ネットで収入を作りたい。でも、自分には売る商品が何もない。今から魅力的な商品を作るなんて、大変すぎて手が出ない。そう感じて、最初の一歩の前で止まっている方は多いです。
結論から言うと、まだ自分の商品を持っていないなら、最初は他の人の商品を紹介する「アフィリエイト」から始めてかまいません。すでに売れている商品を借りて、「売る」ことだけに集中できるからです。
アフィリエイトは、自分の商品が無くても始められる、労働収入から抜け出すための一つの方法です。そして、紹介で売る力が身についてから自分の商品を作ると、遠回りが少なくなります。
この記事では、アフィリエイトと独自商品の違いを飲食店にたとえて整理したうえで、「紹介から始めて、自分の商品へ進む」3段階のロードマップと、次の段階へ進む目安をお伝えします。
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この記事の続きとして、紹介・講座・会員を全部やらずに、少人数で続くビジネスの設計図をAIと描く方法をまとめました。
ビジネスでいちばん難しいのは「最初の1円」
ビジネスの中で最も難しいのは、ゼロから最初の売上を作ることです。
自分の商品をゼロから作るには、多くの時間と労力がかかります。何か月もかけて作ったのに、出してみたら売れなかった、ということも珍しくありません。売れるかどうか分からないものを作り続けるのは、気持ちの面でもつらいですよね。
一方でアフィリエイトなら、すでに世の中で売れている商品を、準備が整いしだい紹介し始められます。売れるたびに紹介料を受け取れる仕組みです。
もう一つ大事なのは、アフィリエイトの収入が「働いた時間」と結びついていないことです。一度書いた紹介の記事やメールは、あなたが別のことをしている間も読まれ続けます。時間を切り売りする働き方から少しずつ離れていく、最初の練習にもなります。
最初の売上までの距離を短くできる。これが、初心者にアフィリエイトから始めることをすすめる一番の理由です。どんな形で紹介料が支払われるのか、どこで紹介できる商品を探すのかは、アフィリエイトの始め方とASPの選び方で解説しています。
アフィリエイトは「人気店の移動販売」、独自商品は「自分のレストラン」
2つの違いを、飲食店にたとえてみます。
アフィリエイトは、すでに評判の人気レストランから、看板メニューを移動販売する権利をもらうようなものです。独自商品は、土地探しからメニュー開発、調理、接客まで、すべて自分で行うレストランを開くようなものです。
| アフィリエイト(移動販売) | 独自商品(自分のレストラン) | |
|---|---|---|
| 商品づくり | いらない。評判のメニューを借りる | 自分でゼロから作る |
| 注文・会計・問い合わせ | 本店が引き受ける | すべて自分で行う |
| 売る方法や価格 | 本店のルールに従う | 自分で自由に決められる |
| ライバル | 同じメニューを売る人がいる | 同じ店は他にない |
| 始めやすさ | すぐに始められる | 開くまでが大変 |
移動販売は、メニューの人気がなくなれば、別のお店と組み直すこともできます。その代わり、本店が「このメニューは終わりです」「値段を変えます」と決めたら、それに従うしかありません。売り方にも本店のルールがあります。
自分のレストランは、開くまでが大変です。でも、価格も売り方も自分で決められ、同じお店はどこにもありません。お店の評判が広がれば、「うちでも売らせてください」と紹介してくれる人が現れることもあります。
どちらが良い・悪いではなく、役割が違うということです。細かなメリット・デメリットの比べ方は、独自商品とアフィリエイトの選び方でまとめています。
3段階のロードマップ:紹介から始めて、自分の商品へ
おすすめの進み方は、次の3段階です。
| 段階 | やること | 身につくもの |
|---|---|---|
| 1. 紹介で売る | すでに売れている商品を選び、自分の言葉で紹介する | 商品を選ぶ目、伝える力、読者との信頼 |
| 2. 読者の声を集める | 紹介を続けながら、読者の質問や悩みを記録する | 読者が本当に困っていることの理解 |
