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「稼げるならいくらでも」という目標では、手段が決まりません|ビジネスの目標と手段を明確にする3つのステップ

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毎日ブログも書いているし、SNSも続けている。それなのに、いつになったら目標の収入に届くのか、見通しが立たない。そんな悩みを持っている方は多いです。

こういうとき、多くの方は「もっと行動量を増やさないと」と考えます。でも、行動の量を増やしても、向かう先がはっきりしていなければ、ゴールには近づきません。

結論から言うと、ビジネスで成果を出すためには、次の3つを具体的にイメージできているかどうかが分かれ目になります。

  1. 目標設定:どこを目指すのか
  2. 現状把握:今どこにいるのか
  3. 手段の細分化:どうやってたどり着くのか

この3つが明確になると、やるべきことが見え、計画が立てやすくなります。逆に、どれか1つでもあいまいなままだと、どれだけがんばっても手応えを感じにくくなります。この記事では、3つのステップの進め方を、私がコンサルをしたコーチの方の実例とあわせてお伝えします。

なぜ目標があいまいだと、手段も決まらないのか

私がコンサルをするときは、最初に目標を確かめます。「毎月どのくらいの金額を稼ぎたいと考えていますか?」という質問です。

このとき、特に根拠もなく「月収100万円くらい」と答える方や、「稼げるならいくらでも」と答える方は少なくありません。気持ちはよく分かります。でも、この状態のままでは、目標にはなかなか近づけません。

理由はシンプルで、ゴールが見えていないと、そこまでの道のりも決められないからです。

たとえばマラソンで、ゴールがどこにあるか分からないまま走り続けるのは、とてもつらいことですよね。いつまで走ればいいのか、ペースをどう配分すればいいのかが分からないので、途中でつまずいた瞬間に、走るのをやめたくなります。

ビジネスも同じです。「とにかく何でもいいから稼ぎたい」という気持ちで始めると、いつまで続ければいいのか、自分はどこに向かっているのかが分からず、何かにつまずいたときに続ける理由を見失いやすくなります。続かないのは意志が弱いからではなく、ゴールが決まっていないという構造の問題なのです。

ステップ1:目標を「金額」と「暮らし方」で決める

まずは、あなたがどのくらいの金額を手に入れたいのか、目標を具体的に決めます。

ここで大切なのは、金額だけでなく、その金額をどんな暮らし方で手に入れたいのかまで考えることです。同じ月収でも、毎日朝から晩まで働いて手に入れるのか、週に数日の稼働で手に入れるのかで、選ぶべき手段はまったく変わります。

目標を決めるときは、次の3つを書き出してみてください。

  • 毎月の収入の目標はいくらか
  • 1か月に何日、1日に何時間くらい働きたいか
  • その収入と時間で、どんな暮らしをしたいか

理想の暮らし方から目標を決める考え方は、理想のライフスタイルを実現する目標設定術でも詳しく解説しています。

ステップ2:今の自分の現状を数字でつかむ

目標が決まったら、次は今の自分がどこにいるのかを確かめます。最低限、次のことは数字で把握しておきましょう。

確かめること 例
運営している媒体 ブログ、SNS、メルマガなど
毎月のアクセス数 ブログに何人来ているか
メルマガなどの登録者数 何人とつながっているか
毎月の収入 今、いくら売上があるか

現状によって、次にやることは変わります。たとえば、今すでに毎月50万円ほどの収入があって、目標が月収100万円なら、残りの50万円を増やす手段を考えることになります。一方、副業での収入がまだゼロなら、まずはビジネスの土台作りから始める必要があります。

目標(ゴール)を決め、現状(スタート)をつかんだら、その間を結ぶ手段(ルート)を考えます。 これが3つ目のステップです。

ステップ3:手段を「単価×人数」まで細かくする

月に10万円稼ぐ場合と100万円稼ぐ場合では、必要なスキルに大きな違いはありません。違うのは、かける時間、労力、そして戦略です。

月に10万円なら、1万円の商品が10個、5万円の商品が2個、10万円の商品が1個売れれば届きます。目標の金額がはっきりしていれば、商品の単価をいくらにして、何個売ればいいのかという数字が決まります。そして、その数を売るために何をすればいいかを考えていけばいいのです。

