無料のプレゼントを用意したのに、申込ページが、何日たっても完成しない。そんなことはありませんか? 色を選び、画像を探し、ボタンの形を直しているうちに、肝心の文章がいつまでも後回しになってしまいますよね。
結論から言うと、申込ページ(LP)は、飾る前に「誰に、何を渡すか」を決めます。ここが決まれば、あとは決まった部品を上から並べるだけです。そして、並べる作業はAIに任せられます。
この記事では、登録されないページによくある失敗、7つの部品の並べ方、AIに作らせる手順、公開前の確かめ方を、順番に書きます。動画でも同じ内容を解説しています。
登録されないページによくある4つの失敗
登録されないページを見ていくと、つまずく所はだいたい4つに分かれます。
| 失敗 | よくある状態 |
|---|---|
| 何がもらえるかが、すぐに分からない | いちばん上に、きれいな写真と屋号だけがある |
| 言いたいことを、全部書いている | 経歴や想い、基礎知識の説明が長く続く |
| お願いが多く、ボタンが分かりにくい | SNSや記事へのリンク、問い合わせなどが並んでいる |
| 登録したあとのことを考えていない | お礼のページが「ありがとうございました」の一言だけ |
1〜3つ目は、ページそのものの失敗です。4つ目は、ページの外にある失敗です。4つ目を残したままだと、登録の数が増えても、そのあとのメールが読まれません。
最初の画面は「3秒」で決まる
中でも大事なのは、最初の画面です。ページを開いた人は、ほんの数秒で、読むかどうかを決めます。3秒で「自分のための、何がもらえるページか」が分かるか。これが分かれ目です。
見出し1行に全部を詰め込む必要はありません。見出しで「自分の話だ」と気づいてもらい、すぐ下のサブの見出しで、プレゼントの名前と形を伝えます。その下にボタンと、「登録は無料です」のような一言を置きます。
注意を引きたいあまり、大げさな言葉を使うのはおすすめしません。大げさな見出しで登録した人は、届いた中身を見て「思っていたのと違う」と感じ、メールを開かなくなります。興味を引くのは、大げさな言葉ではなく、読む人の悩みを言い当てる言葉です。
ページに必要な要素の考え方は、LPに必要な4つの要素にもまとめています。
作る順番は「材料 → 文章 → 飾り」
では、何から手をつければいいのか? 順番は、こうです。
- 材料を書く:プレゼントの名前と形、読んでほしい人、その人の悩み、受け取ったあとにできること
- 文章を決める:見出し、ボタンの言葉、ページの文章
- 最後に飾る:色や画像
飾りは、文章が決まってから。文章は、材料が決まってから。そして材料は、あなたにしか書けません。
文章が決まらないまま飾りを整えると、文章を直すたびに、飾りも直すことになります。見出しの長さが変われば、画像の文字も入れ替え。プレゼントの説明が増えれば、配置もやり直しです。こうして、公開の日がどんどん遠のいていきます。
上手な人のページを参考にするときも、見るのは見た目ではなく、部品の並び方と、その理由です。上から順に「見出し」「ボタン」「悩み」「中身」と部品の名前を書き出し、ボタンがいくつ・どこにあるかを数えてみてください。
登録されるページの並べ方:7つの部品
ページは、次の7つの部品を、上から順に並べます。
| 順番 | 部品 | 中身 |
|---|---|---|
| 1 | 見出し | 見出し・サブの見出し・ボタン・ボタンのすぐ下の一言 |
| 2 | 悩み | 「こんなことはありませんか」と、読む人の悩みを話し言葉で3〜4つ |
| 3 | プレゼントの中身 | 名前・形と、中身を3〜5つの箇条書きで |
| 4 | 受け取ったあと | 「いま → 受け取ったあと」で、分かること・できること |
| 5 | 作った人 | 名前と紹介を3〜4文。本当のことだけ |
