動画もブログも続けたいのに、1本作るだけで、まる1日かかっていませんか? 台本を書いて、スライドを作って、録音して編集して、さらにブログ記事も書く。全部を自分でやると、発信はどこかで止まってしまいます。
結論から言うと、私は作業の流れをClaude Codeに組んでもらい、人は3つだけやる形にしています。題材を決める。検品の結果を見る。そして、公開ボタンを押す。この3つです。
この記事では、プログラムを書けない私が、YouTubeの動画とブログ記事を毎日そろえている仕組みを、そのままお見せします。つまずいた所も含めて書きます。動画でも同じ内容を解説しています。
発信が続かないのは、やることが多すぎるから
発信が続かない理由は、根性が足りないからではありません。1本の発信に、やることが多すぎるからです。
| 作業 | 自分だけでやると起きること |
|---|---|
| 台本を書く | 何を話すか決めるだけで時間が過ぎる |
| スライドを作る | 文字の配置や色で手が止まる |
| 録音と編集 | 言い間違えるたびに録り直す |
| ブログ記事を書く | 動画と同じ内容を、もう一度書き直す |
1つひとつは小さな作業でも、全部を毎回自分でやると、どこかで止まります。止まった所から先は、また気合いで再開することになります。これでは続きません。
だから私は、頑張る量を増やすのではなく、作業の流れそのものを仕組みにしました。
動画とブログ記事ができるまでの全体の流れ
このチャンネルの動画は、次の順番でできあがります。
- 題材を決める:検索で探されている言葉から選ぶ
- 台本を書く:画面の下の帯の決まりを入れる
- スライドを作る:ウェブページの形で組んで撮る
- AIの声で読み上げる:少し速めに、BGMは小さく
- 完成した動画で検品する:書き起こして読み間違いを探す
- サムネと記事を作る:サムネはCodex、記事は下書きまで
- 自動で上げる:毎日決まった時刻に、非公開で
ここからは、1つずつ中身を見ていきます。どの作業も、最初から仕組みにしたわけではありません。手でやってみて、毎回同じ手順になった所から、Claude Codeに任せていきました。
1. 題材は、検索の需要で決める
最初の題材選びは、話したいことからではなく、探されている言葉から決めます。
調べるのは、その言葉で検索したときに上位に出る動画が、どれくらい見られているか。そして、最近同じ題材の動画がどれくらい出ているか。この2つをClaude Codeに調べてもらいます。
| 見ること | 分かること |
|---|---|
| 上位の動画の再生数 | その言葉が探されているか |
| 最近の同じ題材の動画の数 | 入り込む余地があるか |
| 検索の候補に出るか | 実際に打ち込まれているか |
この記事の題材も、そうやって選びました。
ただし、数字が大きければ何でも作るわけではありません。誰に何を届けるかは、自分で決めます。届けたい人に合わない題材は、どれだけ探されていても作りません。ここが、人がやる1つ目の仕事です。
2. 台本には「帯は最後に読む一文」の決まりを入れる
台本は、Claude Codeと一緒に書きます。このとき、決まりを1つ入れています。
画面の下の帯には、その場面で最後に読む一文を、そのまま出す。
耳で聞いた言葉と、目で見る言葉がそろうので、見ている人が迷いません。この決まりが守られているかは、台本ができた時点で機械が確かめます。1か所でもずれていれば、直すまで次に進みません。
もう1つ、台本の段階でやっていることがあります。AIの声が読み間違えやすい言葉を、先に言い換えておくことです。くわしくは、後の「つまずいたこと」で書きます。
3. スライドは、ウェブページの形で組んで撮る
スライドは、画像を作るAIに絵として描かせません。ウェブページの形で組んで、写真のように撮っています。
| 作り方 | 良いところ |
|---|---|
| ウェブページの形で組む | 文字が崩れない。書いた通りに出る |
| 写真のように撮る | 直すときは、文字を書き換えて撮り直すだけ |
絵として描かせると、画像の中の文字が崩れることがあります。スライドは文字が多いので、組んで撮る方が確実です。作り方はClaude Codeで講座のスライドを作る手順にくわしく書いています。
4. AIの声で読み上げて、完成した動画で検品する
台本ができたら、AIの声で読み上げます。
- 速さは、普通より少し速めにする
- BGMは、声のじゃまにならないよう小さく入れる
- 音の大きさは、毎回同じになるようにそろえる
そして、ここが一番大事な手順です。完成した動画を、もう一度AIに聞かせて、文字に書き起こします。 台本と比べて、違う言葉に聞こえた所を探します。
なぜ部品ではなく、完成品で確かめるのか? 声だけ、スライドだけを見て合っていても、つないだあとで声と画面がずれることがあるからです。部品ごとの確認では、このずれは見つかりません。
だから、スライドの切り替わりが声と合っているかも、完成した動画で全部確かめます。読み間違いの書き起こしも、切り替わりの確認も、機械がやります。人は、機械が「要確認」と出した所だけを見ます。