| 3. 自分の商品を作る | 紹介商品では応えきれない悩みに向けて、自分の商品を作る | 価格も売り方も自分で決められる商品 |
ポイントは、段階1と段階2を同時に進めることです。紹介をしながら、読者からの反応や質問を集めていくと、「この人たちはここで困っている」「紹介している商品では、この部分が足りない」というものが見えてきます。それが、あなたの商品のいちばん確かな材料になります。
なお、段階3に進んだらアフィリエイトをやめなければいけない、ということはありません。自分の商品と、他の人の良い商品の紹介は、両方あってかまいません。私自身も、今もアフィリエイトを続けています。自分の商品では合わない人に、合いそうな商品を紹介できるのは、読者にとってもありがたいことです。
紹介の段階で磨いておきたい3つの力
アフィリエイトの段階は、ただ紹介料を得るだけの時間ではありません。あとで自分の商品を売るときに、そのまま使える力を磨く時間でもあります。
1. 売れる商品を選ぶ目
紹介する商品を選ぶときは、紹介料の高さより「すでに多くの人に選ばれているか」「自分が人に勧めたいと思えるか」を見ます。この目は、自分の商品を作るときに「どんな商品なら求められるか」を考える力につながります。
2. 読者に伝える力
同じ商品でも、誰に、どんな言葉で、どんな順番で伝えるかで、読者の受け取り方は変わります。商品のどこが読者の悩みに効くのかを、自分の言葉で書く練習を重ねてください。
3. 読者との信頼
紹介が読者に受け入れられるのは、「この人の勧めるものなら」と信頼されているときです。ふだんの発信で役に立つ情報を届け、紹介は本当に良いと思うものだけに絞ります。この信頼は、自分の商品を出したときにもそのまま生きます。
よくある失敗
アフィリエイトから始める方がつまずきやすい点も挙げておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 紹介料の高さだけで商品を選ぶ | すでに選ばれている実績と、自分が勧めたいかで選ぶ |
| 発信のたびに商品を紹介してしまう | ふだんは役に立つ情報を届け、紹介は絞る |
| 紹介先のルールを読まずに宣伝する | 紹介を始める前に、売り方のルールを確かめる |
| いきなり自分の商品づくりに何か月もかける | まず紹介で売る経験を積み、読者の声を集めてから作る |
| 紹介を始めたら、読者の声を集めていない | 質問や悩みを一か所に書きためておく |
特に気をつけたいのは、紹介のしすぎです。読者は、自分のことを考えてくれている人から買いたいと思っています。紹介が続くと「売り込まれている」と感じて、信頼が少しずつ減っていきます。
自分の商品へ進む目安
では、いつ段階3に進めばいいのでしょうか。次のようなことが起き始めたら、自分の商品を考えるタイミングです。
- 読者から、紹介した商品についてではなく、あなた自身に相談や質問が届くようになった
- 紹介している商品では応えきれない悩みが、何度も出てくるようになった
- 紹介している分野について、自分の経験や考えを自信を持って話せるようになった
自分の商品を作るときは、何もないところから考える必要はありません。これまでの仕事や経験の中に、商品の材料はたくさん眠っています。何が材料になるかは、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目で整理しています。
まとめ
- ビジネスでいちばん難しいのは最初の売上。自分の商品がなければ、アフィリエイトから始めてかまわない
- アフィリエイトは「人気店の移動販売」、独自商品は「自分のレストラン」。どちらが良い・悪いではなく役割が違う
- 紹介で売る → 読者の声を集める → 自分の商品を作る、の3段階で進むと遠回りが少ない
- 紹介の段階で、商品を選ぶ目・伝える力・読者との信頼を磨いておく
- 自分の商品を作ったあとも、アフィリエイトと両立してかまわない
まずは、あなたが実際に使って「人に勧めたい」と思える商品を3つ書き出してみてください。その中で、すでに多くの人に選ばれているものが、最初に紹介する候補です。
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