講座を案内するステップメールを、1通ずつ書いていて疲れていませんか? 1通目を書き終え、2通目に進み、また最初の1通を見直す。そうしているうちに、何を書いたか分からなくなってしまいますよね。
結論から言うと、ステップメールは1通ずつ書くのをやめると、ずれや食い違いがなくなります。先に1つの設計表を作り、そこからメールとLINEを一度に作ります。
この記事では、Claude Codeでステップメール9通とLINEの配信を一度に作る方法を、私がつまずいた所も含めて書きます。動画でも同じ内容を解説しています。
1通ずつ書くと、3つのずれが起きます
ステップメールを1通ずつ書いていくと、次の3つが起きやすくなります。
| 起きること | 何が困るか |
|---|---|
| 話の順番がずれる | 前の通で話したことを、また話してしまう。話すはずのことが抜ける |
| 締切の日付が食い違う | メールによって、締切の日がばらばらに書かれる |
| LINEとメールの話がばらばらになる | 同じ人に、違う話が届く |
どれも、文章の上手さとは関係がありません。1通ずつ別々に書いているから起きる、作り方の問題です。
1通ずつ書くと、全体が見えなくなる
1通ずつ書いていると、目の前の1通のことしか考えられません。9通全体でどんな流れになっているかが、書いている本人にも見えなくなります。
特に食い違いやすいのが締切です。「明日が締切です」と書いた通が、本当に締切の前日に届くのか。1通ずつ書いていると、ここが合わなくなります。締切を入れるときの考え方はステップメールに締め切りを組み込む方法にくわしく書いています。
1つの設計表から、一度に作る
そこで、作り方を変えます。
- まず、1つの設計表を作る
- 設計表から、メール9通とLINEを一度に作る
- 作ったあとに、機械と自分の目で確かめる
すべての通が同じ設計表を見て作られるので、話の順番も、締切の日付も、LINEとメールの話もそろいます。ここから、順番に見ていきます。
設計表には「決めること」だけを書く
最初に作るのが設計表です。ここにはメールの文章は書きません。決めることだけを書きます。
設計表に書く5つのこと
設計表に書くのは、次の5つです。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 商品 | 何を案内するのか |
| 相手 | 誰に届けるのか |
| 締切 | 申し込みの締切をどう決めるか |
| 価格 | 案内する価格 |
| 使ってよい数字 | 実績など、メールに書いてよい数字 |
5つ目の「使ってよい数字」が、あとで大事になります。ここに書いた数字以外は、メールに出てこないようにするからです。理由は、確かめる手順のところで書きます。
9通の役割を先に決める
次に、9通それぞれの役割を先に決めます。流れは次のとおりです。
| 順番 | 役割 |
|---|---|
| 最初 | お礼と約束(登録のお礼と、これから何を届けるか) |
| 前半 | 悩みの原因 |
| 中ほど | 考え方 |
| 後半 | 事例 |
| 最後 | 案内と締切 |
たとえば、1通目をお礼と約束にして、そこから2通ずつ「悩みの原因」「考え方」「事例」「案内と締切」に割り振る、という分け方ができます。何通ずつにするかは、商品に合わせて決めて構いません。
役割が決まっていると、話の順番がずれません。1通ごとの役割の考え方はステップメールの例文は1通ごとの役割を真似るでも紹介しています。
Claude Codeに一度に作らせる
設計表と9通の役割が決まったら、ここからがClaude Codeの仕事です。
設計表を読んで、9通を1通ずつのファイルに出す
Claude Codeは、設計表を読んで9通を書き、1通ずつのファイルに出してくれます。配信ツールに貼る順番の一覧も、一緒に作ります。
1通ずつのファイルになっているので、配信ツールに貼るときに迷いません。順番の一覧を見ながら、上から貼っていくだけです。
締切の日付は、通ごとに自動で計算する
締切は、手で書きません。「登録した日から何日後」という決め方で、通ごとに自動で計算させます。
| 締切の書き方 | 起きること |
|---|---|
| 手で日付を書く | 通によって食い違いやすい |
| 登録日からの日数で自動で計算する | 通ごとにそろう |
「明日が締切です」と書いた通に、本当に明日が締切か。ここが一番食い違いやすいところです。だから、人の手で書かずに計算に任せます。
私のメールの書き方の決まりも渡す
私のメールには、書き方の決まりもあります。
- 1行は13文字前後で改行する
- 空行を入れずに続けるのは、4行まで
スマホで読むと、文字が詰まって見えます。詰まって見えないようにするための決まりです。この決まりも設計と一緒に渡しておくと、9通すべてが同じ形で仕上がります。
LINEは「知らせる役」にする
次はLINEです。LINEでは、長い文章は送りません。メールが届いたことを知らせる役にします。
メールとLINEの役割を分ける
| 媒体 | 役割 |
|---|---|
| メール | じっくり読んでもらう |
| LINE | 気づいてもらう |