5. サムネとブログ記事も、同時に作る
サムネは、画像を作るのが得意なCodexに任せています。
- Claude Codeが、サムネの依頼文を書く
- 依頼文を、決まったフォルダに置く
- Codexが20分おきにそのフォルダを見に来て、画像を作る
私は依頼文を置くだけです。できたサムネは、文字が正しいか、人物がいつもと同じかを目で見てから使います。依頼文の書き方は、期待通りの答えを引き出すプロンプトの基礎と同じ考え方です。
同じ内容で、ブログ記事も作ります。動画の台本をもとに記事の下書きを書いて、ブログに保存します。見出しの画像もCodexが作ります。
ここで大事なのは、公開はせず、下書きのまま置いておくことです。記事の中の動画のリンクは、動画が上がったあとに自動で差し替わるようにしています。
6. 毎日決まった時刻に、非公開で自動アップ
最後がアップです。仕上がった動画を、毎日決まった時刻に、非公開で自動で上げます。
| 決まり | 理由 |
|---|---|
| 非公開で上げる | 公開するかどうかは人が決める |
| 1日に上げるのは2本まで | 一度にまとめて上げすぎない |
| 同じ日に2回は動かない | パソコンが遅れて動いた日も2本のまま |
| サムネと検品の記録がない動画は上げない | 見ていないものを出さない |
「寝ている間に全部できる」わけではありません。上がるのは非公開の状態までです。ここから先は、人の仕事です。
人がやる3つのこと
全部が自動ではありません。次の3つは、私が自分でやっています。
| 人がやること | 中身 |
|---|---|
| 題材を決める | 誰に何を届けるかを決める。合わない題材は作らない |
| 検品の結果を見る | 機械が「要確認」と出した所を確かめる |
| 公開ボタンを押す | 先にブログ記事を公開してから、動画を公開する |
記事を先に公開するのは、動画の概要欄に記事のリンクを入れているからです。動画を先に出すと、リンクを押した人が記事にたどり着けません。
作業はAIに任せても、誰に届けるか、出していいかを決めるのは自分です。ここを手放さなければ、任せる範囲を広げても安心です。
私がつまずいた3つのこと
1. AIの声が、言葉を読み間違える
| 台本に書いた言葉 | 聞こえた言葉 |
|---|---|
| 締め切り | しみきり |
| 出来上がり | 石器上がり |
完成した動画を書き起こして、初めて気づきました。直し方は、台本の段階で言い換えることです。「出来上がり」は「仕上がり」に変えました。
読み方の辞書も1つにまとめて、18個のスキルで共有しています。1か所直せば、次からは全部に効きます。スキルの作り方は、別の動画でくわしく解説しています。
2. アップ直後は、画質が粗く見える
アップした直後に見ると、画質が粗く見えました。でも、しばらく待つと、きれいな画質に切り替わります。YouTube側の処理を待っていただけでした。
アップ直後の画質だけを見て、作り直す必要はありません。少し時間をおいてから確かめます。
3. 上限で、サムネが作られない日がある
Codexの使える量の上限に達して、サムネが作られない日がありました。サムネのない動画は上げない決まりなので、その間は動画も止まります。
上限は、来るものだと思っておきます。画像は、前の日のうちに頼んでおきます。
よくある質問
プログラムが書けなくても、この仕組みは作れますか?
作れます。私もプログラムは書けません。Claude Codeに「この作業を毎回同じ手順でやりたい」と伝えて、一緒に組んでいきました。いきなり全部を作る必要はありません。1つの作業から始めて、うまくいったら次の作業をつなげます。
最初はどの作業から任せればいいですか?
毎回同じ手順でやっている作業からです。発信の作業を全部書き出して、毎回同じ手順のものに印をつけてください。そこが、AIに任せる最初の場所です。逆に、誰に届けるかのように毎回判断が変わる所は、自分に残します。
全部自動にしないのはなぜですか?
出していいかを決めるのは、人の仕事だからです。読み間違いや画像の文字の間違いは、機械が見つけても、最後に確かめるのは自分です。公開ボタンを人が押すことで、見ていないものが出ていくことを防げます。
AIや自動化を仕事全体の中でどう使うかは、AI・自動化の完全ガイドにまとめています。
まとめ
- 発信が止まるのは、やることが多すぎるから。作業の流れを仕組みにする
- 題材は、検索で探されている言葉から決める
- 台本は「帯は最後に読む一文」の決まりで、聞く言葉と見る言葉をそろえる
- 検品は部品ではなく、完成した動画を書き起こして確かめる
- サムネと記事の下書きも同時に作り、毎日決まった時刻に非公開で上げる
- 人がやるのは、題材を決める・検品の結果を見る・公開ボタンを押すの3つ
まずは、発信の作業を全部書き出して、毎回同じ手順のものに印をつけてみてください。そこが、AIに任せる最初の場所です。



