「新時代のビジネススキル」が手に入る無料講義はコチラ

「なんとなく反応が悪かった」で振り返ると、次も売れません|申込から成約までの9つの数字の見方

numbers-review チャレンジ企画
この記事は約8分で読めます。

この記事はチャレンジ企画 完全ガイドの第9章 振り返りと次の開催「9-1 9つの数字で振り返る」です(全35記事)

チャレンジ企画が終わって、ひと息ついたあと。「今回はどうだったかな」と振り返ってみる。

なんとなく反応は良かった気がする。でも面談はあまり入らなかった。たぶん募集文が弱かったのかな。次はもっと頑張ろう。こんなふうに振り返っていませんか。

気持ちはとてもよく分かります。ただ、この振り返り方だと、次に何を直せばいいのかが決まりません。直す場所が決まらないまま2回目を開くと、また同じところでつまずいてしまいます。

結論から言うと、開催後は感覚だけでなく、数字で振り返ります。見るのは、申し込み数から売上までの9つの数字と、そこから計算する5つの率です。どこで人が離れたかが分かれば、直す場所は自然に絞られます。

この記事では、9つの数字の見方、5つの率の出し方、数字が低いときに疑う場所、そして数字を見るときの注意点をまとめました。

感覚だけの振り返りでは、直す場所が決まらない

もちろん、感覚も大事です。当日の空気感、コメントの雰囲気、参加者の表情。これらは数字だけでは見えません。

ただ、感覚だけだと「どこで」詰まったのかが分かりません。チャレンジ企画には、集客から販売まで、いくつもの段階があります。

  1. 募集する
  2. 申し込みが入る
  3. オープンチャットに入ってもらう
  4. Day1〜Day3に参加してもらう
  5. 宿題を出してもらう
  6. アンケートに答えてもらう
  7. 個別面談に申し込んでもらう
  8. 面談を実施する
  9. 商品を提案して、成約する

この流れのどこかに、詰まりがあります。申し込みが少ないのか。申し込みはあるのにZoomに来ないのか。宿題は出ているのに面談につながらないのか。詰まっている場所によって、直すところはまったく変わります。 だから、数字を見るのです。

チャレンジ企画の流れ全体は、チャレンジ企画の完全ガイドで確認できます。

開催後に見る9つの数字

開催後に記録するのは、次の9つです。

数字 何が分かるか 少ないときに見直す場所
1. 申し込み数 募集文と告知が届いたか 募集文、SNS・メルマガ・LINEの告知、締切案内
2. オープンチャット参加数 申し込み後の案内が機能したか 申込後の自動返信、参加案内の文面
3. Zoom参加数(各日) 3日間がつながっているか リマインド、Day1からDay2へのつなぎ
4. 宿題提出数(Day1・Day2) 実際に手を動かせたか 宿題の量と中身、提出方法、提出を促す投稿
5. アンケート回答数 Day3の締め方が機能したか Day3の終わり方、アンケートの案内
6. 個別面談申込数 面談への導線が自然だったか Day3の構成、面談の案内
7. 個別面談実施数 予約から当日までつながったか 予約完了メッセージ、前日・当日のリマインド
8. 成約数 面談と提案がかみ合ったか 面談の台本、オファー、クロージング
9. 売上 最終的な成果 手前の8つの数字

数字の「差」に注目する

ここで大事なのは、それぞれの数字の大きさより、前の数字との差です。

たとえば、30人が申し込んだのに、オープンチャットに入ったのが15人だったとします。この場合、半分の人が最初の入口で止まっています。直すべきは募集文ではなく、申し込み後の案内です。

同じように、10人が面談を申し込んだのに、実施できたのが5人だったなら、面談の予約から当日までのあいだで半分が離れています。見直すのは面談の中身ではなく、予約完了のメッセージやリマインドです。面談前後の連絡の考え方は、面談リマインドと未返信フォローの考え方で解説しています。

売上は「最後の結果」

売上はもちろん大事です。ただ、売上だけを見ても、何を直せばいいかは分かりません。売上は、手前の8つの数字が積み重なった結果です。

売上が思ったより低かったときほど、手前の数字にさかのぼって、どこで細くなったのかを探します。

私自身、準備1週間・集客3名のチャレンジ企画で600万円の売上になったこともあれば、集客59名で200万円だったこともあります。集客の人数だけでは、売上は決まりません。途中の数字のどこが太く、どこが細かったのか。そこを見ないと、同じ結果をもう一度出すことも、次に伸ばすこともできないのです。

数字から出す5つの率

数字を記録したら、次に率を出します。率にすると、人数が違う回どうしでも比べやすくなります。

率 出し方 たとえば
Zoom参加率 申込者のうち、Zoomに来た人の割合 30人が申し込み、Day1に15人参加なら50%
宿題提出率 参加者のうち、宿題を出した人の割合 Day1に15人参加し、8人が提出なら約53%
アンケート回答率 参加者のうち、アンケートに答えた人の割合 ―
面談申込率 アンケート回答者のうち、面談を希望した人の割合 ―
成約率 面談した人のうち、申し込んだ人の割合 5人と面談して2人が申し込んだら40%

