毎日発信もしている。勉強もしている。それなのに、なかなか申し込みがない。「こんなに頑張っているのに、どうして成果が出ないんだろう」。そう感じたことはありませんか。
実は私も、独立したばかりの頃に同じことを考えていました。何を発信すればいいか分からないままブログやSNSを続け、無料相談をしても成約につながらない。頑張っている量は、決して少なくなかったと思います。
結論から言うと、ビジネスで得られる収入は、かけた努力の量ではなく、お客様に届いた価値の大きさで決まります。頑張っているのに収入が増えないときは、努力が足りないのではなく、努力の向きがお客様の価値に向いていない可能性が高いのです。
この記事では、価値を決めるのは誰なのか、価値を「伝わる形」にする手順、そして成果が出ないときに陥りやすい思い込みについてお伝えします。
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この記事の続きとして、「誰の・どんな悩みを・どう変えるか」を、これまでの経験からAIと1文のコンセプトにまとめる方法を書きました。
ビジネスで価値を決めるのは、自分ではなくお客様
会社員の場合、頑張りは上司や会社が見てくれることもあります。遅くまで残って働いたこと、丁寧に仕事をしたことが評価される場面もあるでしょう。
でも、自分でビジネスをする場合は違います。あなたを評価するのは、あなた自身ではなく、お客様です。そしてお客様は、あなたがどれだけ頑張ったかを見ているわけではありません。
お客様が見ているのは、次のようなことです。
- この商品で、自分の悩みは解決しそうか
- この人は、自分の状況を分かってくれているか
- 払うお金に見合うだけの変化がありそうか
つまり、どれだけ時間をかけたかではなく、お客様にとってどんな変化があるかで判断されます。この視点の切り替えが、収入を考えるうえでの出発点になります。
収入は、提供した価値への「お礼」
ビジネスの本質は、価値を提供し、その対価として収入をいただくことです。
副業や起業を始めるきっかけは、「今より少しでも収入を増やしたい」という思いであることが多いと思います。それ自体は自然なことです。ただ、そのまま「どうすれば稼げるか」だけに意識が向いていると、お客様から見た価値が置き去りになりやすくなります。
たとえば、次の2つの考え方を比べてみてください。
| 稼ぐことから考える | 価値から考える |
|---|---|
| いくらで売れるか | 誰のどんな悩みが解決するか |
| どうすれば買ってもらえるか | どうすれば成果まで届けられるか |
| 何人に売れば目標に届くか | 何人の役に立てば目標に届くか |
右側の考え方でビジネスを組み立てると、自然とお客様の声を聞くようになり、商品が磨かれていきます。そして結果として、収入もついてきます。
「売り込まずに売れる」状態は、この右側の考え方から生まれます。価値がきちんと伝わっていれば、強く勧めなくても、必要な人が自分から選んでくれるからです。
価値はあるのに「伝わっていない」ことが多い
ここで一つ、大事なことをお伝えします。成果が出ていない人の多くは、価値がないのではありません。価値はあるのに、それがお客様に伝わる形になっていないのです。
よくあるのは、次のようなケースです。
- 自分の経験や知識が当たり前すぎて、価値だと気づいていない
- 誰に向けた商品なのかが決まっていないので、誰にも響かない
- 伝える言葉が専門用語ばかりで、お客様の悩みの言葉になっていない
- 「全部教えます」と詰め込みすぎて、何が手に入るのかが分からない
どれも、努力の量の問題ではありません。設計の問題です。だから、直すことができます。
自分の中に眠っている価値の見つけ方は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目で詳しく解説しています。
価値を「伝わる形」にする4つの手順
では、どうすれば価値が伝わる形になるのでしょうか。私がおすすめしている順番は次のとおりです。
- 誰の役に立つのかを決める:「起業家全般」ではなく、「起業して1年以内で、集客に悩んでいる人」のように具体的にする
- その人の悩みを、その人の言葉で書き出す:お客様が普段使っている言葉で、何に困っているのかを書く(考え方は見込み客が普段使う言葉に言い換える方法で解説しています)
