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メルマガが最後まで読まれないのは、文章力より「構成」の問題です|ヘッダーからフッターまで基本の5つのパーツ

rev-1340 メールマガジン基礎編
この記事は約7分で読めます。

メルマガを配信しているのに、開封はされても最後まで読まれている気がしない。リンクもほとんど押されない。そんな悩みを持っている方は多いです。

こういうとき、「もっと文章がうまくならないと」と考えがちです。でも、原因の多くは文章力ではなく、メールの組み立て方、つまり構成にあります。

結論から言うと、メルマガは「ヘッダー → 本文 → おすすめ情報 → 編集後記 → フッター」という5つのパーツで組み立てると、読者が自然に最後まで読み進めてくれるようになります。パーツごとに役割がはっきりしているので、毎回の配信で迷うこともなくなります。

この記事では、5つのパーツそれぞれの役割と書き方、そして配信前に確かめておきたいポイントをお伝えします。

メルマガは5つのパーツで組み立てる

メルマガの基本的な構成は、次の5つです。

パーツ 役割
1. ヘッダー 誰からの、何についてのメールかを伝え、読み始めてもらう
2. 本文 役に立つ情報や気づきを届ける
3. おすすめ情報 商品や記事など、次に見てほしいものを案内する
4. 編集後記 あなたの人柄を伝え、読者との距離を縮める
5. フッター 送信者の情報と、配信解除の方法を示す

この順番には意味があります。最初に「読む理由」を渡し、次に「価値」を届け、そのあとで「案内」をして、最後に「人柄」で締めくくる。読者の気持ちの流れに沿った並びになっています。

それぞれ具体的に見ていきましょう。

ヘッダー:装飾はいらない。いきなり名乗る

ヘッダーは、メールを開いた瞬間に目に入る冒頭の部分です。ここでの役割は、そのメールに興味を持って読み始めてもらうことです。

冒頭で興味を持ってもらえなければ、本文は読まれず、そのまま閉じられてしまいます。誰からのメールなのか、何についてのメールなのかを、冒頭ではっきり伝えましょう。何についての話かは、件名で伝えても構いません。差出人も内容も分からないメールを、喜んで読み進める人はいません。

罫線や記号の飾りは外す

メルマガのヘッダーというと、罫線や記号で飾ったタイトル枠を思い浮かべる方もいるかもしれません。でも、こうした装飾はいりません。飾りのない書き出しで、いきなり名乗ってしまうほうが読まれやすくなります。

メルマガで一番大切なのは、「一人に宛てた手紙」だと感じてもらうことです。派手な装飾があると、読者は開いた瞬間に「一斉配信のお知らせだ」と受け取り、身構えて読むようになります。個人から届いた手紙のような書き出しにすると、読者は自然に読み始めてくれます。

ただし例外もあります。いくつものメルマガを発行している場合は、どのメルマガから届いたのか読者が迷わないように、冒頭にメルマガ名を入れてもいいでしょう。その場合も、装飾は控えめにします。

自己紹介と広告は冒頭に置かない

毎回、冒頭で長い自己紹介をするのはしつこく感じられます。詳しいプロフィールは、ブログのプロフィール記事などにまとめておき、必要なときにそちらを案内しましょう。

また、冒頭に広告や商品のリンクを並べるのは避けてください。冒頭が広告だと、読者は「これは広告メールだ」と判断し、その先を読まなくなります。

本文:ブログと同じ内容でも構わない

本文は、メルマガの中心です。役に立つ情報、ノウハウ、新しい気づきを届けます。

本文は、ブログの記事と同じ内容でも構いません。ブログを更新したら、その内容をもとにメルマガを書く(またはその逆)という流れにすると、発信の手間を大きく減らせます。

「ブログと同じ内容だと、読者にがっかりされるのでは」と心配になるかもしれません。でも、ブログとメルマガの両方を毎回読んでいる人は、それほど多くありません。ブログは主に検索から、メルマガは主に登録ページから読者になるので、読者層も違います。両方で毎回違う内容を書くより、良い内容をそれぞれの読者に届けるほうが効率的です。媒体ごとの役割の違いは、SNS・メルマガ・LINEの役割の違いでも解説しています。

ブログから写すときの注意点

ブログの記事をそのまま貼り付けると、メルマガなのに「このブログでは」と書いてしまうことがあります。送る前に、不自然な言葉が残っていないかを確かめてください。

画像をたくさん使った記事の場合は、メールに無理に詰め込まず、ブログ記事へ案内するほうが読みやすくなります。テキスト形式のメールでは画像を表示できないので、その場合もブログへの案内が向いています。