表の数字は、あくまで計算の例です。目標の数字ではありません。

率が低いときに見るところ

  • Zoom参加率が低い:申し込んでから当日までに熱量が下がっている可能性があります。オープンチャットの案内、前日と当日のリマインド、Day1前の期待を高める投稿、Zoomリンクの見つけやすさを見直します
  • 宿題提出率が低い:宿題の量、質問の分かりやすさ、記入例の有無、提出方法と期限、「完璧でなくていい」という一言があるかを見ます
  • アンケート回答率が低い:アンケートの目的が伝わっているか、質問が多すぎないか、回答後の流れが分かるかを見ます
  • 面談申込率が低い:Day3で残りの課題が整理できたか、面談の目的と向いている人が伝わったか、面談が「売り込まれる場」だと思われていないかを見ます
  • 成約率が低い:面談で理想と今の差を整理できたか、提案の前に合意を取れたか、オファーが相手の課題に合っていたかを見ます

成約率だけを見て落ち込む必要はありません。面談の数が少なければ、成約の数も少なくなります。成約率は、面談の中身と、提案した商品が相手に合っていたかをセットで見てください。

数字が低いときの直し方の例

数字が分かれば、直す候補も見えてきます。よくあるパターンを整理しておきます。

申し込みが少ない

まずは募集の入口を見直します。Day1の内容や面談の台本を直すのは、その後です。人が集まっていないなら、中身をいくら直しても届きません。

  • 募集文の冒頭と、誰に向けた企画なのかを具体的にする
  • 3日間で得られる成果をはっきり書く
  • SNSの投稿の切り口を増やす、告知の回数を見直す
  • 締切の案内を入れ、申し込みリンクを分かりやすくする

申し込みはあるのに、Zoomに来ない

申し込み後の自動返信、オープンチャットへの参加案内、Day1前の投稿、前日・当日のリマインドを見直します。Zoomリンクは固定投稿にしておくと迷われません。

Zoomには来るのに、宿題が出てこない

宿題の量を減らす、質問を具体的にする、記入例を入れる、完璧でなくていいと伝える。提出方法と期限もはっきりさせます。宿題の工夫は、書きやすいワークシートと提出率を上げる7つの工夫で詳しく書いています。

アンケートや面談につながらない

Day3の終わり方を見直します。アンケートは目的を伝え、項目を減らし、Day3の直後に案内します。面談は、残りの課題を整理し、一人で進めるときの壁を伝え、面談の目的と向いている人をはっきりさせます。アンケートに「興味はあるが迷っている」という選択肢を入れておくのも一つの方法です。

面談はあるのに、成約が少ない

面談の中で、理想の未来と今の課題を深く聞けていたか、その差を整理できていたかを振り返ります。提案の前に合意を取る、相手の課題と商品をつなげて話す、迷いを整理する質問を入れる、決済後の流れを分かりやすくする。このあたりが見直す候補です。

数字を見るときの4つの注意点

最後に、数字との付き合い方で気をつけたいことを4つまとめます。

  1. 売上だけを見ない:売上が低くても、原因は人によって、回によって違います。参加者が少なかったのか、宿題が出なかったのか、面談が入らなかったのか。分けて見ます
  2. 1回目で判断しすぎない:初回はすべてがテストです。1回目の数字は失敗ではなく、改善の材料です
  3. 数字と反応をセットで見る:宿題提出率が低いと分かっても、数字だけでは理由までは分かりません。開催中のコメント、質問、つまずきのメモと合わせて見ると、原因に近づけます
  4. 少人数でも記録する:参加者が3人でも、記録する意味はあります。次の回と比べられるからです

大事なのは、毎回同じ項目で記録すること

数字は、最初から完璧に取れなくて構いません。ざっくりで大丈夫です。大事なのは、毎回同じ項目で記録することです。

たとえば、1回目はZoom参加10人・面談申込1人、2回目はZoom参加15人・面談申込3人だったとします。同じ項目で記録していれば、どこが良くなったのかがすぐ分かります。下がったときも、どこで下がったのかを考えられます。

振り返り表は、AIにたたき台を作ってもらうこともできます。9つの数字と5つの率を項目として渡し、率が自動で計算されて、数字ごとに気づきと改善案を書ける表にしてもらうと便利です。講座では、そのための依頼文も用意しています。

数字で直す場所が見えたら、次は直す内容を3つに絞ります。その進め方は改善を3つに絞る2回目・3回目の開き方で解説しています。

まとめ

  • 開催後は感覚だけで振り返らず、9つの数字(申し込み、オープンチャット、Zoom、宿題、アンケート、面談申込、面談実施、成約、売上)を記録する
  • 数字の大きさより、前の段階との「差」を見ると、どこで人が離れたかが分かる
  • 5つの率(Zoom参加率、宿題提出率、アンケート回答率、面談申込率、成約率)で、回ごとに比べる
  • 売上だけを見ない、1回目で判断しすぎない、数字と反応をセットで見る、少人数でも記録する
  • 数字は完璧でなくていい。毎回同じ項目で記録することが一番大事

次の一歩として、前回の開催について、9つの数字を思い出せる範囲で書き出してみてください。分からない数字があれば、それが次回から記録すべき場所です。