| 6 | 受け取り方とよくある質問 | 受け取るまでの3ステップと、質問3〜4つ |
| 7 | 最後のボタン | 背中をそっと押す一言と、ボタン |
形が決まっていれば、白紙から悩む必要はありません。部品ごとに材料を入れていけば、ページは上から下まで組み上がります。
書くのは、登録を決めるのに必要な分だけ
長さの目安は、読む人が登録を決めるのに必要な分だけです。足りなければ不安で登録されず、多すぎると途中で読むのをやめられます。
| 申込ページに書く | 登録後のメールに回す |
|---|---|
| 何がもらえるか・受け取ると何ができるか | 前提になる基礎知識 |
| なぜこの人の話を聞く価値があるか(一言) | 長い経歴・これまでの歩み |
| 無料・届き方・止め方 | 考え方や価値観を変えてもらう話 |
ページの役割は、登録してもらうことだけです。信頼を育てる話は、登録したあとのメールの役割です。目安は、文章全体で1,500字までです。
お願いは1つ、ボタンは1種類を3か所に
ページで読む人にお願いする行動は、1つだけにします。選べることが多いほど、人は迷って何も選ばなくなるからです。
- ボタンは1種類。言葉も行き先も、すべて同じにする
- 置き場所は3か所。いちばん上・プレゼントの中身のすぐ下・いちばん下
- SNSやブログ記事へのリンクは置かない
見出しだけで決める人もいれば、最後まで読んで決める人もいます。どこで決めても、すぐ近くにボタンがある状態にしておきます。出口を1つに絞る考え方は、LPの出口は1つにするでもくわしく書いています。
ボタンの言葉は「登録する」ではなく「受け取る」
| ボタンの言葉 | 押す前に分かること |
|---|---|
| 登録はこちら | 押すと何が起きるか分からない |
| 無料で登録する | 何がもらえるかが分からない |
| 〇〇をメールで受け取る | 何が、どこに届くかが分かる |
読む人がしたいのは、登録ではなく、プレゼントを受け取ることです。ボタンの言葉は、スマホで1行に収まる長さにします。
入力の欄は少なく
入力の欄は、少ないほど登録されやすくなります。私の電子書籍の登録ページも、聞いているのはメールアドレスとお名前の2つだけです。お名前は「ニックネームでもよい」と書いています。名前は、最初のメールで「〇〇さん」と呼びかけるのに使います。
年齢や職業、悩みなど、もっと知りたいことは、登録したあとに聞きます。フォームの作り方は、登録フォームの入力を減らすコツにもまとめています。
AIに申込ページを作らせる手順
ここからは、AIに作らせる手順です。分担は、材料はあなた、組み立てはAIです。
| 自分で書く | AIに任せる |
|---|---|
| プレゼントの中身 | 7つの部品に並べる |
| 読んでほしい人とその悩み | 見出しとボタンの言葉の案を出す |
| 自分の紹介(本当のことだけ) | 1つのウェブページ(HTML)にする |
手順は4つ
- 材料のメモを自分で書く:プレゼントの名前と形、中身、読んでほしい人、よく口にする悩み、受け取ったあとにできること
- 見出しとボタンの言葉の案を、3つずつ出してもらう:読む人の言葉か、スマホの1画面で読めるか、中身で回収できるかで選ぶ
- ページの文章を、上から下まで1回で書いてもらう:決めた見出し・ボタンの言葉と、7つの部品の名前と順番を伝える
- 1つのウェブページの形にしてもらう:AIの画面のプレビューで見て、手元に保存する
部品ごとに少しずつ頼むより、決めた見出しと材料を渡して、上から下まで1回で書いてもらうほうがまとまります。
私のスキルも、最初に質問する
私は、申込ページを作る手順を、Claude Codeの「スキル」(手順書)にしています。このスキルも、作る前に、まず私に質問をします。
- 誰に向けたものか?
- 何を渡すのか?
- 登録先はどこか?
