個別面談が終わったあと、何を送ればいいのか迷っていませんか。
申し込んでくれた人には、とりあえず決済リンクを送る。申し込まなかった人には、気まずくて何も送らない。検討中の人には、返事を待つだけ。そんな形になっている方は、けっこう多いです。
気持ちはよく分かります。申し込まなかった人に連絡すると、しつこいと思われそうですよね。検討中の人に連絡すると、急かしているように感じられそうです。
結論から言うと、面談後のフォローは、成約した人にも、申し込まなかった人にも必要です。そして、相手の状況によって送る中身を変えます。成約した人には「安心」を、申し込まなかった人には「信頼」を、検討中の人には「判断のしやすさ」を届けるのが役目です。
この記事では、面談後のフォローを3つに分ける理由と、それぞれに入れる内容、AIでたたき台を作るときのコツ、避けたい失敗をまとめました。
面談は、提案して終わりではない
個別面談は、商品を提案したところで終わりではありません。その後の連絡で、面談で作った信頼が深まることもあれば、逆に下がってしまうこともあります。
たとえば、申し込みを決めた直後の人は、期待と同時に不安も抱えています。「ちゃんと申し込めたのかな」「次は何をすればいいんだろう」「初回はいつなんだろう」。ここで案内がないと、せっかくの前向きな気持ちが、不安に変わってしまいます。
申し込まなかった人も同じです。その場で決めなかったのは、あなたの商品が合わなかったからとは限りません。
- 今はタイミングが合わなかった
- 金額面で迷っていた
- 家族に相談したかった
- もう少し自分で進めてみたかった
- まだ必要性を整理しきれていなかった
こうした理由で、今回は見送っただけかもしれません。数週間後、数か月後に「やっぱり相談したい」となることは十分にあります。申し込まなかった人も、これからのお客様候補です。 だからこそ、面談後の連絡を雑にしないことが大切になります。
チャレンジ企画全体の流れの中で、面談がどこに位置するのかは、チャレンジ企画の完全ガイドで全体像をまとめています。
3つの状況で、届けるものが違う
面談後のフォローは、相手の状況によって3つに分けます。
| 相手の状況 | フォローの目的 | 相手にとって大事なこと |
|---|---|---|
| 成約した人 | 安心して受講を始めてもらう | 次に何をすればいいか分かる |
| 申し込まなかった人 | 信頼を残す | また相談できる関係が続く |
| 検討中の人 | 判断しやすくする | 迷っている点が整理される |
同じ「面談のあと」でも、必要な案内はまったく違います。全員に同じ文章を送ると、成約した人には情報が足りず、申し込まなかった人には圧が強すぎる、というずれが起きます。
ここからは、それぞれの中身を見ていきます。
成約した人には「次の行動」をはっきり伝える
成約後のフォローで一番やってしまいがちなのが、「では、あとで詳細を送ります」や、決済リンクだけを送って終わりにすることです。申し込んだ側からすると、少し事務的に感じますし、この先どうなるのかが見えません。
成約後のフォローには、次の7つを入れます。
- お礼:面談に来てくれたこと、申し込みを決めてくれたことへの感謝
- 申し込み内容:商品名、期間、サポート内容、価格、支払い方法、開始日、特典や保証
- 決済案内:決済リンクや振込先、支払い期限、分割の場合の回数、領収書の扱い
- 今後の流れ:決済確認から、日程調整、事前課題、会員サイトやチャットへの案内、初回、サポート開始まで
- 初回案内:日時、Zoomリンク、所要時間、当日話すこと、日程変更の連絡方法
- 事前準備:初回までにやっておいてほしいこと
- 連絡先や会員サイト案内:ログイン方法、質問する場所、サポートの対応時間
決済リンクには「その後」をセットで
決済案内で大事なのは、リンクを貼るだけにしないことです。何の決済なのか、いつまでに手続きすればいいのか、決済したあとに何が起きるのか。ここまで書いておくと、相手は安心して手続きできます。
たとえば「決済を確認したら、初回の日程調整フォームと事前課題をお送りします」と一言添えるだけで、先の見通しが立ちます。
事前準備は軽くする
事前準備は、初回をスムーズにするためのものです。ただ、申し込んだ直後にたくさんの課題を渡すと、かえって不安にさせてしまいます。
たとえば、「今の商品・サービス」「今一番の課題」「3か月後に目指したい状態」のように、初回で話すのに必要な最低限に絞るのがおすすめです。面談で口頭で説明したことも、相手が全部覚えているとは限りません。文章で整理して送ることで、認識のずれも防げます。
申し込まなかった人には「役立つ一言」を残す
申し込まなかった人へのフォローは、もう一度すぐに成約させるためのものではありません。目的は、信頼を残すことです。
丁寧に対応すると、「今回は申し込まなかったけど、ちゃんと向き合ってくれた」「また必要になったら、この人に相談したい」「次の企画があれば参加したい」と思ってもらえる可能性があります。逆に、何も送らなかったり冷たい対応をしたりすると、その関係はそこで途切れてしまいます。
申し込まなかった人へのフォローには、次の5つを入れます。
- 面談のお礼:時間を使ってくれたことへの感謝。見送ったことへの圧は出さない
- 課題の再整理:面談で話した「今の優先課題」を改めて言葉にする
- 今後の参考になる一言:一人でも進められるアドバイスを1つだけ
