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AIの回答を「コピペ」で使うと炎上します。あなたのビジネスを守る、生成AI利用の“絶対に守るべき注意点”

AIライティング
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AIの回答を「コピペ」で使うと炎上します。あなたのビジネスを守る、生成AI利用の絶対に守るべき注意点

これまで、「AIライターを使えば仕事が2倍速になる」「AIは優秀なアシスタントになる」という、AIの素晴らしい可能性についてお話ししてきました。

きっとあなたも「早くAIを使いこなしたい!」とワクワクしていることと思います。

しかし、今回はあえて「ブレーキ」をかけるお話をしなければなりません。

AIは非常に強力なツールですが、使い方を一つ間違えると、あなたのビジネスや信用を一瞬で破壊しかねない「危険な道具」にもなり得ます。

特に、AIが生成した文章を、何も考えずに「コピー&ペースト」してそのまま公開する…これだけは絶対にやめてください。

今回は少し退屈に聞こえるかもしれませんが、あなたがAIによって「炎上」したり、「詐欺」と言われたりしないために、絶対に守ってほしい「AI利用の注意点」について、私の考えをしっかりとお伝えします。

AIを使い始めたあなたが、今すぐ知るべき「落とし穴」

まず大前提として、AIを「神様」や「完璧な存在」だと思ってはいけません。

AIは「神様」ではなく、間違いも偏見も持っている

「AIが言うんだから、きっと正しいんだろう」

これは、非常に危険な思い込みです。

AIは、私たち人間が作成したインターネット上の膨大なテキストや画像を「学習」して、それっぽい回答を「予測」して生成しているにすぎません。

そのため、学習データそのものに「間違い」や「偏見(バイアス)」が含まれていれば、AIも平気で間違った情報を出力しますし、偏った回答をします。

事例:GoogleのAIも炎上した「偏見」の問題とは?

以前、こんな出来事がありました。

Googleの画像生成AI(Gemini)に「幸せそうな家族の画像を生成して」とお願いしたところ、なぜか白人家族の画像を出さず、黒人など有色人種の画像ばかりを生成するという問題が起こりました。

これは、AI開発側が「人種差別に配慮しよう」と考えた結果、逆に「白人を差別する」という、新たな偏見を生んでしまった典型的な例です。

Googleのような世界的な大企業でさえ、AIの偏見コントロールに苦労しているのです。

AIは完璧ではありません。AIが提示する情報を鵜呑みにせず、「それは本当に正しいのか?」と疑う姿勢(クリティカル・シンキング)を常に持つ必要があります。

あなたは「AIアシスタント」の上司です

AIは、あくまで「アシスタント」です。

そして、そのアシスタントを雇い、世の中に情報を発信するのは、社長である「あなた」です。

「AIが書いたので」は通用しない。責任は100%あなたにある

もし、AIに書かせたブログ記事に間違った情報が含まれていて、それによってお客様が損害を受けたら、誰が責任を取るのでしょうか?

当然、AIではありません。あなたです。

「いや、これはAIに書いてもらった文章をそのまま使っただけなので、私は悪くありません」

こんな言い訳が、世の中に通用するはずがありません。そんなことを言えば、経営者としての品格を疑われるだけです。

AIが生成した文章、画像、動画…それらを世の中に公開する前には、必ずあなた自身の目でチェックし、「公開する責任者」として最終判断を下す義務があります。

見る人が不快になるような表現はないか?

過激な内容や、暴力的な表現は含まれていないか?

それらを判断するのは、AIの上司である「あなた」の仕事です。

なぜ会社の「機密情報」をAIに入力してはいけないのか?

もう一つ、セキュリティに関する重要な注意点があります。

それは、会社の「機密情報」をAIに入力しないことです。

  • お客様からお預かりした個人情報
  • まだ公開していない、新商品の詳細な企画書
  • 社内のパスワードや、クライアントとの契約内容

これらの情報をAI(特に無料版)に入力すると、そのデータがAIの「学習用データ」として使われてしまう可能性があります。

あなたが入力した機密情報が、AIを通じて、赤の他人の回答結果に表示されてしまう…そんな恐ろしい事態も起こり得ないとは言えません。

「エンタープライズプラン」のような高額な企業向けプランを契約すれば、データが学習に使われない設定も可能です。しかし、私たちのような中小企業や個人事業主がそこまでコストをかける必要は、今のところないでしょう。

それよりも、「世の中に知られてはマズい情報」は、最初からAIに入力しない。

これを徹底してください。

AIに依存しすぎると、あなたの「考える力」が失われる

AIの便利さに慣れすぎると、もう一つ恐ろしい副作用が待っています。

それは、私たち人間の「思考停止」です。

AIは「副操縦士」、運転するのは「あなた」

AIは、飛行機の「副操縦士(コ・パイロット)」のようなものです。

彼(AI)は、複雑な計器の操作や計算をサポートしてくれますが、最終的に「どのルートで、どこに着陸するか」を決定するのは、機長である「あなた」です。

もし機長のあなたが操縦桿を放し、すべてをAI任せにして居眠りを始めたら、その飛行機(あなたのビジネス)はどうなるでしょうか?

