| 2. 伝える文章 | 商品の価値を伝え、申し込みにつなげる文章(セールスレター) | 商品の案内ページ |
| 3. 見てもらう数 | その文章を読んでもらう人の数(アクセス) | 案内ページを見てくれる人 |
| 4. 次の商品 | 入口の商品を買った人に案内する、より深い商品 | 15万円の講座や個別サポート |
この4つがそろうと、売上の形が見えてきます。反対に、どれか一つが抜けていると、ほかの要素をどれだけ頑張っても売上にはつながりません。
たとえば、見てもらう数(3)だけを増やそうとしてブログを毎日書いても、入口の商品(1)や伝える文章(2)がなければ、読んでくれた人は買う場所がありません。ブログやSNSの更新は、4つの要素のうち「3」を増やすための手段の一つにすぎない、ということです。
最初から全部の手段をそろえなくていい
4つの要素で考えると、最初から全部の手段をそろえる必要がないことも分かります。日刊のメルマガも、毎日のSNS更新も、広告も、始める時点では必須ではありません。
大勢を集める手段は、あとから育てていけば大丈夫です。売上を作るのに必要なのは人数の多さより、4つの要素がそろっていることです。少人数でも売上は作れます。
今の私が中心にしているチャレンジ企画も、たくさんの人を集めることを前提にしていない形です。私自身、準備1週間・集客3名のチャレンジ企画で、売上600万円になったことがあります。少人数から売上を作る仕組みの全体像は、チャレンジ企画の完全ガイドで解説しています。
4つの要素を決める順番
4つの要素は、次の順番で決めていくと迷いません。
- 入口の商品を決める(何を、誰に届けるのか)
- その商品の価値を伝える文章を書く
- 文章を読んでもらう場所と方法を選ぶ
- 入口の商品を買ってくれた人に向けて、次の商品を用意する
ポイントは、3の「見てもらう方法」を最後のほうで決めることです。先に商品と文章があるから、どの場所で、どんな人に読んでもらえばいいかが決まります。ブログにするのか、SNSにするのか、知り合いへの紹介にするのかは、商品と届けたい相手によって変わります。
文章についても同じです。最初から長いセールスレターを書き上げる必要はありません。誰の、どんな悩みを、どんな順番で解決する商品なのか。申し込むと何が手に入り、どうなれるのか。この2つが伝わる短い案内から始めて、読んだ人の反応や質問を見ながら書き足していけば十分です。
4の次の商品は、最初からなくてもかまいません。入口の商品を買ってくれた人の声を聞いてから作ったほうが、本当に求められている商品になりやすいからです。
商品づくりは「完璧な教材」から始めなくていい
4つの要素の中で、多くの方がいちばん悩むのが、入口の商品です。
- どうやって商品を作ればいいのか分からない
- 3万円でも売れる商品が思いつかない
- 15万円の商品がどういうものなのか想像できない
- そもそも、人に教えられるノウハウを持っていない気がする
こうした悩みは、とても自然なものです。ただ、コンテンツ(情報商品)の作成は、思っているほど難しくありません。世の中には数えきれないほどの情報商品がありますが、どれも誰かが、自分の知識や経験をまとめて作ったものです。
最初から完璧な教材を作ろうとすると、いつまでも完成しません。まずは、あなたが「少し前の自分」に教えられることを、手順の形でまとめてみるところから始めましょう。売れる商品の作り方と、作ったあとに改善し続ける原則は、100万円売れるコンテンツの作り方でまとめています。
自分の商品がまだない場合
「教材にできるノウハウが、今はまだない」という方もいると思います。その場合は、他の人の商品を紹介するアフィリエイトから始めるという選び方もあります。
アフィリエイトは、自分の商品が無くても始められるので、労働収入から抜け出すための一つの方法になります。どれくらいの収入になるかは、紹介する商品や紹介の仕方によって大きく変わるので、金額を目標にするより、「商品の価値を伝える文章を書く」「読んでもらう場所を作る」という経験を積む場と考えるのがおすすめです。ここで身につけたことは、あとで自分の商品を売るときにもそのまま使えます。
コンテンツ販売を始めるときによくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| ブログやSNSの更新を先に頑張る | 入口の商品と伝える文章を先に用意する |
| 全部の手段をそろえてから始めようとする | 4つの要素のうち、抜けているものから埋める |
| 完璧な教材を作ろうとして完成しない | 少し前の自分に教えられることから形にする |
| 最初から高額の商品を作り込む | 入口の商品を買った人の声を聞いてから作る |
| 売上の金額だけを目標にする | 4つの要素のどこが弱いかを見て直す |
特に多いのが、1つ目の失敗です。発信を続けることは大切ですが、売る商品と伝える文章がないまま発信だけを続けても、読者は次に進む場所がありません。発信は、4つの要素がそろってから効いてくる手段です。
まとめ
- ブログ・SNS・メルマガ・広告は、売上を作るための手段の一つ。手段が目的になると成果から遠ざかる
- 売上は、入口の商品・伝える文章・見てもらう数・次の商品の4つに分けて考える
- 決める順番は、商品→文章→見てもらう方法→次の商品
- 商品づくりは完璧な教材からではなく、少し前の自分に教えられることから始める
- 自分の商品がまだない場合は、アフィリエイトから始める選び方もある
まずは、紙に4つの要素を書き出して、今のあなたに「すでにあるもの」と「まだないもの」に印をつけてみてください。印がついていない要素が、次に取りかかる場所です。
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