- 再相談の案内:必要になったら連絡してほしい、と自然に伝える
- 必要に応じた再提案:相手が迷っていた場合だけ、一度だけ様子を聞く
一番効くのは「今後の参考になる一言」
この中で特に大事なのが、3つ目の一言です。たとえばチャレンジ企画の講座を提案した相手なら、「まずは、誰に向けた企画なのかを1文で書き直してみてください」「3日間で全部を教えようとせず、小さな成果を1つ決めてください」といった形です。
売れなかったから終わり、ではなく、相手が一人でも一歩進めるように、役立つ視点を1つ置いておく。これだけで、面談後の印象はかなり変わります。
また、2つ目の課題の再整理があると、相手は「ちゃんと話を聞いてくれていた」と感じます。面談で相手が使っていた言葉をそのまま入れると、より伝わりやすくなります。
相手の判断を尊重する
申し込まなかった人は、自分なりに考えて判断しています。その判断を否定したり、「もったいないですよ」と揺さぶったりする必要はありません。お礼を伝えて、役立つ一言を残して、扉を開けておく。それで十分です。
面談そのものの進め方は、カウンセリングセールスの10ステップで詳しく書いています。
検討中の人には「迷いの整理」を手伝う
検討中の人は、申し込まなかった人とは少し違います。その場では決めきれなかったけれど、関心はある状態です。
迷っている理由は、人によってさまざまです。金額、時間が取れるか、家族への相談、自分にできるかという不安、始めるタイミング、他のサービスとの比較。ここで必要なのは、急かすことではなく、何に迷っているのかを一緒に整理することです。
検討中の人へのフォローには、次の4つを入れます。
- 面談のお礼
- 検討ポイントの確認:「金額、時間、自信、タイミングのどのあたりが一番気になっていますか」と、選びやすい形で聞く
- 期限の確認:席の確保や初回準備など、自然な理由を添えて「〇月〇日までにご判断いただければ大丈夫です」と伝える
- 追加相談の案内:不明点があれば短く質問してほしい、判断に必要な部分は追加で整理できる、と伝える
迷いの中身が分かれば、こちらも答えやすくなります。「何でも聞いてください」よりも、選択肢を出して聞くほうが、相手は返信しやすいです。
迷っている人への向き合い方は、迷っている人への向き合い方と決済案内でも触れています。
AIでフォロー文のたたき台を作るコツ
面談後のフォロー文は、AIでたたき台を作ると速く準備できます。ただし、「面談後のフォロー文を作ってください」とだけ頼むと、誰にでも当てはまる一般的な文章が出てきます。
AIには、次のような材料を渡します。
- 面談の結果(成約・未成約・検討中のどれか)
- 相手の課題と、目指している未来
- 提案した商品の名前、価格、期間、サポート内容
- 次に案内したいこと(決済、初回、事前課題、再相談、検討のフォローなど)
そのうえで、3つの状況ごとに「何を入れるか」を指定して、文面を分けて作ってもらいます。講座では、そのままAIに渡せる依頼文も用意しています。
AIが出した文面の確認ポイント
出てきた文面は、そのまま送らずに、次の5つで確認します。
- 相手の状況に合っているか(成約した人に未成約向けの文面を送っていないか)
- 次にやることが明確か
- 申し込まなかった人に冷たくなっていないか
- しつこくなっていないか
- 自分の言葉になっているか
5つ目が特に大事です。面談で相手が話していた悩み、目指していた未来、面談中に出たキーワード。こうした言葉を入れると、定型文ではなく「その人への手紙」になります。
面談後フォローで避けたい5つのこと
最後に、よくある失敗をまとめておきます。
| 避けたいこと | 代わりにやること |
|---|---|
| 成約後に決済リンクだけ送る | お礼、今後の流れ、事前準備もセットで伝える |
| 申し込まなかった人に連絡しない | お礼と、役立つ一言だけでも送る |
| 検討中の人を放置する | 期限と、迷っている点を確認する |
| 何度も追い続ける | 1回から2回送って返信がなければ、一旦終わりにする |
| 全員に同じ文章を送る | 状況ごとに分け、面談で話した内容を入れる |
特に気をつけたいのが、追いすぎです。フォローは丁寧に、でも回数は1回から2回で十分です。返信がなくても、それは関係が終わったという意味ではありません。信頼が残っていれば、次のチャレンジ企画に参加してくれたり、あとから相談してくれたりすることがあります。
私自身、個別相談で25人中23人に申し込んでいただいたことがあります。ただ、それ以上に大事にしているのは、申し込まなかった方との関係を切らないことです。面談後の一通は、今日の売上だけのためではなく、この先の関係のためにあります。
まとめ
- 面談後のフォローは、成約した人にも、申し込まなかった人にも必要
- 成約した人には、お礼・申し込み内容・決済案内・今後の流れ・初回案内・事前準備・連絡先を送り、安心して始めてもらう
- 申し込まなかった人には、お礼・課題の再整理・役立つ一言・再相談の案内を送り、信頼を残す
- 検討中の人には、迷っている点と期限を確認し、判断しやすくする
- AIのたたき台は、面談で出た言葉を入れて自分の言葉に直す。追うのは1回から2回まで
次の一歩として、まずは「申し込まなかった人に送る役立つ一言」を、あなたの商品に合わせて3つ書き出してみてください。それだけで、面談後の連絡がぐっと送りやすくなります。