じっくり読むのはメールです。気づいてもらうのはLINEです。役割を分けておくと、同じ話を両方に長く書かずに済みます。媒体ごとの役割の違いはSNS・メルマガ・LINEの役割の違いと配信の順番にもまとめています。
LINEの3つの決まり
LINEにも決まりがあります。
- 1回に送る吹き出しは、3つまで
- 押してほしい行き先は、1つだけ
- メールの30分後に届くようにする
行き先が1つなら、読んだ人は迷わずに押せます。メールの少しあとにLINEが届くので、「メールが届いています」と自然に知らせることができます。
私がつまずいた所:LINE公式アカウントは「0日後」に送れない
ここで、私がつまずいた所です。LINE公式アカウントのステップ配信は、前の通から1日以上あけないと組めません。登録したその日に、2通は送れないのです。
そこで、1通目の登録のお礼は、友だち追加のときに届く「あいさつメッセージ」に入れました。2通目からを、ステップ配信で組んでいます。
コツは、使うツールの決まりに合わせることです。設計表の通数と間隔を、ツールに合わせて変えます。配信の間隔の決め方はステップメールの配信ペースの決め方でも書いています。
作ったあとは、機械と自分の目で確かめる
作ったあとは、確かめる番です。確かめるのは2段階です。まず機械に、次に自分の目で。
機械に確かめさせる3つのこと
| 確かめること | 見る所 |
|---|---|
| 締切の日付 | 通ごとに合っているか |
| 根拠のない数字 | 設計表にない人数・金額・割合が出ていないか |
| 言い過ぎ | 「必ずできます」のような言い方がないか |
この3つは、機械に確かめさせています。目で読むと見落としやすい所だからです。
根拠のない数字は、そこで止める
特に大事なのが、2つ目の数字です。人数や金額、割合が、設計表にないのにメールに出てきたら、そこで止めます。
なぜ止めるのか。AIは、もっともらしい数字を作ることがあるからです。たとえば、設計表のどこにもない「〇割の方が」のような数字が、それらしく文に入り込むことがあります。設計表に「使ってよい数字」を書いておくのは、このためです。AIの「できました」を鵜呑みにしない確かめ方は完了報告をそのまま信じない5つの習慣にまとめています。
最後は、自分の言葉になっているか読んで直す
最後は、自分で読みます。自分が言いそうにない言葉、使ったことのない言い回しを、自分の言葉に直します。
読者は、あなたの言葉だから読んでくれます。機械の確かめで通っても、自分らしくない文はそのまま出しません。ここは、AIに任せずに自分でやる所です。
別のテーマでも、同じ流れで作れた
この作り方は、私の商品だけで試したわけではありません。講座のテーマを変えて、別のAIに試させました。
- 犬のしつけ
- スマホの写真
- 家庭菜園
どれも同じ流れで作れました。設計表さえ埋まれば、テーマが変わっても作り方は変わりません。
今日からできること
今日やっていただきたいことは、1つだけです。メールの文章ではなく、9通の役割を、1行ずつ書いてみてください。
1通目は「お礼と約束」、最後は「案内と締切」。その間を、悩みの原因・考え方・事例で埋めていきます。役割が決まれば、文章はAIと一緒に書けます。
Claude CodeとCodexでこれまで作ってきたものの全体は、非エンジニアの私がAIで商品づくりを仕組みにした記録にまとめています。
よくある質問
9通も必要ですか?
大事なのは通数より、役割の流れです。お礼と約束から始まり、悩みの原因・考え方・事例と進んで、案内と締切で終わる。この流れが守られていれば、通数は商品に合わせて決めて構いません。
使う配信ツールに決まりがあるときは、通数と間隔をツールに合わせて変えます。LINE公式アカウントで1通目をあいさつメッセージに入れたのも、この考え方です。
LINEだけで送ってはいけませんか?
LINEは、気づいてもらうのが得意です。一方で、長い文章をじっくり読んでもらうには、メールの方が向いています。
だから私は、考え方や事例のように読み込んでほしい話はメールに書きます。LINEは吹き出し3つまでで、「メールが届いています」と知らせて、行き先を1つだけ置きます。役割を分けると、どちらも短く、迷わない形になります。
AIが書いたメールは、そのまま送れますか?
そのままは送りません。まず機械で、締切の日付・根拠のない数字・言い過ぎを確かめます。そのうえで、自分が言いそうにない言葉を自分の言葉に直します。
機械の確かめは、事実の間違いを止めるためのものです。自分らしいかどうかは、機械では分かりません。最後の判断は自分が持つ、と決めておくと、AIに任せる不安も小さくなります。
まとめ
- ステップメールを1通ずつ書くと、話の順番・締切の日付・LINEとメールの話がずれる
- 先に1つの設計表を作り、メール9通とLINEを一度に作る
- 締切は通ごとに自動で計算し、設計表にない数字は機械で止める
- LINEは知らせる役。吹き出し3つまで、行き先は1つ、メールの30分後
- 最後は自分で読んで、自分の言葉に直す
まずは、9通の役割を1行ずつ書くところから始めてみてください。