- 手に入る変化を1つに絞る:「全部できるようになる」ではなく、「この1つができるようになる」と言い切る
- 小さく届けて、反応を見る:いきなり大きな商品にせず、少人数の講座や相談で試す
特に3つ目が大切です。お客様は、たくさんの情報がほしいわけではありません。自分の悩みが解決するかどうかを知りたいのです。何を届けるのかを絞るほど、価値は伝わりやすくなります。
たとえば、家計の見直しを教えている人がいたとします。「お金の知識を全部お伝えします」と案内するより、「毎月の固定費を見直して、使えるお金を増やす方法をお伝えします」と案内したほうが、読んだ人は自分に何が起こるのかを想像できます。前者は情報の量を伝えていて、後者はお客様の変化を伝えています。価値が伝わるのは、後者です。
4つ目の「小さく届ける」も見落とされがちです。最初から完璧な商品を作ろうとすると、時間ばかりかかって、お客様の反応を確かめられないままになってしまいます。
届ける成果の絞り方は、「小さな成果」と「大きな成果」を分けるWHAT設計で解説しています。
価値が届いているかは、お客様に聞いて確かめる
自分では価値を届けているつもりでも、お客様から見ると違って見えていることがあります。そこで大切なのが、実際にお客様の声を聞いて確かめることです。
確かめ方は、難しいものではありません。講座や相談のあとに、次のような質問をしてみてください。
- 参加する前は、何に一番困っていましたか?
- 今日の内容で、一番役に立ったことは何ですか?
- 逆に、分かりにくかったところはありましたか?
- 次に知りたいことは何ですか?
1つ目の答えからは、お客様が本当に抱えている悩みの言葉が分かります。2つ目からは、あなたの商品のどこに価値を感じてもらえたのかが分かります。3つ目と4つ目は、次に直すところと、次に用意する商品のヒントになります。
自分の思い込みで「ここが価値だろう」と決めるより、お客様の言葉で確かめたほうが、ずっと早く価値は伝わる形になっていきます。
成果が出ないときに陥りやすい3つの思い込み
成果が出ない時期が続くと、次のような考えが浮かびやすくなります。
| 思い込み | 別の見方 |
|---|---|
| ライバルが多すぎて、今から始めても勝てない | ライバルが多いのは、需要がある証拠。ライバルの少ない切り口や相手を探せばいい |
| 先に始めた人が強すぎて、自分は選ばれない | お客様は「一番すごい人」ではなく「自分に合う人」を選ぶ |
| 学んだのに成果が出ないのは、教え方が悪いから | 学んだことを、自分のお客様に合う形に置き換えられているかを見直す |
こうした考えが浮かぶのは、あなたの能力の問題ではありません。成果が見えない時期は、誰でも不安になるものです。
ただ、この考えのまま止まってしまうのはもったいないことです。ライバルがいるのは、どんな分野でも当たり前です。そのうえで、ライバルと違う相手を選ぶ、違う切り口を選ぶ、成功している人のやり方をモデリングして自分のお客様に合わせて置き換える。こうした工夫で、道は開けていきます。
「オリジナルで頑張るな、パクって超えろ」と私がよくお伝えしているのも、このためです。ゼロから自分だけで考えるより、うまくいっている型を借りたほうが、お客様に価値を届けるまでの道のりはずっと短くなります。
まとめ
- ビジネスの収入は、かけた努力の量ではなく、お客様に届いた価値で決まる
- 価値を決めるのは自分ではなく、お客様
- 成果が出ないときは、価値がないのではなく「伝わる形」になっていないことが多い
- 誰の役に立つか決める → 悩みをその人の言葉で書く → 変化を1つに絞る → 小さく試す
- ライバルや先行者を理由に止まらず、合う相手と切り口を探す
まずは、「私の商品を使うと、お客様の何が変わるのか」を一文で書いてみてください。その一文がすぐに書けないなら、そこが最初に見直すところです。
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AIで決める「誰の・どんな悩みを・どう変える」コンセプト
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