答えがそろってから、文章を書き始めます。材料がないまま書かせないための順番です。
作り話をさせない一文を、最初に伝える
ここで大事なのが、作り話をさせないことです。AIは、あいている所を、それらしい数字で埋めようとします。「登録者〇人突破」「〇〇さんの声」のような文は自然に読めるので、急いでいると見落とします。
だから最初に、こう伝えておきます。
私が書いていない実績・数字・感想・プレゼントの量を作らない。分からない所は[要確認:〇〇]と書いて残す。
[要確認]が残った下書きは、失敗ではありません。確かめる所が一目で分かる、良い下書きです。公開の前に、1つずつ自分で確かめて片づけます。
ページの作り方の全体の流れは、成約率の高いLPの作り方にもまとめています。
作ったら、スマホの幅で確かめる
ページができたら、公開する前に、スマホの幅で確かめます。保存したファイルをブラウザで開き、窓の右端をつかんで、いちばん細くなるまで縮めます。
- 文字が、横にはみ出していないか?
- 文字が、重なっていないか?
- ボタンの文字が、欠けたり2行に折れたりしていないか?
私のスキルでも、ここは機械に確かめさせています。スマホの2つの幅と、パソコンの幅で撮って、改行の崩れやはみ出しを調べます。そのうえで、撮った画像を必ず目で見ます。機械は、文の意味や、画像の中身までは見てくれないからです。
公開する前に、自分で一度登録してみる
もう1つ、公開する前に、自分で一度登録してみます。
- 自分で登録する
- お礼のページが出るか?
- 最初のメールが届くか?
- プレゼントが開けるか?
申込ページ、お礼のページ、最初のメールは、ひと続きの流れです。どこか1か所でも止まると、読む人はプレゼントを受け取れません。自分で通ってみると、届くまでの時間や、迷惑メールのフォルダに入らないかも分かります。
公開したら、登録率を見て1か所ずつ直す
公開したら、見る数字は、登録率の1つだけです。ページに来た人のうち、何人が登録してくれたかの割合です。
直すときは、1回に1か所だけ変えます。見出しと色を一緒に変えたら、どうなるか? どちらが効いたか、分からなくなります。変える候補は、見出し、サブの見出し、プレゼントの中身の箇条書き、ボタンの言葉の順がおすすめです。どれもAIと案を出してきた所なので、残りの案から選び直せます。
人数が少ないうちに決めないことも大切です。少ない人数での差は、人数が増えるうちに簡単に入れかわります。そして、登録率だけを追いかけず、最初のメールが開かれているかも一緒に見ていきます。
任せる所と、自分で決める所
| AIに任せる所 | 自分で決める所 |
|---|---|
| 7つの部品に並べる | 誰に、何を渡すか |
| 見出しの案を出す | どの案を使うか |
| ウェブページにする | 公開するかどうか |
最初と最後が自分の手にあるので、AIを使っても、ページの中身は自分のものになります。
よくある質問
無料のAIでも作れますか?
作れます。ChatGPT・Gemini・Claudeのどれでもかまいません。大事なのはどのAIを選ぶかではなく、1つの会話の中で最後まで進めることです。途中で新しいチャットを開くと、決めた見出しや材料を忘れてしまいます。料金やプランの内容は変わるので、各社の公式の画面で確かめてください。
デザインはどこまでこだわればいいですか?
最初は、文章とボタンがそろった1ページで公開して構いません。プレゼントの表紙の画像がなくても、題名と形を大きく書いた四角で代わりになります。飾りは、公開して反応を見てからで間に合います。
プレゼントがまだ決まっていません
先に決めるのは、誰に、何を渡すかです。ここが決まらないままページを作り始めると、見出しも中身も決まりません。まずは、読んでほしい人と、その人がよく口にする悩みを書き出すところから始めてください。
まとめ
- 申込ページは、飾る前に「誰に、何を渡すか」を決める
- 7つの部品を、上から順に並べる
- 入力の欄は少なく、ボタンは1種類を3か所に
- AIには材料を渡して並べてもらい、作り話をさせない一文を最初に伝える
- 作ったら、スマホの幅で確かめ、自分で一度登録してみる
まずは、あなたのプレゼントについて、誰に、何を渡すかを1行で書き出してみてください。それが、申込ページのいちばん上の見出しの材料になります。