行間と返信のお願い

びっしり文字が詰まったメールは、それだけで読む気を失わせます。数行ごとに空白の行を入れる、大事な一文の前後は多めに空けるなど、読みやすさを工夫しましょう。いろいろな人のメルマガを読んでみて、自分が読みやすいと感じたメールの行間を参考にするのもおすすめです。

そして、本文の最後には、感想や質問の返信をお願いする一言を添えてください。メルマガはブログよりも返信をもらいやすい媒体です。読者とのやりとりが生まれると、あなたのメールを楽しみにしてくれる人が増えていきます。

おすすめ情報と編集後記:案内と人柄をセットで置く

おすすめ情報

本文の下には、おすすめ情報のコーナーを置きます。メルマガを事業に使うなら、商品やサービスを案内する場所をどこかに用意しておく必要があります。

置くものの例は、次のとおりです。

  • おすすめの商品・サービス・無料の案内
  • おすすめのブログ記事
  • プロフィール
  • 他の媒体(ブログやSNS)への案内
  • あなたの信念や、メルマガを書いている目的
  • 最近のバックナンバー

注意したいのは、載せすぎないことです。情報が多いと、読者はうんざりしますし、どれもクリックされにくくなります。1回の配信で案内するものは厳選しましょう。ヘッダーでは広告を避けましたが、本文を読み終えた人はメルマガだと分かったうえで読んでいるので、ここでの案内は自然に受け取ってもらえます。

編集後記

おすすめ情報の下には、編集後記を置きます。編集後記は、本文とは別に書く自由な文章です。日々の出来事や、あなたの考えなど、個人的な話を書きます。

編集後記を書く目的は2つあります。

  1. 編集後記まで読み進める途中で、おすすめ情報にも目を通してもらえる
  2. 読者との心理的な距離を縮められる

本文とおすすめ情報だけだと、本文を読み終えたところでメールを閉じられやすくなります。その下に楽しみにしてもらえる編集後記があると、読者はスクロールする途中で、おすすめ情報にも自然と目を通してくれます。

また、役に立つ情報だけでは、読者はなかなかあなたのことを好きになってくれません。教科書は役に立ちますが、作者のファンになる人は多くありませんよね。車が好き、サッカーが好き、子育て中、会社員をしながら副業に取り組んでいる。そうした個人的な話を書くと、同じ立場の読者が親しみを感じてくれます。編集後記への感想が、返信のきっかけになることも多いです。

本文は役に立つ話、編集後記は人柄の話と分けておくと、メルマガ全体のバランスが取りやすくなります。本文までプライベートな話ばかりになると、「役に立たないメルマガ」と思われて解除されやすくなるので注意してください。

フッター:送信者の情報と解除方法は必ず載せる

フッターは、メルマガのいちばん下の部分です。ここには、あなたの情報を簡単にまとめて載せます。

広告や宣伝のメールを送る場合、送信者の氏名や住所、配信解除の方法などを表示することが法律で決められています。載せ忘れがないように、フッターの形を一度決めて、毎回同じものを使うようにしましょう。守るべき決まりは、メルマガで最低限守るべき3つの義務にまとめています。

配信解除の方法は、読者が迷わず手続きできるように、分かりやすく示してください。解除しにくいメルマガは、迷惑メールとして報告される原因になります。解除用のリンクの仕組みは配信システムによって違うので、使っているシステムの案内で、どのように動くのかを確かめておくと安心です。

配信前に確かめたい3つのこと

メルマガは、ブログと違って、一度送ると直せません。大きな間違いがあれば、訂正のメールを送ることになり、何通も届くことを嫌がった読者が解除してしまうこともあります。配信する前に、次の3つを必ず確かめましょう。

  1. 誤字や脱字がないか
  2. リンクが正しく開くか、リンク先を間違えていないか
  3. ブログから写した言葉など、不自然な部分が残っていないか

テスト配信で自分宛てに一度送り、スマートフォンで読んでみると、行間の詰まりやリンクの押しにくさにも気づけます。

構成が整ったら、次は「そのメールを読んでくれる人」を増やしていく段階です。登録者の数ではなく読む人の数を増やす考え方は、メルマガは発行部数ではなく読者数を増やすで解説しています。

まとめ

  • メルマガは、ヘッダー・本文・おすすめ情報・編集後記・フッターの5つで組み立てる
  • ヘッダーは装飾をせず、一人に宛てた手紙のように名乗って始める
  • 本文はブログと同じ内容でもよい。行間を空け、最後に返信のお願いを添える
  • おすすめ情報は厳選し、その下に編集後記を置いて人柄を伝える
  • フッターには送信者の情報と、分かりやすい配信解除の方法を必ず載せる

まずは、次に送るメルマガを、この5つのパーツの順番に並べ替えてみてください。ヘッダーの飾りを外し、編集後記を一段落書き足すだけでも、読まれ方の変化を感じられるはずです。