AIは、あなたが指示した作業をこなすのは得意です。

しかし、AIは「あなたのビジネスの未来」や「お客様の本当の気持ち」までは考えてくれません。

AIの回答をただコピペするだけの作業に慣れてしまうと、

  • 「この文章で、本当にお客様の悩みは解決するだろうか?」
  • 「もっとお客様の心に響く、別の切り口はないだろうか?」
  • 「うちのビジネスの、本当の強みは何だろうか?」

といった、経営者として最も重要な「考える力」が、どんどん失われていきます。

AIは、あくまであなたの能力を「補完」するツール。AIに依存しすぎて、あなたが退化してしまっては本末転倒です。

【最重要】AIが作った「お客様の声」や「実績」をそのまま使っていませんか?

さて、ここからが今回、私が最も強く、声を大にしてお伝えしたい注意点です。

AIにセールスレターやブログ記事を書かせると、AIは「それっぽく」見せるために、勝手に架空の「お客様の声」や「実績」を書いてくることがあります。

(AIが勝手に書いた例)

「この商品を使ったら、たった1ヶ月で売上が10倍になりました!(Aさん 30代 経営者)」

「クライアントのBさんが、このノウハウで月収100万円を達成!」

これらは、100%「嘘」です。

もしあなたが、このAIが作った「嘘の実績」を、さも本当のことのようにあなたのサイトに掲載したとしたら…

断言します。それは「詐欺」と同じです

私は、楽してお金を稼ぎたい人や、お客様を騙してでも自分が儲かればいい、という人を対象にビジネスをしていません。

あなたも、自分の商品や知識で、世の中の問題解決をしたいと真剣に考えているはずです。

もしそうなら、AIが生成した「嘘のお客様の声」や「嘘の実績」をそのまま使うことだけは、絶対に、絶対にやめてください。

それは、景品表示法などの法律に抵触する可能性があるだけでなく、何よりも、あなたの大切なお客様を「騙す」行為です。

そんなことをして得た売上に、何の価値があるでしょうか?

もしそれがバレた時、あなたが築き上げてきた信用は一瞬で地に落ちます。

なぜAIは「嘘の実績」を平気で書いてしまうのか

AIには「倫理観」や「罪悪感」がありません。

AIはただ、インターネット上にある「よくあるセールスレターの型」を学習しただけです。

「セールスレターには、お客様の声や実績を入れるものだ」

と学習したAIは、あなたが「実績を入れろ」と指示しなくても、「良かれと思って」嘘の実績を捏造してくるのです。

もしAIが書いてきた文章に、あなたの記憶にない「お客様の声」や「実績」が含まれていたら、それはAIが作った「嘘」です。

1ミリの迷いもなく、即座に削除してください。

「実績ゼロ」でも商品を売ることはできる。大切なのは…

「でも、私にはまだ、お客様の声も実績もありません…」

そう不安になる方もいるかもしれません。

心配いりません。

お客様の声や実績がなければ、商品を売ってはいけない、なんていう法律はどこにもありません。

大切なのは、嘘で塗り固めることではなく、

「まだ実績はありませんが、私はこういう経験をしてきて、こういうノウハウを持っています。必ずあなたのお役に立てます」

と、誠実に伝えることです。

そして、最初のお客様を全力でサポートし、「本物のお客様の声」と「本物の実績」を作る努力をすることです。

AIは、その「努力」のプロセスを効率化するためには使えますが、「努力」そのものを飛ばして「嘘の成果」を手に入れるために使ってはいけません。

まとめ:AIは「道具」。人間との「協働」で成果を出す

今回の動画では、生成AIを使う上での注意点について、厳しめにお伝えしました。

  1. AIは完璧ではない:間違いや偏見を鵜呑みにせず、あなたの責任で公開する。
  2. 機密情報は入力しない:情報漏洩のリスクを理解する。
  3. AIに依存しない:最終的な判断を下す「人間の思考力」を大切にする。
  4. 【最重要】お客様の声や実績は絶対に捏造しない:AIが書いた嘘は使わず、本物の事例を使う。

AIは、あなたの仕事を効率化する「強力な道具」ですが、使い方を間違えれば、あなたの信用を失わせる「凶器」にもなります。

AIに全てを任せるのではなく、AIの得意分野(作業の高速化)と、人間の得意分野(倫理観、戦略、お客様への共感)を組み合わせる。

この「AIとの協働」こそが、これからの時代に成果を出すための鍵となります。

次のステップ:AIの「得意分野」と「苦手分野」を正しく知るために

「AIが嘘をつく理由は分かった」

「AIに任せていい作業と、人間がやるべき作業を、もっと具体的に知りたい」

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