ところが、この計算をしないまま進めている方はとても多いです。

コーチの方の実例:計算してみて初めて分かったこと

私がコンサルをしたコーチの方の実例です。その方は収入ゼロからのスタートで、コンサルを始めたころは「とにかく収入が欲しい」という、ばくぜんとした目標しかありませんでした。

一緒に目標を決めて、月収100万円を目指すことになりました。ところが、そのときの商品は1回1万円のコーチングだけでした。月収100万円に届くには、1か月に100人の対応が必要です。

  • 毎日稼働する場合:1日3〜4人、1人2時間なら1日6時間以上
  • 月に20日稼働する場合:1日5人、1人2時間なら1日10時間

この時点で、今の手段のままでは目標に届くのが難しいことがはっきりします。休みを取れば、その分をほかの日で取り戻さなければならず、1日の対応人数がさらに増えてしまいます。

私はこの段階で、計算の結果を見せながら「このような生活を望みますか?」とお聞きしています。同じような状況の方は、ほとんどが「望まない」と答えます。もっと働く時間を減らしたい、毎日そんなに多くの人の対応はできない、というのが本音です。

問題は、努力が足りないことではありません。あいまいな目標に対して、あいまいな手段しか考えていなかったことです。

手段を組み直した結果

このような場合、私は、高い価格のコースを用意すること、または一度作れば何度でも販売できるコンテンツ商品を用意することをおすすめしています。

このコーチの方は、メニューを次のように組み直しました。

  1. 単発のコーチング:1万円
  2. 複数回のセット:3万円
  3. 数か月のサポート:20万円
  4. 3〜10万円のコンテンツ商品(複数)

その結果、1日1〜2名のコーチングとコンテンツの売上で月収100万円を達成しながら、稼働は月に20日以下、1日の労働時間も2〜4時間ほどになり、自由度の高い暮らしを手にされています。

商品を複数の段階で用意する考え方は、バックエンド商品の本当の役割と3段階のラインナップで解説しています。

手段をさらに細かくする手順とよくある失敗

商品と単価が決まったら、さらに手段を細かくします。1件の成約のために、ブログに何人来てもらえばいいのか、メルマガに何人登録してもらえばいいのかを考えておくと、日々の作業まで落とし込めます。

計算の手順

  1. 目標の月収を決める
  2. 商品ごとの単価を決める
  3. 目標に届くために、それぞれ何件売ればいいかを出す
  4. 1件売るために、何人と面談や相談をすればいいかを考える
  5. その人数に会うために、何人に発信を届ければいいかを考える

作業を細かく書き出し、やるべきことがはっきりすれば、順番に進めるだけになります。目標までの計画も立てやすくなります。

よくある失敗

よくある失敗 どう直すか
目標が「稼げるだけ」になっている 金額と、働き方をセットで決める
現状を数字で見ていない 媒体・アクセス・登録者・収入を書き出す
単価×人数を計算しないまま進める 目標から逆算して、必要な件数を出す
計算して無理だと分かっても、そのまま続ける 目標か手段のどちらかを見直す

特に最後の一つが大切です。計算してみて、今の手段では目標に届かないと分かったら、それは失敗ではなく、見直すタイミングが来たということです。目標を調整するか、手段を組み直して、実現できる計画にしてください。

実際に動いてみたあとは、申し込みから成約までの数字を見ながら改善していきます。数字の見方は申込から成約までの9つの数字の見方で解説しています。

まとめ

  • ビジネスの成果は、目標設定・現状把握・手段の細分化の3つが明確かどうかで変わる
  • 目標は金額だけでなく、どんな働き方で手に入れたいかまで決める
  • 現状は、媒体・アクセス・登録者・収入を数字でつかむ
  • 手段は「単価×人数」まで細かくし、無理があれば目標か手段を見直す
  • 1回いくらの労働だけで届かないときは、高い価格のコースや、繰り返し売れる商品を組み合わせる

まずは、あなたの目標の月収を、今の商品の単価で割ってみてください。出てきた人数を、あなたが望む働き方で対応できるかどうか。その答えが、次に何を変えるべきかを教えてくれます。