メルマガを毎週書いて送っている。でも、読者がちゃんと読んでくれているのか分からない。どの話題に関心を持ってもらえているのかも分からないまま、なんとなく次のメールを書いている。そんな方は多いです。
メルマガは、送ったあとの読者の様子が見えにくい媒体です。ブログならアクセス数が見えますし、SNSならいいねやコメントが返ってきます。でもメルマガは、返信でもない限り、読者の反応がほとんど目に入りません。
結論から言うと、ビジネスでメルマガを使うなら、メルマガの中に入れたリンクはクリック解析をしてください。クリックの数を記録しておくだけで、読者が何を読み、何に関心を持っているのかが、推測できるようになります。
この記事では、クリック解析とは何か、クリック解析で分かる4つのこと、記録のしかたと比べ方、よくある失敗をお伝えします。
クリック解析とは、リンクが何回押されたかを調べること
クリック解析とは、メルマガの中に入れたリンクが、どれくらいクリックされているかを調べることです。
たとえば、メルマガの中でブログ記事を紹介したとします。そのリンクが何人に押されたのかが分かれば、「この話題に関心がある人がどれくらいいるのか」が見えてきます。
メールを送った数だけを見ていても、読者の様子は分かりません。送ったメールが読まれて、そのうえで読者が動いてくれたかどうか。その手がかりになるのが、リンクのクリックです。
メルマガの配信システムや配信ソフトには、クリック解析の機能が標準で備わっているものもあります。まずは、今使っている配信システムに、リンクごとのクリック数を数える機能があるかを確かめてみてください。機能があるのに使っていない、という方も意外と多いです。
クリック解析で分かる4つのこと
クリック解析で得られる情報は、思っている以上にたくさんあります。代表的なものを4つ紹介します。
| 分かること | 見方 |
|---|---|
| 1. どれくらい読まれているか | クリックの数から、実際に読んでいる読者の量を推測する |
| 2. どんな紹介の仕方が伝わるか | 紹介の書き方を変えたときのクリック数を比べる |
| 3. どの時間帯・曜日が反応しやすいか | 送った時間帯や曜日ごとのクリック数を比べる |
| 4. 読者が何に関心を持っているか | 話題やジャンルごとのクリック数を比べる |
1. どれくらい読まれているかが分かる
リンクのクリック数を計測していれば、実際にどれくらいの読者がメルマガを読んでくれているのかを推測できます。読者の数が多くても、ほとんどクリックされていなければ、読まれていない可能性があります。反対に、読者が少なくても、毎回しっかりクリックされていれば、読んでくれている人がいるということです。
私はメルマガの読者が約100人の時に月収100万円になりました。そのときに実感したのは、読者の数より、読んでくれる人との関係のほうが大切だ、ということです。クリック解析は、その「読んでくれる人」がどれくらいいるかを知る手がかりになります。
2. どんな紹介の仕方が伝わるかが分かる
同じものを紹介するときでも、書き方によってクリックされる数は変わります。先に読者の悩みを書いてから紹介するのか、結論を先に書くのか。リンクを文章の途中に置くのか、最後に置くのか。こうした工夫をして数字を比べれば、どんな伝え方があなたの読者に合っているのかが分かってきます。
3. どの時間帯・曜日に反応しやすいかが分かる
送った時間帯や曜日ごとにクリック数を記録していけば、あなたの読者が反応しやすいタイミングが見えてきます。一般的に良いと言われる時間帯より、あなたの読者の実際の反応を見るほうが確かです。
4. 読者が何に関心を持っているかが分かる
いくつかのジャンルで情報を発信している場合は、話題ごとのクリック数を比べてみてください。読者が特に関心を持っているテーマが分かれば、次に書く内容や、次に作る商品のヒントにもなります。
クリック解析を始める手順
クリック解析は、特別な知識がなくても始められます。次の順番で進めてみてください。
- 使っている配信システムに、クリック数を数える機能があるかを確かめる
- メルマガに入れるリンクは、基本的にすべて計測できる形にして送る
- 送ったメールごとに、数字を表にまとめて記録する
- 何通か送ったら、記録を並べて比べる
- 比べて分かったことを、次のメールで1つだけ試す
記録の表には、次の項目を入れておくと比べやすくなります。
- 送った日付と曜日、時間帯
- 件名
- リンクを入れた話題と、リンクの位置
- 送った数と、クリックされた数
ポイントは、見るだけで終わらせず、記録として残すことです。配信システムの画面で数字を眺めるだけでは、あとから比べることができません。表にまとめておけば、数か月たったときに、読者の反応の変化がはっきり見えてきます。
記録を並べて比べたら、分かったことを次の1通に生かします。たとえば、悩みから書き始めた紹介のほうがクリックされていたなら、次も同じ書き方で試してみる。朝に送ったメールのほうが反応が良かったなら、次は朝に送ってみる。こうして「比べる→1つ試す→また記録する」をくり返すことで、あなたの読者に合った書き方が少しずつ見えてきます。勘に頼らずに改善できるのが、クリック解析のいちばんの良さです。
また、リンクがクリックされるかどうかは、そもそもメールを開いてもらえるかどうかにも左右されます。開いてもらう入り口になる件名については、メルマガの件名は超重要で解説しています。
クリック解析でよくある3つの失敗
クリック解析を始めた方がつまずきやすいところを3つ紹介します。
失敗1:一度にいくつも変えてしまう
件名も、紹介の書き方も、送る時間帯も、全部同時に変えてしまうと、クリック数が増えても減っても、何が原因だったのかが分かりません。比べるときは、変えるところを1つに絞ってください。
失敗2:1通だけで結論を出す
1通のメールの結果だけで「この書き方はだめだ」と決めてしまうのは早すぎます。たまたま読者が忙しい日だったのかもしれません。同じ条件で何通か試してから、傾向として判断するようにしてください。
失敗3:クリックの数だけを見て、その先を見ない
クリックはあくまで入り口です。本当に知りたいのは、クリックした人がその先で申し込みや購入をしてくれたかどうかです。クリックは多いのに申し込みが少ないなら、リンク先のページに原因があるかもしれません。
クリック数は、読者との関係の様子を知るための手がかりです。数字を増やすことそのものを目標にせず、読者が何を求めているのかを知るために使ってください。
メルマガがどれくらい読まれているかを割合で見る方法はアクティブ読者率の計測法で、申し込みから成約までのどこでつまずいているかを数字で見る方法は申込から成約までの9つの数字の見方で解説しています。
まとめ
- クリック解析とは、メルマガの中のリンクが何回クリックされたかを調べること。配信システムに機能があるかをまず確かめる
- クリック解析で、読まれている量・伝わる紹介の仕方・反応しやすい時間帯と曜日・読者の関心の4つが分かる
- リンクは基本的にすべて計測し、送ったメールごとに記録を表に残す
- 比べるときは変えるところを1つに絞り、何通か試してから判断する
- クリックは入り口。その先の申し込みまであわせて見る
まずは次に送るメルマガで、入れるリンクをすべて計測できる形にしてみてください。そして、送った日付・件名・クリック数の3つだけでも、表に書き残すところから始めましょう。


