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メルマガで「皆さん」と呼びかけるほど、誰にも届きません|個人宛の手紙として書くパーソナライズの3つのコツ

rev-1359 メールマガジン基礎編
この記事は約7分で読めます。

メルマガを毎回きちんと書いている。内容も役に立つはずなのに、返信も感想もほとんど来ない。リンクもあまり押されない。そんな悩みを持っている方は多いです。

こういうとき、「もっと役に立つ情報を書かないと」と内容を増やそうとしがちです。でも、原因は内容ではなく、呼びかけ方にあることがよくあります。

結論から言うと、メルマガの反応を手軽に高める方法は、不特定多数へのお知らせではなく、「あなた」に宛てた個人の手紙として書くことです。このように1対1の雰囲気を作ることを「パーソナライズ」と呼びます。

この記事では、「皆さん」という呼びかけが届かない理由と、個人宛の手紙として書くための3つのコツ、名前の差し込み機能の使い方をお伝えします。

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「皆さん」と呼びかけると、読者は自分のことだと感じない

ブログやメルマガで、読者に「皆さん」と呼びかけている方をよく見かけます。丁寧な呼びかけに見えますが、実はあまりおすすめできません。

「皆さん」と言われると、読者は「自分以外の誰か」に向けた話だと感じやすくなります。自分に関係のある話だと感じなければ、文章は心に残りません。

たとえば、人ごみの中で急に具合が悪くなり、助けを求める場面を思い浮かべてください。「誰か助けてください」と叫んでも、周りの人は「きっと他の誰かが動くだろう」と考えて、なかなか動きません。一方で「そこの青い服のあなた、助けてください」と相手を指定すれば、指名された人は当事者になります。

お店の呼び込みも同じです。「皆さん、この商品を見てください」と言っても、多くの人は通り過ぎます。「そこのあなた」と声をかけられると、思わず立ち止まってしまいますよね。

指名された人は、応えるかどうかは自分で選べます。でも、自分に向けられた言葉だと感じた時点で、何かしらの気持ちが動きます。素通りで終わることが少なくなるのです。これは、メルマガでもブログでも同じです。

メルマガは「1通の手紙」として読まれている

メルマガは、読者一人ひとりの受信箱に届きます。家族や友人からのメール、仕事のメールと同じ場所に並んで、1人で読まれます。

つまり、書き手は大勢に向けて送っていても、読み手にとっては「自分に届いた1通」です。この感覚のずれが、反応の差を生みます。

大勢に向けた話し方で書くと、読者は「一斉配信のお知らせ」として身構えて読みます。1人に宛てた手紙のように書くと、読者は自然に読み進めてくれます。ヘッダーの飾りを外して名乗りから始めるなど、メール全体を手紙らしく組み立てる方法は、メルマガの基本の5つのパーツで解説しています。

個人宛の手紙にする3つのコツ

パーソナライズは、意識していないとすぐに「大勢向け」の言い回しに戻ってしまいます。次の3つのコツを押さえておきましょう。

コツ1:呼びかけは「あなた」にする

「皆さん」「読者の方々」ではなく、「あなた」と呼びかけます。これだけで、文章の距離がぐっと縮まります。

コツ2:「〜な方は」を「〜なら」に直す

意外と見落としやすいのが、「興味がある方は」「気になる方は」という書き方です。これは、目の前にいる大勢の中から誰かを選ぶ言い方です。1対1の手紙なら、相手は1人しかいません。

大勢向けの言い回し 1対1の言い回し
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コツ3:実在する1人を思い浮かべて書く

「あなた」と書いていても、頭の中で大勢を思い浮かべていると、文章は大勢向けになります。書くときは、実際の読者やお客さんを1人思い浮かべて、その人に話しかけるつもりで書いてください。

その人が普段使う言葉で書くと、さらに届きやすくなります。見込み客の言葉の集め方は、見込み客が普段使う言葉に言い換える方法を参考にしてください。

名前の差し込み機能を使う

多くのメール配信システムには、「名前の差し込み機能」があります。メールの件名や本文に、読者一人ひとりの名前を自動で入れられる機能です。

たとえば、読者の名前が鈴木さんなら、次のような文面で届けられます。

  • 「鈴木さん、こんにちは。今日は〇〇についてお話しします」
  • 「鈴木さんは、こんなことで悩んでいませんか?」

自分の名前で呼ばれると、人は思わず目を止めます。「あなた」と呼びかけるより、さらに自分ごとに感じてもらいやすくなります。登録のときに名前も入力してもらっているなら、ぜひ使ってください。

名前の入力は、登録のハードルにもなる

ただし、注意点もあります。登録のときに名前の入力を求めると、メールアドレスだけの場合より、登録のハードルが少し上がります。名前を入力するのを嫌がる人もいますし、ニックネームでも面倒だと感じる人もいます。

登録の入り口によっては、メールアドレスしか受け取れない場合もあります。最初からすべての読者に名前を求めると、読者が増えるペースが大きく落ちることもあるので、無理に最初から使わなくても大丈夫です。

途中で名前を教えてもらう機会を作る

おすすめは、メルマガの途中で名前を入力してもらう機会を作ることです。たとえば、アンケートや資料の受け取りのフォームで名前を入力してもらい、それ以降は名前を差し込んで送ります。

アンケートに答えてくれた人や、資料を請求してくれた人は、あなたへの関心が高い読者です。そうした読者は通常の配信とは分けて、名前の差し込み機能を使ったメルマガで届けるのもよい方法です。資料の題材の選び方は、メルマガ読者を増やす無料レポートのネタで紹介しています。

よくある失敗

名前の差し込みで「様」と「さん」が混ざる

差し込みの設定と本文の書き方がずれて、「鈴木様さん」のようになってしまうケースです。配信前に、自分宛てのテスト配信で表示を確かめましょう。

名前を何度も入れすぎる

1通の中で何度も名前を呼ぶと、かえって機械的な印象になります。書き出しで1回、大事なところでもう1回くらいが自然です。

「あなた」と書いているのに、中身が大勢向け

呼びかけだけ「あなた」に変えても、「多くの方が」「皆さんご存じのとおり」といった言い回しが残っていると、1対1の雰囲気は崩れます。書き終えたら、大勢向けの言葉が残っていないかを読み返してください。

ブログの文章をそのまま貼っている

ブログの記事をもとにメルマガを書くのは、手間を減らすよい方法です。ただ、ブログは不特定の人が検索で読みに来る場所なので、「この記事を読んでいる方は」「初めての方へ」のような、大勢向けの言い回しになりやすいです。

そのまま貼ると、メルマガの中に大勢向けの言葉が混ざります。ブログから写したときは、呼びかけと言い回しだけでも1対1の形に直してから送りましょう。書き出しに「今日は、あなたに〇〇の話をしたくてメールしました」と一言足すだけでも、手紙らしさが戻ります。

まとめ

  • 「皆さん」と呼びかけると、読者は自分以外の誰かに向けた話だと感じやすい
  • メルマガは、読者にとっては自分に届いた1通の手紙として読まれている
  • 呼びかけは「あなた」に、「〜な方は」は「〜なら」に直し、実在する1人を思い浮かべて書く
  • 名前の差し込み機能は効果があるが、登録のハードルも上がるので、途中で名前を教えてもらう機会を作る
  • 配信前にテスト配信で、名前の表示と言い回しを確かめる

まずは、最近送ったメルマガを1通読み返して、「皆さん」「〜な方は」を探してみてください。それを「あなた」「〜なら」に直すだけで、同じ内容でも届き方が変わります。

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